Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

Goldfinger、2013

2013-02-26 00:15:00 | コラム
~米オスカー賞、総括~

ぬいぐるみのテッド登場は「あり得る」とは思っていたが、まさかミシェル・オバマまでプレゼンターとして登場するとは思わなかった。

この華やかさ、さすがハリウッドである。

だから日本側ゲスト、前田あっちゃんのコメントがシロートと変わらなくても許せる。(その代わり、三谷幸喜がオモシロコメント連発してくれたし)


以下、印象的だったエピソードを書き出してみる。

(1)司会セス・マクファーレンのアメリカン・ジョークは「冴えまくった」とまではいかないが、とくに時間的余裕のある前半に見応え、、、ではなく聞き応えがあった。

タランティーノは黒人に対し「N」(=Negro)のつくことばをよく使う・・・という発言は、まさに「すれすれ」だろう。

(2)いちばん笑ったのは、マーク・ウォールバーグと「ぬいぐるみ」テッドの会話。

「授賞式後の乱交パーティはどこで開かれる?」
「そんなもの、ないよ」
「俺はテクニックもあるし、つまみも用意するから教えてくれよ」
「ジャック・ニコルソンの家だよ」

これも「すれすれ」だ笑

(3)出演者が続々登場した『レ・ミゼラブル』のショウも、アデルの『スカイフォール』熱唱も素晴らしかったが、
最もこころを打つパフォーマンスは、シャーリー・バッシーによる『ゴールドフィンガー』か。

『007』トリビュート企画、誰がなにを歌うのか―『ユア・アイズ・オンリー』だと思っていたのだが、そうか、金のオスカー像から連想して『Goldfinger』だったのね!

(4)最も感動的なスピーチは、自分も映画小僧として受賞を願っていた作品賞の『アルゴ』、そのベン・アフレックによるスピーチ。

若造のころ、
親友のマット・デイモンと脚本賞を受賞したベンは、俳優としての親友の完璧過ぎるキャリアをどう思っていたことだろう。
翻って自分は大根と揶揄され、出演作がラジー賞(最低映画賞)に輝いたこともある。

倒れても、また立ち上がって・・・というニュアンスのスピーチは、教科書的に聞こえるが、いやいや、ベンだからこそリアリティがあって、胸に響いたよ。

おめでとう、ベン。


で、自分の予想は、、、というと。

的中率、ちょうど50%。

・・・・・映画小僧として、面目ないというか汗汗汗


<主演男優賞>
ダニエル・デイ=ルイス 『リンカーン』

<主演女優賞>
ジェニファー・ローレンス 『世界にひとつのプレイブック』

<助演男優賞>
クリストフ・ヴァルツ 『ジャンゴ 繋がれざる者』

<助演女優賞>
アン・ハサウェイ 『レ・ミゼラブル』

<監督賞>
アン・リー 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

<作品賞>
『アルゴ』


<オリジナル脚本賞>
『ジャンゴ 繋がれざる者』

<脚色賞>
『アルゴ』

<長編アニメ賞>
『メリダとおそろしの森』

<撮影賞>
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

<編集賞>
『アルゴ』

<美術賞>
『リンカーン』

<衣装デザイン賞>
『アンナ・カレーニナ』

<メイクアップ&ヘア賞>
『レ・ミゼラブル』

<音響編集賞>
『007 スカイフォール』
『ゼロ・ダーク・サーティ』

<音響調整賞>
『レ・ミゼラブル』

<視覚効果賞>
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

<音楽賞>
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

<歌曲賞>
“Skyfall” 『007 スカイフォール』

<長編ドキュメンタリー賞>
『シュガーマン 奇跡に愛された男』

<短編ドキュメンタリー賞>
『Inocente』

<短編アニメ賞>
『Paperman』

<短編実写賞>
『Curfew』

<外国語映画賞>
『愛、アムール』





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コメント (2)
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