Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん男優列伝(183)佐々木蔵之介

2013-02-17 05:44:35 | コラム

68年の2月4日生まれ、、、って、あれ、自分もいま知ったのだけれど、同じ誕生日じゃん! な、現在45歳。
京都出身。

公式プロフィール

実家「佐々木酒造」の公式サイト


2000年代はじめ―急に出てきた感のある佐々木蔵之介(ささき・くらのすけ)さん、しかも新人という割には歳を取り過ぎている・・・と思ったものですが、実家が上記リンクにあるとおり造り酒屋で、蔵之介さんも家業を継ぐつもりだったようですね、なるほど。

でも、いいとーちゃんじゃないですか。
最初は反対していたけれど、息子が本気だと理解した途端、「蔵」の入った芸名をつけてあげたのですから。

線が細過ぎる気もしますけれど、好きな俳優さんのひとりです。雰囲気ありますものね、これって大事だと思うのです、俳優にとって。
雰囲気とはなにか? と問われると、なかなかに返答が難しいのですけれど。


※いまのところの最高傑作を挙げるとするならば、これで決まりでしょう





<経歴>

神戸大学農学部に入学―したのも、家業を継ぐため。
実際に酒米の研究をしており、卒業後に広告代理店に入社したのも経験を積むため、、、だったそうです。

ほぼ同時期に劇団『惑星ピスタチオ』の看板俳優として全作品に出演、演技とまったく無縁というわけでもなかったのですね。

劇団を退団したのちに上京、テレビドラマの脇役などでキャリアを積み上げ、徐々に知名度を上げていきました。

映画俳優デビュー作は、99年の『ストップモーション』。

2002年のオムニバス『Jam Films』の『HIJIKI』(監督は堤幸彦)で主演を務めましたが、基本的には脇「以上」主演「以下」というか、準主役で光るタイプです。

『船を降りたら彼女の島』(2003)、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003)、『サマータイムマシン・ブルース』(2005)。

自分は、織田裕二と共演した『県庁の星』(2006)を観て「お、いいね、このひと」と思ったのですが、
同年のコメディ『間宮兄弟』(2006)が好評を博し、オファーが次々と舞い込むように。

周囲に「この俳優、きっと出てくるよ」という前に、実際に出てきてしまう―つまらないことかもしれませんが、そういうのって映画小僧としては悔しい思いを抱くのですよね。先に見つけたかった・・・って苦笑

どうやら自分、女子にはそういうアンテナが「びんびん」に働いても、男子では「そうでもない」ようです。

『アジアンタムブルー』(2006)、『愛の流刑地』(2007)、『憑神』(2007)、『椿三十郎』(2007)。
『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(2008)で駐在さんを好演し、前記リンクの佳作『アフタースクール』(2008)で映画通にも評価を受ける。

ほかに『20世紀少年』3部作(2008~2009)、
『誰も守ってくれない』(2009)、『守護天使』(2009)、『おにいちゃんのハナビ』(2010)、『大奥』(2010)、最新作は『岳―ガク―』(2011)と、なかなかのキャリア作りを展開しています。

テレビドラマの出演は多数ですが、やっぱりメインを張っている『ハンチョウ 安積班シリーズ』(TBS、2009~)が代表作でしょうね、シリーズ化が加速していってますから。

しかし本人は映画/ドラマ俳優ではなく「舞台の人間」と思っているところがあるようで、ほぼ毎年、なんらかの舞台に立つようにしているみたいです。
そういうこだわりも、なんかいいですよね。


次回のにっぽん男優列伝は、笹野高史さんから。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

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コメント (4)
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