おーるないとじょうえ「い」→「い」ど(井戸)
井の中の蛙大海を知らず―深い、深いねぇ。
なんか一瞬、自分のことを指しているようで、ちがうわい! これから広い世界を見るんだい!! などと反発したくもなるけれど、ちょっと二の句が継げないことばではある。
井戸はありがたい存在であるはずなのに、その全体像をこの目ではっきりと捉えることが出来ないからか、よいイメージで映画に登場することは「あまり」ない―ような気がする。
暗くて。
ジメッとしていて。
だから底のほうには、なにかが潜んでいるのではないかと。
カエルだったらいいけれど、死体が捨てられていたらどうしよう・・・なんて。
群馬(前橋育英、優勝おめでとー!)の片田舎で少年期を過ごしたが、周囲に井戸はなく、つまり生活と密接に結びついているものではなかった。
39年間生きてきて、実際に井戸を見たのは3~4回か。(ところでラブホテルの多くは、経済的理由から井戸水を使用している。ゆえに、ふつうの水道と飲み水用、ふたつの蛇口がついているところが多いんだよね)
深い、深~~い井戸―地上から底のほうを眺めていると、なんとなく吸い込まれていきそうになる。
なるほど、確かにこれは怖い。
生活に必要な水を蓄えているのに、なんかちょっと不憫だなぁ。
カエルが?
じゃないよ、井戸がね、井戸が。
池井戸潤(=半沢直樹)は大人気だが、単なる井戸はデートスポットになり得ないのだもの。
・・・と思っていたら、「明治神宮御苑」の「清正の井戸」がパワースポットになっていたりして、ちょっと驚いた。
まぁでもそれは、特例中の特例だろう。
さて、映画と井戸である。
やっぱり不憫な扱われかたをされている。
日本映画の井戸といえば、ほとんどのひとが『リング』シリーズ(98~)の貞子ちゃんを挙げるだろう。
しかし正直いって、最初のころは怖かったが、いまではネタのひとつとされている。
それはそれで映画のキャラクターとしては「おおいに、あり」だが、ジェイソンやフレディのような神格化? までの道のりは、そーとー長くて過酷だと思われる。
どれだけ作品が壊れても構わないけれど、貞子の怖さは不変であってほしい。
しかし見せかたに凝り過ぎるあまり、怖さではなく「おかしさ」が生じ、笑ってしまうのだよねぇ。
映画小僧が薦めたいのは、87年の中国作品『古井戸』。
映画監督チャン・イーモウが「撮影監督」を兼任しながら(!)主演した傑作であり、
井戸掘りの最中に生き埋めになった若者の「ある決意」を描く。
ミニシアターブームに沸いた90年代―日本でそこそこのヒットを記録したのが、豪州産の『女と女と井戸の中』(97)。
男の死体を井戸に放り込んだヒロインは・・・という具合で、やっぱり暗い物語。
仏産の傑作『愛と宿命の泉』(86…エマニュエル・ベアールが、イキモノと思えぬほど美しい!!)の井戸も不幸を呼び寄せるし・・・
しかし、暗くて悲惨なばかりじゃない―ということで、最後に日本産のショートムービー『酒の井伝説/孝行息子と不思議な井戸』を紹介。
十数分の作品なので、本編そのものを貼りつけておこう。
というわけで、本稿は短めに締めくくってみる。
こういう作品だってあるのだ、負けるな? 井戸くん!!
あすのしりとりは・・・
い「ど」→「ど」りー。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(50)』
井の中の蛙大海を知らず―深い、深いねぇ。
なんか一瞬、自分のことを指しているようで、ちがうわい! これから広い世界を見るんだい!! などと反発したくもなるけれど、ちょっと二の句が継げないことばではある。
井戸はありがたい存在であるはずなのに、その全体像をこの目ではっきりと捉えることが出来ないからか、よいイメージで映画に登場することは「あまり」ない―ような気がする。
暗くて。
ジメッとしていて。
だから底のほうには、なにかが潜んでいるのではないかと。
カエルだったらいいけれど、死体が捨てられていたらどうしよう・・・なんて。
群馬(前橋育英、優勝おめでとー!)の片田舎で少年期を過ごしたが、周囲に井戸はなく、つまり生活と密接に結びついているものではなかった。
39年間生きてきて、実際に井戸を見たのは3~4回か。(ところでラブホテルの多くは、経済的理由から井戸水を使用している。ゆえに、ふつうの水道と飲み水用、ふたつの蛇口がついているところが多いんだよね)
深い、深~~い井戸―地上から底のほうを眺めていると、なんとなく吸い込まれていきそうになる。
なるほど、確かにこれは怖い。
生活に必要な水を蓄えているのに、なんかちょっと不憫だなぁ。
カエルが?
じゃないよ、井戸がね、井戸が。
池井戸潤(=半沢直樹)は大人気だが、単なる井戸はデートスポットになり得ないのだもの。
・・・と思っていたら、「明治神宮御苑」の「清正の井戸」がパワースポットになっていたりして、ちょっと驚いた。
まぁでもそれは、特例中の特例だろう。
さて、映画と井戸である。
やっぱり不憫な扱われかたをされている。
日本映画の井戸といえば、ほとんどのひとが『リング』シリーズ(98~)の貞子ちゃんを挙げるだろう。
しかし正直いって、最初のころは怖かったが、いまではネタのひとつとされている。
それはそれで映画のキャラクターとしては「おおいに、あり」だが、ジェイソンやフレディのような神格化? までの道のりは、そーとー長くて過酷だと思われる。
どれだけ作品が壊れても構わないけれど、貞子の怖さは不変であってほしい。
しかし見せかたに凝り過ぎるあまり、怖さではなく「おかしさ」が生じ、笑ってしまうのだよねぇ。
映画小僧が薦めたいのは、87年の中国作品『古井戸』。
映画監督チャン・イーモウが「撮影監督」を兼任しながら(!)主演した傑作であり、
井戸掘りの最中に生き埋めになった若者の「ある決意」を描く。
ミニシアターブームに沸いた90年代―日本でそこそこのヒットを記録したのが、豪州産の『女と女と井戸の中』(97)。
男の死体を井戸に放り込んだヒロインは・・・という具合で、やっぱり暗い物語。
仏産の傑作『愛と宿命の泉』(86…エマニュエル・ベアールが、イキモノと思えぬほど美しい!!)の井戸も不幸を呼び寄せるし・・・
しかし、暗くて悲惨なばかりじゃない―ということで、最後に日本産のショートムービー『酒の井伝説/孝行息子と不思議な井戸』を紹介。
十数分の作品なので、本編そのものを貼りつけておこう。
というわけで、本稿は短めに締めくくってみる。
こういう作品だってあるのだ、負けるな? 井戸くん!!
あすのしりとりは・・・
い「ど」→「ど」りー。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(50)』