Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

くちびるから散弾銃

2013-08-22 03:00:00 | コラム
寝ていて、あっと飛び起きること。

ナイトメア(悪夢)を見たとき。
思いのほか? でっかいイビキをかいたとき。

そして、もうひとつ。

ヨダレを、大量に流したとき。

自分、これがすごい。
寝汗と解釈しようとしたが、ニオイで分かる。
これはヨダレだ、誰が嗅いだってチューネン産のヨダレのニオイなのである。

最初、ビョーキなんじゃないかと思った。

実際ビョーキなのだろうが、いろいろな寝かたを試してみても結局は意識の「外」の問題であるからして、目覚めたら枕が濡れている毎日なのである。

朝勃起(敢えてそういってみる)は格好がつくが、チューネンがヨダレをダラダラ流すのはみっともない。
なんとかしたいものだが、ハニーは「なんか可愛いから、べつにいい」なんていってくれる。

女神に見えたね。
いやいや、赤ちゃんやペットと解釈しているだけだろう。
まぁ、それでもいっこうに構わないのだが。

のだが。

そういう機会は少ないとはいえ、ヒトサマの家に泊まることだってあるわけで。
ホテルや旅館にしたって、濡らしていいということにはならんだろう。

いちおー持参したタオル2枚を巻くことにはしているが、翌朝、濡れたタオルをばれないようにバッグにしまうところなんか、自分でいうが、ちょっと涙ぐましい姿じゃないか。

基本、しまりがない。

顔はヘラヘラ。
大便は、1日平均4~6回。
花粉症の時期は涙と鼻水を垂れ流し、
毎日毎日、ザーメンを放出させていると。

キッタネーな、自分。


さて、きょうのタイトルは交通事故に遭って以降、リハビリの経過情報もほとんど入ってこない漫画家・岡崎京子の代表作のひとつだが、じつにしびれるタイトルだ。

くちびるからヨダレじゃ単にキッタネーだけだが、
散弾銃なんて意外性があって抜群である。

絵のタッチはあまり好みではないが、このひとの紡ぐ物語はエグくて辛辣で真理をつき、唸らせる。
映画化された『ヘルタースケルター』ばかりじゃないよ、本作とか『Pink』とか、なぜ若い女子の支持を集めていたのか、一読しただけで理解出来ると思う・・・と、作家論にすり替えることによって、恥ずかしいビョーキの印象を消そうとする自分。

消えない?

消えないわな笑

まぁいいや。

ともかく。
本音をいえば「映画を追いかけるだけで精一杯」だったりして、
舞台や漫画にまで、なかなか手を出せない。

出せないが、寝て枕を汚すくらいなら、寝るの我慢して沢山の表現物に触れたほうが自分のためなんじゃないかと。

だから、元々が慢性的な不眠症であるが、
この際、さらに寝る時間を減らして漫画にも時間を割いていこうと思う。

岡崎京子で止まっていて、「それ以降」を知らないのだよね。
彼女の名前を出すと、「すごい! そういうのも読んでるの!?」と、若い女子の反応がよかったりするのだもの、
モテるかもしれなし・・・って、結局はそれが動機だったりする。


※こちらは、くちびるではなく「くちばし」。
テレビシリーズ『濱マイク』より、『くちばしにチェリー』。

このシリーズで最も完成度が高かったのは、映画監督・青山真治が演出した回だったと思う。

ちなみにこの(動画の)回の監督は、なんとアレックス・コックスだ。

しかし。
是枝さんの『ゴーイング マイ ホーム』もそうだったが、
こういう野心的なドラマは、得てして低視聴率に終わるものだなんだよねぇ。




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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(49)』

コメント (3)
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