Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

風、になる

2013-08-11 00:15:00 | コラム
映画の10傑企画も、きょうで最後。

愛用しているものと共通点はあるものの、自分が一生使用しないであろうもの―バイク―について取り上げてみたい。

チャリとの共通点は、ただひとつ「二輪車である」ということだけ。
電動機付きのチャリは「より、バイクにちかいもの」ではあるけれど、自分とは無縁であろうし。

トシを取ったら分からないかな、このままずっと坂の多い「高ヶ坂」という町に住んだとして、しかもナンダカンダいって70歳になっても「クタバラナカッタ」としたら、電動機付きを使用するかもしれない。

バイクに憧れる男子が多いのは分かる。
そんなバイカーに魅かれる女子が多いのも分かる。
というか、最近は自らバイカーになる女子も増えて。

エンジン音も魅力だろうが、なによりも、あのフォルムだろう。
車体との密着度は自動車の比ではなく、一体感は、たまらないものがあるにちがいない。
「風になる」という表現が最も適切な乗り物は、バイクなのではないか。

知り合いのバイカーに、後ろに乗せてもらったことはある。
それまでに経験したことのなかった速度だったものだから「ひゃーひゃー」騒いだが、知り合いはそんな自分を見て爆笑していた。

あぁなるほど、こりゃ男と女だったら、すぐにどうにかなるだろうなと思った。


ドライバーに比べたら少ないかもしれないけれど、
チャリダーよりは「はるかに」多い、映画に登場する「バイカー」なキャラクターたち。

映画小僧でなくとも数人は浮かぶことだろう、
王道から変化球まで、自分が思う「魅力的なバイカー」を10人選出してみた。


(1)マイケル・ダグラス、『ブラック・レイン』(89)

いいトシこいて「チキンレース、もどき」までやるようなバイカー刑事。

キャラクターを表現するアイテム―だけでなく、クライマックスでそれが活きてくるという伏線にもなっていて見事。

(2)キャリー=アン・モス、『マトリックス リローデッド』(2003)




トリニティは、ある意味でネオよりモーフィアスより格好いい。

(3)スティーブ・マックィーン、『大脱走』(63)

最大のハイライトとして、映画史に輝くアクションシーン。

自動車にバイク―映画に出会わなかったとしたら、マックィーンはレーサーになっていたのだろうね。

(4)ブルース・ウィリス、『パルプ・フィクション』(94)

「このバイク、誰の?」
「Zのだ」
「Zって誰?」
「Zは死人さ」

「Z」から奪ったハーレーに乗り、恋人ファビアンと逃避行。

(5)ピーター・フォンダ&デニス・ホッパー、『イージーライダー』(69)

アンケートを取ったら、これが1位に輝く可能性大。

冒頭―チョッパーの車体を舐めるように撮るカメラワークが素晴らしい。

(6)ジャッキー・チェン、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(85)

デパートのなかで乗り回し、悪人をやっつける「小道具」として登場。

さすが成龍、彼にとっては脚立もバイクも同じように価値があるものなのだ。

(7)山本富士子、『火の女』(54)

おそらく、日本で初めてオートレースを扱った映画・・・と思われる。

しかも女ドライバーに焦点を当て、さらに主演は山本富士子なのだった!

(8)マーロン・ブランド、『乱暴者』(53)

「乱暴者」と書いて「あばれもの」と読ませる「暴走族」映画。

低予算であったが、想像以上に支持が高くスタジオ側も驚いたとか。

(9)和田アキ子、『女番長・野良猫ロック』(70)

実際に乗っているのはスタントだが、アキ子(呼び捨て)のガタイにはバイクが似合う。

(10)クロエ・グレース・モレッツ、『キックアス2』(2013…トップ画像)

これから公開だが、期待をこめて。

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コメント (1)
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