ぐっどば「い」→「い」んらん(淫乱)
某日―。
復帰したタレント、矢口真里についての原稿を書くために、彼女が出演したワイドショーやバラエティ番組を連続して観たり、彼女についてのネット記事やそれに対する一般コメントを読んだりした。
個人的には早く復帰しないかな、開き直ってくれれば面白いタレント性が花開くと思うんだけれどな、
え? AV出演の噂もあるの?
観たい観たい、ぜひぜひ! 買う買う!!
そもそもが、モー娘。のころから石川梨華の次に好きだったので、復帰後は少し劣化したなぁとは思うものの、復帰そのものは大歓迎だった。
が、一般コメントがひどいひどい、「淫乱女だ」という書き込みもあって、淫乱なんて文字、久し振りに見たよ、、、と。
「芸能人は夢を売る商売、それなのに…」云々というコメントには笑った。
これ、マジで書いてんの?
イマドキなにをいっちゃっているんだよ。
某日―。
女性のためのエロ映画、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を観る。
公開初日に都心のシネコンで観たのだが、ほぼ満員の盛況ぶり。
その6割が若い女子で、宣伝のしかたとしては大成功だったということだろう。
ヘンタイの男子としては、ひじょうに物足りない。
物足りないが、まぁ一般受けするエロとはこの程度のものだろう、だから若くて美しい女優のハダカを拝み、アブノーマルとされるスパンキング描写に触れて笑っていればいいのだと思う。
アブノーマルとされるセックスに目覚めていくヒロインもまた、ひとによっては淫乱と捉えられるのだろう。
…………………………………………
淫乱(いんらん)
情欲をほしいままにする・こと(さま)。
『大辞林 第三版』より
…………………………………………
似たことばに、「あばずれ」「色情」「ビッチ」、俗語としては「やりまん」や「させこ」などがある。
冒頭の矢口真里でいうと、某ラジオ番組で「やりまんと3文字かぶっている矢口真里が―」という投稿があって、これには笑った。
皮肉をいうなら、これくらい笑いのセンスがないと。ねぇ、ヤフーコメントの常連さんたちよ。
映画で淫乱といえば、タイトルがそのものずばりの『神田川淫乱戦争』(83)を想起する。
黒沢清がピンク時代に撮った快作である。
誤解を受け易い世界だが、娼婦や風俗嬢は淫乱に該当しない。
むしろ、それとは正反対の世界で生きる「スキモノ」こそ淫乱である。
ひとを罵倒する際に使われることば―なんとなくそんなイメージがあるが、要は助平である、、、ただそれだけのことで、
社会的に許される範囲内のヘンタイを自称する自分なんかは、ガッチガチの真面目女子よりも、淫乱の要素が入っている女子のほうが魅力的だと思っている。
だからこその、矢口真里推しなのであるが。
以下、自分が選出した「映画のなかにおける淫乱キャラ」3傑である。
(1)『ランブリング・ローズ』(91)
ローラ・ダーンが好演。
淫乱を一種の病気と解釈する視点が新しかった。
それでいて、おおらかな展開。
米国のインディーズ精神、ここにあり! のような映画。
(2)『シー・オブ・ラブ』(89)
歩く性感帯、エレン・バーキンの色気にアル・パチーノもKO寸前。
(3)『氷の微笑』(92)
マイケル・ダグラスをセックス中毒にさせてしまったという点で、この映画と、シャロン・ストーンには「ある程度の」罪はあるのではないか、、、な。
次回のしりとりは・・・
いん「らん」→「らん」ぼるぎーに。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『なぐるひと』
某日―。
復帰したタレント、矢口真里についての原稿を書くために、彼女が出演したワイドショーやバラエティ番組を連続して観たり、彼女についてのネット記事やそれに対する一般コメントを読んだりした。
個人的には早く復帰しないかな、開き直ってくれれば面白いタレント性が花開くと思うんだけれどな、
え? AV出演の噂もあるの?
観たい観たい、ぜひぜひ! 買う買う!!
そもそもが、モー娘。のころから石川梨華の次に好きだったので、復帰後は少し劣化したなぁとは思うものの、復帰そのものは大歓迎だった。
が、一般コメントがひどいひどい、「淫乱女だ」という書き込みもあって、淫乱なんて文字、久し振りに見たよ、、、と。
「芸能人は夢を売る商売、それなのに…」云々というコメントには笑った。
これ、マジで書いてんの?
イマドキなにをいっちゃっているんだよ。
某日―。
女性のためのエロ映画、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』を観る。
公開初日に都心のシネコンで観たのだが、ほぼ満員の盛況ぶり。
その6割が若い女子で、宣伝のしかたとしては大成功だったということだろう。
ヘンタイの男子としては、ひじょうに物足りない。
物足りないが、まぁ一般受けするエロとはこの程度のものだろう、だから若くて美しい女優のハダカを拝み、アブノーマルとされるスパンキング描写に触れて笑っていればいいのだと思う。
アブノーマルとされるセックスに目覚めていくヒロインもまた、ひとによっては淫乱と捉えられるのだろう。
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淫乱(いんらん)
情欲をほしいままにする・こと(さま)。
『大辞林 第三版』より
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似たことばに、「あばずれ」「色情」「ビッチ」、俗語としては「やりまん」や「させこ」などがある。
冒頭の矢口真里でいうと、某ラジオ番組で「やりまんと3文字かぶっている矢口真里が―」という投稿があって、これには笑った。
皮肉をいうなら、これくらい笑いのセンスがないと。ねぇ、ヤフーコメントの常連さんたちよ。
映画で淫乱といえば、タイトルがそのものずばりの『神田川淫乱戦争』(83)を想起する。
黒沢清がピンク時代に撮った快作である。
誤解を受け易い世界だが、娼婦や風俗嬢は淫乱に該当しない。
むしろ、それとは正反対の世界で生きる「スキモノ」こそ淫乱である。
ひとを罵倒する際に使われることば―なんとなくそんなイメージがあるが、要は助平である、、、ただそれだけのことで、
社会的に許される範囲内のヘンタイを自称する自分なんかは、ガッチガチの真面目女子よりも、淫乱の要素が入っている女子のほうが魅力的だと思っている。
だからこその、矢口真里推しなのであるが。
以下、自分が選出した「映画のなかにおける淫乱キャラ」3傑である。
(1)『ランブリング・ローズ』(91)
ローラ・ダーンが好演。
淫乱を一種の病気と解釈する視点が新しかった。
それでいて、おおらかな展開。
米国のインディーズ精神、ここにあり! のような映画。
(2)『シー・オブ・ラブ』(89)
歩く性感帯、エレン・バーキンの色気にアル・パチーノもKO寸前。
(3)『氷の微笑』(92)
マイケル・ダグラスをセックス中毒にさせてしまったという点で、この映画と、シャロン・ストーンには「ある程度の」罪はあるのではないか、、、な。
次回のしりとりは・・・
いん「らん」→「らん」ぼるぎーに。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『なぐるひと』