Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

勝手にオスカー授賞式 その壱

2015-02-22 05:47:23 | コラム
日本時間の月曜昼が米オスカー授賞式なので、きょう・あす・あさってと特別編成で展開していきたい。

きょう・あすは、「自分がアカデミー協会員だとしたら、古今東西の映画でなにに投票するのか」という、夢があり過ぎる企画を。
題して、「勝手にオスカー授賞式」。

ふだん作品の完成度やテーマ性、俳優などの視点から10傑を展開しているが、技術部門に目を向けてみようってことで。

きょうは【撮影賞】【視覚効果賞】【オリジナル作曲賞】、あすは【編集賞】【脚本賞】【脚色賞】【衣装デザイン賞】をやってみる。

ではいくぜ!!


※「勝手に」受賞作には、☆印がついている

【撮影賞】…優れたカメラマンによる映像というものは、ほんの10秒であったとしても、そのひとの個性が刻印されているものである。

ノミネート5作品(制作順)

『用心棒』(61)

殺陣のシーンにおけるマルチアングル。

『キャリー』(76)

プロムナイトの惨劇シーン、そのすべて。

『マッドマックス』(79)

カーアクションの臨場感を出すため、車のボンネットにカメラを固定して撮影している。

『グッドフェローズ』(90)☆☆☆☆☆

あらゆる映画技法が詰め込まれた映画だが、とくに流麗なカメラワークが素晴らしい。




『シンドラーのリスト』(93)

ヤヌス・カミンスキーと組んで以降のスピルバーグ作品は、物語の面白さ以上に、映像の美しさが際立つようになった。


【視覚効果賞】…嘘の話を真実っぽく描くためには、なくてはならない技術である。

ノミネート3作品(制作順)

『ターミネーター2』(91)

テクノロジーが大きく前進するとき、そこにはいつも、ジェームズ・キャメロンの姿がある。

『ジュラシック・パーク』(93)☆☆☆☆☆

どこかにホンモノの恐竜が居るんだ―そのくらいの衝撃があった。




『ゼロ・グラビティ』(2013)

これ観たら、べつに、ホンモノの宇宙に行かなくてもいいかも・・・そんな風に思ってしまった。


【オリジナル作曲賞】…目立ち過ぎず、それでいて印象に深く。

ノミネート5作品(制作順)

『第三の男』(49)☆☆☆☆☆

チターの音色が心地良い。

『冒険者たち』(67)

口笛を吹けなかったが、頑張って練習した。

『タクシードライバー』(76)

バーナード・ハーマンの遺作。

『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)

自分が葬式をあげるときは、この曲を流してほしいな、、、と。

『魔女の宅急便』(89)

久石譲の最高傑作だと思う。

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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『勝手にオスカー授賞式 その弐』

コメント (2)
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