Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

creature

2016-08-03 00:10:00 | コラム
公開されたばかりの『シン・ゴジラ』が当たっている。

興行面だけでなく、批評面も概ね好評。

アンノ監督の信者というほどでもないけれど、この映画監督が命をすり減らして映画と対峙しているところに共鳴しつつ、畏怖の念をも抱いており、この成功で『エヴァンゲリオン』の新作が動き出しそうなので、こころの底から「よかった!」と思っている。

今回のゴジラは、着ぐるみではない。
全編CGである。

このクリーチャーデザインを「端っこのほう」で支えたのが友人のAで、彼から困難を極めた制作現場の話を聞いた。




ここで話せるような内容ではないのだが、今回、初めてAの自宅で酒を酌み交わし、彼の病的なクリーチャー愛に触れて、ちょっと感動している自分が居た。

部屋は、等身大? のクリーチャーフィギアに支配されていた。

ベッドはもちろん、机の上にも、玄関にも、そうして、浴室までも。

creatureという単語にはいろんな意味があるが、映画では主に「架空の動物」を指す。

そこできょうは、映画のなかに登場する「creature10傑」を展開してみたい。


※広~~い意味でのcreatureとする


(1)エイリアン…『エイリアン』シリーズ(79~)

トップ画像。

おぞましさと、美しさと。

デザインを担当したギーガーは、自分のなかのヒーローのひとりです。

(2)タコの化け物…『ポゼッション』(81)

映画史上、最もインパクトのあるセックスシーンかと。



(3)毒々モンスター…『悪魔の毒々モンスター』(84)

悪い冗談のような映画だが、その制作姿勢は、じつはびっくりするほど真摯だったりする。

(4)ファルコン…『ネバーエンディング・ストーリー』(84)

「もふもふ」系のドラゴン。

強引に括れば、猫バスの感覚にちかいか。

(5)クリッター…『クリッター』(86)

凶暴なハリネズミ、、、といったらいいのか。

映画としては弱いのだろうが、なんとなく印象に残っている。

子役時代のレオが出演していることで有名。(パート3)



(6)ゴジラ…『ゴジラ』(54~)

日本が誇る化け物の王様。

今回、日本発で復活出来て、たいへんうれしい。

(7)オードリー…『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(60、86)

喋る植物―ビジュアル的にもインパクトがあって、下手に動く化け物より恐ろしかった。



(8)それ(The Thing)…『遊星からの物体X』(82)

エグさでいったら、エイリアンと双璧。

ワンちゃんが、可哀想だった・・・。

(9)プレデター…『プレデター』(87~)

醜い見た目に反し、知能指数が高いところが厄介だった。

(10)デッドリー・スポーン…『デッドリー・スポーン』(83)

映画としては、下の下の下。

しかし無数の牙を持つあの化け物は、夢に出てくるレベルの狂気が宿っている。



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明日のコラムは・・・

『大理石のうんち』
コメント (2)
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