90年3月26日生まれ・26歳。
東京出身。
公式サイト
現時点における、個人的な「本年最高の日本映画」は、『ディストラクション・ベイビーズ』です。
(ちなみに次点は、『シン・ゴジラ』)
舞台を現代日本に置き換えた『時計じかけのオレンジ』(71)といったらいいのか、「意味を与えることなく」若者の暴力衝動を描き切った怪作。
本作を監督した真利子哲也は、先日のロカルノ映画祭で最優秀新進監督賞を受賞、これをきっかけに興味を抱く若い映画ファンも多いと思われます。
この映画の主演を務めたのが、本日の主役・柳楽優弥(やぎら・ゆうや)くん。
海外の映画祭に縁が深いひとです。
なんといっても、デビュー作でカンヌの主演賞を受賞してしまうのですから。
けれどもこのスタートが、本人にとっては重荷になってしまいます。
「子役あるある」かもしれませんが、その後は低迷し、私生活も荒れた(と、されています)。
曰く「(是枝)監督に、やれといわれたことを、ただやっただけ」
ただ是枝さんが褒めたという「眼力」は、映画小僧たちも注目しました。
あの「目」がなければ、『誰も知らない』(2004)は、「ある高み」に到達していなかったような気がするのです。
<経歴>
夫人は、モデルの豊田エリー。
か、かわいい・・・。
2004年―オーディションで是枝監督に「発掘」され、『誰も知らない』で鮮烈な映画俳優デビューを飾る。
88年に起こった巣鴨子供置き去り事件を材に取った、ひじょうにつらい、、、けれども感動的な物語です。
本作に対しては「実際はもっと悲惨だった」などという批判も起こりましたが、ドキュメンタリーじゃないわけですからね、監督が紡ぎたい物語を紡げばいいわけですよ。
柳楽くんは、まだ中学生。
いきなりカンヌのレッドカーペットの上を歩いてしまったら、混乱もしますよね。
『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』(2005)、『シュガー&スパイス 風味絶佳』(2006)、『包帯クラブ』(2007)、『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』(2009)・・・と、出演作はつづくものの、興行・批評の両面で不振がつづく。
と同時に体調を崩し、拘束時間の長い仕事―つまり映画―を減らし始める。
2008年―病院に緊急搬送されたことから自殺未遂の報道が流れるも、後日、本人が否定。
2009年は実質的に休業状態となり、体重が80kgを超え「激太り」してしまう。
翌年、ダイエットをして元の体型に戻す。
このころから徐々に映画の仕事に復帰し始めます。
再生出来たのは、エリーさんの存在が大きかったみたいですね。
そりゃあね、あんな美人さんが家に居たら頑張っちゃうでしょうよ。
『すべては海になる』(2010)、『爆心 長崎の空』(2013)、『許されざる者』(2013)、『ゆるせない、逢いたい』(2013)、『クローズEXPLODE』(2014)、『闇金ウシジマくん Part2』(2014)、『最後の命』(2014)、『合葬』(2015)。
『ピンクとグレー』(2016)、『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』(2016)、『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)、そして最新作は蛭子能収が主演する『任侠野郎』(2016)。
公開控えの作品は、来年に発表が予定されている『銀魂』(2017)。
うん、キャリア的にはしばらく安心・・・いや訂正、もうずっと、大丈夫っぽい雰囲気が漂っていますよね。
絶好調でしょう。
次回のにっぽん男優列伝は、役所広司さんから。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『監督って、何者かね』
東京出身。
公式サイト
現時点における、個人的な「本年最高の日本映画」は、『ディストラクション・ベイビーズ』です。
(ちなみに次点は、『シン・ゴジラ』)
舞台を現代日本に置き換えた『時計じかけのオレンジ』(71)といったらいいのか、「意味を与えることなく」若者の暴力衝動を描き切った怪作。
本作を監督した真利子哲也は、先日のロカルノ映画祭で最優秀新進監督賞を受賞、これをきっかけに興味を抱く若い映画ファンも多いと思われます。
この映画の主演を務めたのが、本日の主役・柳楽優弥(やぎら・ゆうや)くん。
海外の映画祭に縁が深いひとです。
なんといっても、デビュー作でカンヌの主演賞を受賞してしまうのですから。
けれどもこのスタートが、本人にとっては重荷になってしまいます。
「子役あるある」かもしれませんが、その後は低迷し、私生活も荒れた(と、されています)。
曰く「(是枝)監督に、やれといわれたことを、ただやっただけ」
ただ是枝さんが褒めたという「眼力」は、映画小僧たちも注目しました。
あの「目」がなければ、『誰も知らない』(2004)は、「ある高み」に到達していなかったような気がするのです。
<経歴>
夫人は、モデルの豊田エリー。
か、かわいい・・・。
2004年―オーディションで是枝監督に「発掘」され、『誰も知らない』で鮮烈な映画俳優デビューを飾る。
88年に起こった巣鴨子供置き去り事件を材に取った、ひじょうにつらい、、、けれども感動的な物語です。
本作に対しては「実際はもっと悲惨だった」などという批判も起こりましたが、ドキュメンタリーじゃないわけですからね、監督が紡ぎたい物語を紡げばいいわけですよ。
柳楽くんは、まだ中学生。
いきなりカンヌのレッドカーペットの上を歩いてしまったら、混乱もしますよね。
『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』(2005)、『シュガー&スパイス 風味絶佳』(2006)、『包帯クラブ』(2007)、『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』(2009)・・・と、出演作はつづくものの、興行・批評の両面で不振がつづく。
と同時に体調を崩し、拘束時間の長い仕事―つまり映画―を減らし始める。
2008年―病院に緊急搬送されたことから自殺未遂の報道が流れるも、後日、本人が否定。
2009年は実質的に休業状態となり、体重が80kgを超え「激太り」してしまう。
翌年、ダイエットをして元の体型に戻す。
このころから徐々に映画の仕事に復帰し始めます。
再生出来たのは、エリーさんの存在が大きかったみたいですね。
そりゃあね、あんな美人さんが家に居たら頑張っちゃうでしょうよ。
『すべては海になる』(2010)、『爆心 長崎の空』(2013)、『許されざる者』(2013)、『ゆるせない、逢いたい』(2013)、『クローズEXPLODE』(2014)、『闇金ウシジマくん Part2』(2014)、『最後の命』(2014)、『合葬』(2015)。
『ピンクとグレー』(2016)、『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』(2016)、『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)、そして最新作は蛭子能収が主演する『任侠野郎』(2016)。
公開控えの作品は、来年に発表が予定されている『銀魂』(2017)。
うん、キャリア的にはしばらく安心・・・いや訂正、もうずっと、大丈夫っぽい雰囲気が漂っていますよね。
絶好調でしょう。
次回のにっぽん男優列伝は、役所広司さんから。
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明日のコラムは・・・
『監督って、何者かね』