Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ゴジ圧勝

2016-08-27 00:10:00 | コラム
まだ暑いが、スズムシも鳴き始めたので、自分にとっての夏は終了・・・というわけで、夏の映画の総括をしておきたい。

総体的に見て、去年より不調なのはまちがいない。

なぜなら、批評的にも興行的にも、

(1)『シン・ゴジラ』

の、圧勝だったから。

ある程度のヒットは予想していたが、まさかこれほど入るとは。

すでに4度観た自分が「文句なく面白い」ということを強調したうえでいうが、対抗馬が「ないに等しかった」というのも勝因のひとつだろう。


「映画でも観るか!」と思ったときに、観たいものがないことほど不幸・不運なことはない。

今夏、『シン・ゴジラ』はその役目を一身に背負っていたともいえると思う。


(2)『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』

闘う脚本家の物語。

これを観たあとに『ローマの休日』(53)を観返すと、なんともいえない感慨に襲われる。

(3)『イレブン・ミニッツ』

映画小僧にはたまらない佳作。

時間軸をいじくった群像劇だが、想像のはるか「斜め上」をいくエンディングに、誰もが絶句することだろう。





(4)『ペット』

いわば動物の世界の、『トイ・ストーリー』(95)。

『シン・ゴジラ』はアクが強過ぎるので、小さい子どもが居る家族には、こちらを薦める。

(5)『健さん』



高倉健の生涯、俳優哲学を多角的に検証するドキュメンタリー。

じつはそれほど「健さんLOVE」ではないのだが、スコセッシも顔を出しているので観にいった笑




5傑は上のとおりだが、それほど感心しなかったのは、新生の『ゴーストバスターズ』か。

リケジョが活躍するアクション―と捉えれば「それなりに」楽しめるのだけれども・・・

あぁそういや自分、そもそものオリジナルにピンときていなかったのだった。

ゴーストのキャラクターはユニークかもしれないが、どうしても、あれをゴーストと思うことが出来ないんだよね~。

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明日のコラムは・・・

『鮮、烈。』
コメント (1)
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