Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

mystery

2017-10-02 07:12:33 | コラム
先々週だったか、それより前だったか、『サンデーモーニング』(TBS)のスポーツコーナーに、落合博満がゲスト出演していた。



横に張本勲が居たから、いつもの調子? ではなかったけれど、ほんとうは大リーグに挑戦してみたかった、、、など話す内容は意外性があって面白かった。

コーナーの最初に、本人の現役時代の映像が流れる。

久し振りに映像を観たが、未だ謎が多い。

多くのひとが口をそろえていう、なんであんなフォームでホームランを打てたのか―って。



ほんとう、分からない。
分からな過ぎて、ほとんどmysteryなのであった。


※音声はありません





それが才能、、、といってしまえば、それで終わりなのだけれども。


先日―その話を、野球好きの先輩ライターさんに振ってみた。

「すごいですよね、謎ですよね、あんな打ちかたで記録をばんばん更新して。あのひとに比べたら、イチローのほうが、なんで打てるのか分かりますもん」
「そりゃそうだね、落合って、バッターボックスに立っても、観ているほうに気迫は伝わってこないもん」
「で、打っちゃうという」
「(笑)」
「ついでにいうと、すげぇ!! とは思うけど、憧れはないっていう」
「それをいうなよ(笑)」


※それにしても・・・似ている。ニッチローさんより似ている笑。





特殊な才能に関して、もうひとつmysteryが。


昔の映画監督は、現在の映画監督に比べて多作・・・というのは実際にそうで、それは、現代であれば問題視される劣悪な労働環境も影響していたのかもしれない。

が、それにしたって、オオシマ(トップ画像)の多作ぶりは異常と映る。


年1本、必ず一定の水準のものを創るウディ・アレンをすげぇ! という世界である、

もちろん一時期の深作欣二や三池崇史もオオシマに近いところはあるが・・・
オオシマの場合は、脚本執筆の段階から制作に深く関わっているため、前作と新作のあいだが「より」短いはずなのだ。


59年
『明日の太陽』『愛と希望の街』

60年
『青春残酷物語』『太陽の墓場』『日本の夜と霧』



65年
『悦楽』『ユンボギの日記』

67年
『忍者武芸帳』『日本春歌考』『無理心中日本の夏』

68年
『絞死刑』『帰って来たヨッパライ』

69年
『新宿泥棒日記』『少年』


なんだろう、この、生き急いでいる感じ。

というより、この処理能力の高さは。


格が、モノがちがうんだよ! ということだろうか。

怒ることが多過ぎて、映画制作の手を止めるわけにはいかなかったのかもしれない。


※おれのゲバラたち―とか、いちいち格好いい・・・というか、予告編も自分で創っている!!





以上、秋の夜長にぴったりな、考えても考えても謎は増すばかりのmysteryである―。

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明日のコラムは・・・

『5分かけて南瓜』
コメント (1)
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