Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(226)

2017-10-23 02:31:45 | コラム
く「び」→「び」ーる。

ビール党である。
割と、筋金入りの。

前にも書いたと思うが、目隠しをした状態で大抵の銘柄は当てられる・・・くらいには、ビールに精通していると思っている。

そして。
ほかの酒だと「底あり。」だが、ビールだったら本気出せば、あと時間をかければ「底、見えづらい」感じになる。

はっきり「底なし。」といわないところが、謙虚でしょう?

海外でもビールを試したが、日本のがいちばん美味いと思う。

米国は論外、ただビールで有名な英国にしたって常温というのが(日本人にとっては)慣れず、やっぱりキンキンに冷えたのがいいなと。

ワインもハイボールも焼酎も嫌いじゃないが、ピザだろうがパスタだろうが刺身だろうが鍋だろうが、いちばんあう酒はビールでしょうよ! と声を大にしていいたい。


映画に登場するビールについて。

ビールの味と同様、米映画のビールの扱いについて不満を持っている。

実際にそうなのだろうが、ワインやウィスキーと比べて「やや」軽んじられている気がするのだ。

アルコール度数が低いからか、コーヒーを飲む感じで描写されることが多いんだよね。

来客があり「ビール呑むか?」なんつって、プルタブ開けて乾杯。

ビール党としては、もっと味わってほしいのだよ、最高のシチュエーションを作ったうえで、ゴクゴクゴク! って。

そういう意味でベストは、やっぱり『ショーシャンクの空に』(94)だろう。

囚人仲間たちにビールを与えてほしいと頼むアンディ、けれども自分は呑まないというところも素晴らしい。





ほかにも『ファイトクラブ』(99)、



『ワイルド・スピード』シリーズ(2001~)のヴィン・ディーゼルがよく呑むコロナとかも印象には残るけれど、作品のアクセントとしては弱いほうだろう。

やっぱり、ビールは軽んじられているのだと思う。

そこでビール党に薦めたいのは、『幸福の黄色いハンカチ』(77)。

物語としては、あんまり好きじゃないけれども。
ただ、健さんが出所後に呑むビールはほんとうに美味しそうで、そうそう、こういうことなんだよ! とうれしくなった。




話は、映画から離れて・・・。

今年の夏のビール出荷量が、最低を記録したそうだ。

飲兵衛が減少しているわけじゃない、呑み会とかを開くと実感させられるが「とりあえずビール!」という注文の仕方が通用しなくなったのである。

「いや、ボクはハイボールで」
「俺はウーロンハイ」
「わたしはモヒートで」

・・・みたいな。

それぞれが好きなものを呑めばいいのだから、それについてアアダコウダいうつもりはないが、寂しいといえば寂しい。

鼻の下に泡つけちゃってね、それを舌で舐める感覚・・・そういうのも含めてビールを愛しているものからすると、1杯くらいは付き合ってよー、そのあと自分もハイボールとかワインとかいくからさ~、、、なんて甘えたく? なるのであった。


次回のしりとりは・・・
びー「る」→「る」んぺん。

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明日のコラムは・・・

『マイクだけは自信あり。』
コメント (2)
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