60年10月5日生まれ・58歳。
福岡出身。
公式サイト
宝塚組のなかでは最も脱ぎっぷりがよく、映画少年たちをドキドキさせてくれた黒木瞳(くろき・ひとみ)さん、
ごちそうさまです! と敬意を表して? おきましょう。
自分なんかはその裸身のインパクトを前にして、演技力があるのかないのかよく分からなくなってしまうのですが笑、
ないわけはないですよね、
そして、「あの声」もけっこうポイントだなと思います。
映画ではありませんが、ちょうどテレ朝版が放送されている『白い巨塔』のフジテレビ版(2003)、財前教授(唐沢寿明)の愛人役を演じていましたが、あの「少しだけ甘い感じ」で「五郎ちゃん」と呼びかける演技を見るたび、イヤミがなくて絶妙だなぁと感心してしまいます。
<経歴>
79年、宝塚音楽学校に入学し81年に歌劇団入団。
月組に配属しおおいに活躍したそうですが、宝塚に明るくない自分がこの時代について語るのもおかしい気がします・・・というわけで、詳しくはウィキペディアなどを参照してください。
映画俳優デビュー作は、宝塚在団中の82年制作で日豪合作『南十字星』。
様々な事情があってソフト化されておらず、自分も未見です。
気になる作品なのですよね、だって豪州側の撮影を担当しているのがジョン・マクレーンという名のカメラマンなのですよ。『ダイ・ハード』(88)の主人公と同姓同名・笑!
85年9月、退団し芸能界へ。
映画における主演デビューは、翌年の『化身』。
渡辺淳一による原作小説はあんまり感心しませんでしたが、瞳さんだけでなく、阿木燿子の濡れ場まで拝める一粒で二度美味しい映画です。
福寿楼のセットが壮観な『花園の迷宮』(88)、『死線を越えて 賀川豊彦物語』(88)、『姐御』(88)、『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』(88)、
『動天』(91)、『渋滞』(91)、『略奪愛』(91)、『四十七人の刺客』(94)、『藏』(95)。
97年、ベストセラーを記録した渡辺淳一の『失楽園』映画版で不倫に溺れるおんなを好演する。
好演していましたが、さらにいえば天才モリタの演出も悪くなかったですけれど、淀川せんせー同様、自分も物語自体に乗れず、とりあえず瞳さんの裸身だけを堪能しました。
「くっついたまま死ぬのはけっこうだが、後始末は誰がやるというのか」という淀川せんせーの「ファンタジーをぶち壊す」正面からの批判はしびれましたねぇ笑
『学校の怪談3』(97)、
『SADA~戯作・阿部定の生涯』(98)ではタイトルロールを演じる。
『金融腐蝕列島』(99)、『月』(2000)、『破線のマリス』(2000)、『すずらん ~少女萌の物語~』(2002)、
あるいは映画キャリアの代表作といえるかもしれない佳作『仄暗い水の底から』(2002)、
『T.R.Y.』(2003)、『阿修羅のごとく』(2003)、『Tokyo Tower』(2005)、『怪談』(2007)、『魍魎の匣』(2007)、
『20世紀少年』3部作「第1章 終わりの始まり」(2008)「第2章 最後の希望」「最終章 ぼくらの旗」(2009)、
『CMタイム』(2011)、『ウタヒメ~彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター~』(2012)、『箱入り息子の恋』(2013)。
2016年、木村佳乃と吉田羊を起用し『嫌な女』で映画監督デビューを果たす。
処女作ですし、よいところを「頑張って」見つけて伸ばすほうが大事だとは思うのですけれど、よいところがひとつも見つからない大駄作でした。
当初は自らメガホンを持つつもりはなかったようですから、念願の企画とはいえもっと慎重に制作していくべき、、、だったのかもしれません。
しれませんというか、絶対にそうでしたね。
近作に『嘘を愛する女』(2018)と『終わった人』(2018)。
映画監督としては躓きましたが、面白い映画キャリアだと思います。
根性がありそうなので、もういちど(監督に)チャレンジするのではないかな・・・と予想しています。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(118)黒木メイサ』
福岡出身。
公式サイト
宝塚組のなかでは最も脱ぎっぷりがよく、映画少年たちをドキドキさせてくれた黒木瞳(くろき・ひとみ)さん、
ごちそうさまです! と敬意を表して? おきましょう。
自分なんかはその裸身のインパクトを前にして、演技力があるのかないのかよく分からなくなってしまうのですが笑、
ないわけはないですよね、
そして、「あの声」もけっこうポイントだなと思います。
映画ではありませんが、ちょうどテレ朝版が放送されている『白い巨塔』のフジテレビ版(2003)、財前教授(唐沢寿明)の愛人役を演じていましたが、あの「少しだけ甘い感じ」で「五郎ちゃん」と呼びかける演技を見るたび、イヤミがなくて絶妙だなぁと感心してしまいます。
<経歴>
79年、宝塚音楽学校に入学し81年に歌劇団入団。
月組に配属しおおいに活躍したそうですが、宝塚に明るくない自分がこの時代について語るのもおかしい気がします・・・というわけで、詳しくはウィキペディアなどを参照してください。
映画俳優デビュー作は、宝塚在団中の82年制作で日豪合作『南十字星』。
様々な事情があってソフト化されておらず、自分も未見です。
気になる作品なのですよね、だって豪州側の撮影を担当しているのがジョン・マクレーンという名のカメラマンなのですよ。『ダイ・ハード』(88)の主人公と同姓同名・笑!
85年9月、退団し芸能界へ。
映画における主演デビューは、翌年の『化身』。
渡辺淳一による原作小説はあんまり感心しませんでしたが、瞳さんだけでなく、阿木燿子の濡れ場まで拝める一粒で二度美味しい映画です。
福寿楼のセットが壮観な『花園の迷宮』(88)、『死線を越えて 賀川豊彦物語』(88)、『姐御』(88)、『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』(88)、
『動天』(91)、『渋滞』(91)、『略奪愛』(91)、『四十七人の刺客』(94)、『藏』(95)。
97年、ベストセラーを記録した渡辺淳一の『失楽園』映画版で不倫に溺れるおんなを好演する。
好演していましたが、さらにいえば天才モリタの演出も悪くなかったですけれど、淀川せんせー同様、自分も物語自体に乗れず、とりあえず瞳さんの裸身だけを堪能しました。
「くっついたまま死ぬのはけっこうだが、後始末は誰がやるというのか」という淀川せんせーの「ファンタジーをぶち壊す」正面からの批判はしびれましたねぇ笑
『学校の怪談3』(97)、
『SADA~戯作・阿部定の生涯』(98)ではタイトルロールを演じる。
『金融腐蝕列島』(99)、『月』(2000)、『破線のマリス』(2000)、『すずらん ~少女萌の物語~』(2002)、
あるいは映画キャリアの代表作といえるかもしれない佳作『仄暗い水の底から』(2002)、
『T.R.Y.』(2003)、『阿修羅のごとく』(2003)、『Tokyo Tower』(2005)、『怪談』(2007)、『魍魎の匣』(2007)、
『20世紀少年』3部作「第1章 終わりの始まり」(2008)「第2章 最後の希望」「最終章 ぼくらの旗」(2009)、
『CMタイム』(2011)、『ウタヒメ~彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター~』(2012)、『箱入り息子の恋』(2013)。
2016年、木村佳乃と吉田羊を起用し『嫌な女』で映画監督デビューを果たす。
処女作ですし、よいところを「頑張って」見つけて伸ばすほうが大事だとは思うのですけれど、よいところがひとつも見つからない大駄作でした。
当初は自らメガホンを持つつもりはなかったようですから、念願の企画とはいえもっと慎重に制作していくべき、、、だったのかもしれません。
しれませんというか、絶対にそうでしたね。
近作に『嘘を愛する女』(2018)と『終わった人』(2018)。
映画監督としては躓きましたが、面白い映画キャリアだと思います。
根性がありそうなので、もういちど(監督に)チャレンジするのではないかな・・・と予想しています。
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明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(118)黒木メイサ』