Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間企画(7)dream

2019-05-05 00:10:00 | コラム
~黄金週間特別企画、映画の10傑シリーズ~

空想ばかりしているガキらしく、人生初脚本のタイトルは『白昼夢』。

オリジナルストーリーだといい張ったそれはしかし、女子高生が死ぬまでの数日間を描くといった、まんま『ツイン・ピークス』な物語だった苦笑

まぁ、創作というものは模倣から始まるというしね!!


(1)『風立ちぬ』(2013)

「ちょっと多過ぎなんじゃ?」と突っ込みたくなるほどに、二郎が見る夢が頻繁に登場する。

物語の構成がいびつになってもいい、、、という宮崎爺の覚悟でしょう。

(2)『インセプション』(2010)

夢に入り込むスパイを主人公にした、IQの高いノーラン監督らしいSF大作。



(3)『夢』(90)

漱石の『夢十夜』っぽく展開される、黒澤流のオムニバス。

目に楽しいのは前半だが、映画好きには第5話の『鴉』(ゴッホ役にスコセッシ)、第8話の『水車のある風景』がたまらない。

(4)『パプリカ』(2006)

筒井康隆の原作を、急逝が惜しまれる今敏が映画化。

『インセプション』とセットで観ることをおすすめする。



(5)『ツイン・ピークス』シリーズ(90~2017)

変人クーパー捜査官の見る夢は、やっぱりヘンだった。

(6)『エルム街の悪夢』(84)

夢のなかに出現する殺人鬼、フレディ。



とくにおすすめなのが、変化球を加えたパート7の『エルム街の悪夢 ザ・リアルナイトメア』(94)。

(7)『悪夢探偵』(2007)

他者の夢のなかに侵入出来る男の物語。

塚本晋也の新機軸として面白かったのだが、hitomiが刑事に見えなくて困った。

(8)『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)

快楽の先にある夢は、救済の微光さえ見えぬ闇だった…。



(9)『君の名は。』(2016)

夢が鍵となるファンタジー。

ごった煮という批判も出来るが、若いひとにはちょうどいいボリュームだったのかも。



(10)『ザ・セル』(2000)

「夢、潜在意識を映像化すること」をいちばんの目標に掲げた野心作。

しかし監督ターセムはパワーを使い切ってしまったか、これ以降は振るわない。

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明日のコラムは・・・

『黄金週間企画(8)radio』
コメント
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