Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

オシャレとダサい

2014-03-16 07:51:32 | コラム
先日―米オスカー賞に出席したセレブたちのファッションを斬っていくという、海外の特別番組をCSチャンネルで観た。

意地悪なオバサンたちがナンヤカンヤいう、恒例のあれね。
日本で強引にたとえると、古くはドン小西、ピーコとか。最近だと、いや最近でもないかもしれないが、RIKACOとか益若つばさとか、ああいうひとが今年の流行をふまえて批評していくっていう。

トップ画像のビョークやレディー・ガガのような、極端に奇抜なファッションの場合は評価が難しいけれど、自分からすれば、セレブみんながオシャレに見えるけれどね。
でも、そうではないんだな。
映画小僧が演出の細部にナンヤカンヤいうことと同じである、極めているひとの目で見れば、有名デザイナーが手がけた服でも、着こなせていないひとは「ダッセー!!」と馬鹿にされちゃうのである。

オシャレとダサい。
これ、ほんとうに難しい。

「オシャレって、簡単」と、オシャレなひとはいうけれど。

Tシャツとハーフパンツくらいにしかこだわりがない自分にとっては、そーとー高い壁なのである。

現在の自分の「よそ行き」の格好がオシャレなのかダサいのか、自身では判断がつかない。
というか、そういう評価は他者がするものであるからして、自分で「オシャレっしょ?」といっちゃうのは、いかにもダサいしイタい。

で、一緒に歩く女子にそれとなく聞いてみるんだ。

「自分の格好、どうよ?」
「どうよ?」
「一緒に居て恥ずかしいとかさ、そういうのはない?」
「それは、ぜんぜん。なんか、かわいいよ」
「かわいい?」
「うん、かわいい」

坊主に髭、Tシャツにハーフパンツ、すね毛マン、いっつもスニーカー・・・これが、かわいいというのである。

うーん、分からんぜ。

とりあえず、恥ずかしいといわれなくてよかった。


そういえば数週間前の『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日)の投稿で、
「容姿や格好だけでアイドル好きとかいってくる知人に腹が立つ」というのがあった。

有吉「あれでしょ、ちょっと古いイメージだけど。アニメのキャラクターのTシャツを着て、それをズボンに入れちゃって、リュック背負ってっていう」
マツコ「ステレオタイプみたいなね。あたし、いつも疑問に思っていたのだけど、なんでああいうひとって、ああいう格好になっちゃうの?」

派手な格好をしている女子を「助平」というのと同じ感じもするが、あぁ分かる分かる。

という自分ではあるが、
ズボンに入れることをしないものの、同じようなTシャツを着ているし、
そもそもパンツやボトムスではなくズボンといっている時点でアレなのだろうし、

体型と短髪でなんとかセーフ、、、だったりして。


着たいものを好きなように着ればいい―というのが基本なのは当然。

セレブがアレヤコレヤいわれるのはセレブゆえであって、自分らとは関係ない。
ないが、常にひとりで行動するものでないかぎり、「一緒に居て恥ずかしくないもの」あるいは「一緒に居て誇らしい? もの」というのが重要になってくるみたいで。

たまにスーツを着れば「そっち系のひとに見える。関東連合に居てもおかしくない」とヤクザ扱いされ笑、
いつもの格好で街を歩けば「かわいい」なんていわれる、

とりあえず「ダサい」という烙印は押されなかったわけだが、
こういうセンスで何歳くらいまで突っ走れるのか―という問題は残っているんだよね。


※自分の格好、自分ではけっして「かわいい」とは思えないのだけれどね。

「かわいい」格好といえば、やっぱり彼女だ。

しかし脚、細過ぎるな。
もうちょい肉がつけば、個人的には抜群なのだが。




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『シネマしりとり「薀蓄篇」(69)』

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思えば遠くへきたもんだ

2014-03-15 00:30:00 | コラム
長距離のチャリ移動をつづけていると、よく「パンクの場合は、どうするの?」と聞かれる。

携帯の修理グッズをバッグに詰めている場合もあるし、そうでない場合―つまり油断しているとき―もある。

今回は、後者のお話。

目的地に向かっている途中だとしたら、当然焦る。
大抵は最寄りの駅へと急ぎ、電車で向かうことになる。
あるいは日中であれば、スマホでちかくの「信用の出来る」(そう、信用の出来ない店だってあるのだ。自分が直したほうが間違いないっていう)自転車屋を探し、直してもらうと。

目的を終えたあとの帰り―自宅へ帰還する途中であれば、それほど焦らない。

ただ自分は夜行性であり、自宅へ帰還するのはほとんどが深夜。
電車も走っていないし、営業中の自転車屋さんもない。

もう、歩くしかないのである。

怪我自慢の趣味はあるが、苦労自慢の趣味はない。
だから、ただ馬鹿だなぁと思ってもらえればいい。

最長でいうと、竹橋(千代田区一ツ橋)から町田まで、自転車を押して歩いた。
9時間を要したと記憶するが、自分でも馬鹿だなぁと思うのが、バイトを終えたあとにパンクに気づき、バイト先だった竹橋から徒歩で帰還、9時間かけて家に到着しチャリを直し、風呂入って飯を喰ったら、もうバイトに向かう時間になっていたことである。

1日、なにをしているのかって。

一度や二度でなく、そういうことを何度も経験している。

パンクとはかぎらないけれどね、ブレーキワイヤーが切れたり、リムが歪んだり。

故障の瞬間は、やはりショックを受ける。

「マジかよ、、、」と。

ときどき「そんなの、かまわない」という感じでガタンゴトン、ワチャワチャ、ギィギィいって強引に乗っちゃっているひと(女子に多い)を見かけるが、あれはダメだからね。
早いとこその場を切り抜けたいという気持ちは分からないでもないが、その状態で乗りつづけることによって、軽い怪我が大怪我になっちまう。

チャリが可哀想じゃないか。

だから歩こう、歩こうよ。

歩いて10分くらいは、自分だって「くそー、遠いな」と、この道のりの長さに嫌気が差す。

でもね30分くらい経過すると、きょうの「このあとのこと」なんか、どうでもよくなってくる。

早歩きしたって、それほど時間は縮まらない。
だったら「ひとり遠足」として、楽しめばいいじゃないかって。

先日もそんなトラブルがあったのだが、渋々と歩き始めると、早朝からなんの業者か分からぬが、スピーカーから『おもいでのアルバム』を流す車がゆっくり通った。

♪ あんなこと、こんなこと、あったでしょう ♪ の、あの歌だ。




一緒に口ずさんでいたら、気分はもう「ひとり遠足」である、幼少期に戻ったかのように、なにもかもが楽しくなったのだった。

これですよ、これ。


キチガイではなく気違いが隣人を刺したり。
世間を欺いたニセモノを袋叩きにするメディアそのものがニセモノっぽかったり。

・・・いいや、べつにそんな大きなことを論じなくとも、
チャリダーはふだん、車道では邪魔者扱いされ、歩道でも邪魔者扱いされたりして。
同情すべき点だってあるはずだ、、、と思いつつ、商店街を暴走しながらベルを連打するバアサン見たりすると、あぁ嫌われて当然かもな、喫煙者と一緒だ、、、なんて思い直したり。

なんかいろいろ殺伐としているんだわさ、ヘラヘラ顔の自分から見ても。

だからときどき、天罰みたいな感じでチャリが故障したりして。

健常者が怪我をしてハッとする、あの感覚に似ているかもしれない。

そのことを、ひたすら歩くことによって気づかされる。

少しオーバーかもしれないが、そういう瞬間が訪れるのが「チャリ故障からの、ひとり遠足」なのである。


・・・・・。

ん?

単なるヤケクソじゃねぇか! だって?

・・・まぁ、そうともいう。

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にっぽん男優列伝(221)玉山鉄二

2014-03-14 08:26:08 | コラム
80年4月7日生まれ・現在33歳。
京都出身。

公式サイト

想像力の翼を広げれば「限界はない、無限」といわれるアニメーションの世界。
その実写化については(ファンのあいだで)常に賛否が渦巻くものですが、それでもクリエイターたちの野心は途絶えることがありません。

結果だけで捉えれば・・・
ファンの「ほら、いわんこっちゃない」が圧倒的に優勢で、クリエイターの「どんなもんじゃい!!」という勝利宣言が叫ばれることは滅多にありません。

そういう歴史が繰り返されてきても、挑戦することをやめられない。

いいんじゃないでしょうか。

いつか「どんなもんじゃい!!」が聞きたい自分は、そう思うわけです。

本年も、そんな野心作がいくつか。
あの『パトレイバー』を、アニメーション版を演出した押井守自身が演出、
そして『ルパン三世』の実写版も、この夏に公開されます。

ルパンに小栗旬、
石川五ェ門に綾野剛、
銭形に浅野忠信、
不二子に黒木メイサ、

そして本日の主役、玉山鉄二(たまやま・てつじ)さんは次元です。

・・・・・まぁ、なかなか想像出来ませんが苦笑、メイサちゃんはグーなんじゃないでしょうか。

いろいろありますけれど、文句いうにしても、観てからいいましょうね、観てから。


そんな鉄二さんには、取材で2度ほど会ったことがあります。

男前で気さく、ひじょうに話し易かったですよ。




<経歴>

初めて取材したのは『ノルウェイの森』(2010)公開直後で、「このキャスティングのなかで、いちばんイメージどうりだなと思いましたよ」と話しかけたら、たいへん喜んでいました。

おべっかじゃありませんよ~。

この業界へは、まず雑誌モデルとしてデビュー。
オーディションを受けて芸能事務所に所属、高校卒業後に上京し本格的な芸能活動をスタートさせる。

俳優デビューは、99年に放送された学園ドラマ『ナオミ』(フジテレビ)でした。
CSチャンネルでの再放送で観たことありますが、鉄二さんの存在には気づかず、女子生徒役の女優さんたちがみんな可愛くて―北川弘美、小高早紀、仲根かすみなど―、あぁいいな・・・なんて思いましたね。

映画俳優デビュー作は、2001年の『劇場版 百獣戦隊ガオレンジャー 火の山、吼える』。
ドラマ版でも演じていた「大神月麿/ガオシルバー」を好演しています。

『恋に唄えば♪』(2002)、『ROCKERS』(2003)、『CASSHERN』(2004)、『天国の本屋~恋火』(2004)を経た2005年、『逆境ナイン』で初主演を果たす。

『NANA』(2005…翌年の続編にも出演)、『チェケラッチョ!!』(2006)、『手紙』(2006)、
『Presents~合い鍵~』(2006)、『フリージア』(2007)、『銀色のシーズン』(2008)、
『チーム・バチスタの栄光』(2008)、『ジェネラル・ルージュの凱旋』(2009)。

スマッシュヒットを記録した小説を映画化『カフーを待ちわびて』(2009)、良いとも悪いともいわれなかった残念なSF『GOEMON』(2009)、『ハゲタカ』(2009)、前述した『ノルウェイの森』。

ちなみに『ノルウェイの森』ですが、ひじょうに批評し難い映画でしたね。
映像は美しく、俳優も熱演。
原作の世界観を大事に扱っていることは分かるのですけれど、それ以上でも以下でもなく、こころに響くものはありませんでした。

『死刑台のエレベーター』(2010)、『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011)、
あまり話題にはならなかったけれど快作だと思った『莫逆家族―バクギャクファミーリア―』(2012)、『綱引いちゃった!』(2012)、『陽だまりの彼女』(2013)。 

そして最新作は、『ジャッジ!』(2014)。

さて次元をどんな風に演じてくれるか、
「ほら、いわんこっちゃない」になるか「どんなもんじゃい!!」になるか、

非難轟々だからこそ、ぜひ後者であってほしいです。

ほんとうにね。

【追記】
そうそう、NHKの連続ドラマ小説で初めて海外女優をヒロインに抜擢した『マッサン』で、ヒロインの旦那役に内定しましたね。
こちらも楽しみです。


次回のにっぽん男優列伝は、田宮二郎さんから。

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にっぽん男優列伝(220)玉木宏

2014-03-13 00:30:00 | コラム
80年1月14日生まれ・現在34歳。
名古屋出身。

公式サイト

スーハー爽やかな息を吐く『クロレッツ』のCMの印象が強過ぎて、代表作がこれになってしまっている玉木宏(たまき・ひろし)さんです。
玉置宏さんと混同された時期もありましたが、こちらは「たまおき」さんですね。

高身長のイケメン、ギターも弾けるし歌えば「そこそこ」巧いし写真撮らせればセンスが光るし、こういう「自分に持っていないものをすべて持っている」ひとには、どうも僻み節が強くなってしまい、困ります。

映画俳優というよりテレビを中心に活躍するひと―と思っていましたが、近年は映画への挑戦が増えてきて、映画小僧としては、その実力いかほどか・・・と興味津々ではあります。

本年公開予定の作品を並べてみても、
勝海舟を演じる『幕末高校生』、
堤真一や尾野真千子と共演、クラウドファンディングで制作費を1500万円集めた『神様はバリにいる』、
そして今月下旬から公開される中国映画『曹操暗殺 三国志外伝』と、興味が引かれるラインナップ。

とくに『曹操暗殺 三国志外伝』はチョウ・ユンファ、伊能静(好き好き!!)と共演していますので、ひょっとしたら、これを機にスケールの大きな俳優さんへと化けるかもしれません。

※共演した高梨臨が好きなので、この映画の予告編をリンク




<経歴>

高校生のころにスカウトされ、卒業と同時に上京、98年にテレビ朝日のドラマ『せつない』で俳優デビューを果たす。

これ「なんとなく」観ていたのですけれど、キャスティングが面白くて割と記憶に残っています。

ラジオDJ(國府田マリ子)とリスナーの関係性を描いたもので、1話ごとにリスナーを演じる俳優が変わっていくところが面白かったなと。

たとえば奥山佳恵や井上晴美が主人公を演じる回なんて、このキャスティング自体に時代を感じさせますし、
まだ知名度が上がる前の黒谷友香、仲間由紀恵、大森南朋、竹内結子、平井堅、菅野美穂なども出演しています。
ちなみに玉木さんは、菅野美穂が主演の回に出演。

映画俳優デビュー作は、2000年の『クリスマス・イヴ』。
現在は主役級ですが、『ウォーターボーイズ』(2001)や『SABU ~さぶ~』(2002)、『群青の夜の羽毛布』(2002)、『ROCKERS』(2003)では端役や準主役を演じていました。
どの映画でも好印象を残す、爽やかな演技を披露していますね。この爽やかさで、『クロレッツ』CMも勝ち取ったのでしょう。

2004年、『雨鱒の川』で映画初主演。
あまり話題にならなかったと記憶していますが、綾瀬はるかと志田未来も出演しており、これまた、いま考えると「!!」なキャスティングではあります。

2006年―フジテレビ「月9」ドラマ、『のだめカンタービレ』で「もうひとりの主人公」千秋真一を好演し全国区に。

ですから近年「映画に力を入れ始めた」というより「オファーが沢山舞い込んでくるようになった」ということでしょう、
『ただ、君を愛してる』(2006)、『ミッドナイト・イーグル』(2007)、『真夏のオリオン』(2009)、『のだめカンタービレ 最終楽章 前・後』(2009~2010)と、映画の話題作出演も増え始めます。

『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2011)、『すべては君に逢えたから』(2013)。

そして本年、前述したように公開作が3つ控えています。

化けるか化けないか―映画小僧として、とっても楽しみです。

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emerald green

2014-03-12 04:29:39 | コラム
エメラルドグリーンって、なにかね。

【エメラルドのような鮮やかな緑色】

エメラルドって、なにかね。

【緑柱石の一種。濃緑色で透明なもの。宝石にする。緑玉。翠玉】

※ともに「デジタル大辞泉」より


緑色が好きなんだ。

自分の、身の回りにあるもので「緑なもの」を挙げてみる。


マウスパッド
ソファ
布団
枕カバー
抱き枕
カーペット

キャップ
ニットキャップ
スニーカー


合羽


肝心のチャリは緑ではないが、グローブは緑。

もっとほかにあるような気もするが、パッと見ただけでもこれだけ緑に溢れている。

緑好きは昔からで、「みどり」という名だけで女子を好きになったこともある。


それでも手を出せないというか、「近寄り難い緑」というのもあった。

エメラルドグリーンである。

小学生のころ使っていた絵の具。
ふつうの子は12色、裕福な子だけ24色を持っていたと記憶する。

クラスの9割―いや、ひとりを除いては12色で、そのなかにエメラルドグリーンは入っていなかった。

24色の絵の具を持っていたのは、記憶が確かならば石川優子ちゃんという子だった。
彼女だけが、エメラルドグリーンを塗りたくることが出来るという特権。

金持ちっていいな、すげぇなと思ったものだった。

彼女がまた成績優勝、スポーツ万能だったというのもあり、エメラルドグリーンは「より」特別なもののように思えた。


しろ
おうどいろ
あか
きみどり
レモン
ちゃいろ
あお
ビリジアン
やまぶきいろ
しゅいろ
あいいろ
くろ
こげちゃ
うすだいだい
セルリアンブルー
ふかみどり
ぐんじょう
むらさき
あかむらさき
ぞうげいろ
だいだいいろ
あおみどり
エメラルドグリーン
はいいろ


ビリジアンやセルリアンブルーもなかなかだが、エメラルドグリーンはとくに高貴な感じがしないかい?

だから憧れというより、少し大袈裟にいえば、畏怖のような存在だった。

「使ってみたい」という気持ちも少しはあったが、「自分のような貧乏人じゃ、使いこなせないんだろうな…」なんつって。
優子ちゃんが「ただひとり」私立の中学校へ入学したというのもあり、「あぁ私立に行くような子だけなんだな、エメラルドグリーンを使っていい子は…」なんつって。


というわけで。

その反動だかなんだか知らないが、ハニーにはエメラルドグリーンな下着を要求? することが多い。

そういうときまって「いやらしい!」と返されるのだが、果たしてそうだろうか。

「そんなことないっしょ、高貴な色だべさ」
「ううん、ピンクとかより、ある意味いやらしい!」
「分かった、じゃあ、俺もエメラルドグリーンのパンツ探して穿くから」
「お前もそうしろって?」
「ダメ?」
「…持ってないから、買ってくれるんだったら、穿いてあげる」
「分かった、分かったから!!」


で、「セシール」みたいなカタログ通販で女子用の下着を注文したというわけである。


※このバージョン、知らなかったな~




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