Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

カジノは、最低5回で^^

2024-02-24 05:55:34 | コラム
本年度の『午前十時の映画祭14』のラインナップが発表された。

先日、自分が「コレやってよ」リストを公開するも「ものの見事に」すべてパスされる。

まぁ、それはそうか渋過ぎるセレクトだし(^^;)(^^;)

以下、公式が発表したリストです。
スコセッシは『カジノ』(トップ画像は、撮影風景)ですか、『グッドフェローズ』ほどの熱量が(自分には)ないけれど、それでも最低5回はいきましょうか^^


【新規セレクト外国映画】

『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(84)
『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』(89)
『ベルリン・天使の詩』(87)

『パリ、テキサス』(84)


『シャイン』(96)
『フェーム』(80)
『マッドマックス』(79)

『マッドマックス2』(81)


『花様年華』(2000)

『男たちの挽歌』(86)


『プライベート・ライアン』(98)
『スターリングラード』(2001)
『カジノ』(95)
『スカーフェイス』(83)
『ネットワーク』(76)

【新規セレクト日本映画】

『宗方姉妹』(50)
『小早川家の秋』(61)

『妖星ゴラス』(62)


『海底軍艦』(63)

【アンコール作品】

『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(81)
『ティファニーで朝食を』(61)
『チャイナタウン』(74)
『ひまわり』(70)
『戦場にかける橋』(57)

『ドクトル・ジバゴ』(65)


『アメリカン・グラフィティ』(73)
『雨に唄えば』(52)


※公式予告編


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明日のコラムは・・・

『paperless』
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日本女優別10傑(100)桃井かおり

2024-02-23 00:10:00 | コラム
~桃井かおりのキャリア10傑~

祝100回♪♪


米国在住中の72歳、桃井さんといえば、気だるい感じの喋りかたと煙草。

いいたいことをいう・いえる、姉御肌の女優さん。という感じですかね^^


(1)『疑惑』(82)

桃井さん×岩下志麻、これぞ演技対決。
80年代に制作された清張モノのなかでは、いちばんなのではないか。



(2)『青春の蹉跌』(74)

最初にタイトルに触れたときは、「さてつ」でいいのかな、ちがうのかな。と分からなかったものです(^^;)
いいのですよ若人よ、「さてつ」と読むのです。

ロマンポルノの鬼才、神代辰巳による初「一般」映画として知られる。
青春映画は、このくらい暗くなくっちゃね^^



(3)『太陽』(2005)

海外の映画にも多数出演しているが、なかなか結果を残せない。
そんななかで、アレクサンドル・ソクーロフが昭和天皇(演・イッセー尾形)を見つめるこの映画は最もうまくいったのではないか。

桃井さんは、香淳皇后を演じている。


(4)『木村家の人びと』(88)

ミニシアターブームの先駆けとなった映画はいくつかあるが、この作品もそのひとつ。

拝金主義をシニカルな視点で描いたコメディ。



(5)『幸福の黄色いハンカチ』(77)

とことん気持ち悪い武田鉄矢に、とことん気持ち悪いことをされる役・笑笑


(6)『もう頬づえはつかない』(79)

物語よりもそのタイトルが、そして主題歌が有名な作品。
そりゃそうだ、作詞は寺山修司ですもんね。
ただ原作小説だって、いま読んでもドライな語り口に感心させられるし、50万部売れたのも納得。

なにを考えているか分からない、でもすごくリアル。こんな女子大生を演じられるのは、当時では桃井さんくらいだったのではないか。



(7)『ええじゃないか』(81)

イマヘイが幕末の民衆運動を描く。

イマヘイの映画としてはどうかと思うところもあるが、泉谷しげるの演技がとてもよかった。



(8)『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』(79)

そういえばこの映画でも、桃井さんは男に襲われそうになっている。

山田洋次の目には、隙がある女と見えているのかな。。。


(9)『噛む女』(88)

結城昌治の同名小説を、脚色・荒井晴彦&監督・神代辰巳のコンビで映画化。

桃井さんは主人公・永島敏行の妻役だが、じつはキーパーソンだったりする。



(10)『またの日の知華』(2005)

ドキュメンタリー映画の雄・原一男が初めて手がけた劇映画。

同一キャラクターを4人の女優(=吉本多香美・渡辺真起子・金久美子・桃井さん)が演じる実験作だが、それがうまくいっているかどうかは・・・?

ただ、こういう野心作は大好物です^^

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明日のコラムは・・・

『カジノは、最低5回で^^』
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日本女優別10傑(99)宮沢りえ

2024-02-22 00:10:00 | コラム
~宮沢りえのキャリア10傑~

りえちゃん50歳、
デビュー時から知っている同世代―そりゃ応援したい気持ちも強いですが、若いときはヒヤヒヤモノでしたわね(^^;)

貴乃花やらヘアヌードやらりえママやら。
まさに「すったもんだ」があり、そういうものがすべて乗っかったがゆえの落ち着きを備えている・・・それが、現在の印象でしょうか。


うん、いい女優さんになったと思います。


(1)『父と暮せば』(2004)

井上ひさしの戯曲を黒木和雄が映画化、あっ映画俳優しているなぁ!と思った最初の作品かも。



(2)『紙の月』(2014)

出来心?から横領してしまうヒロインを演じ、新境地開拓。



(3)『ぼくらの七日間戦争』(88)

演技力をフレッシュさでカバーする。
それを許される時期が、10代の俳優にはあるのです。

物語そのものも楽しかった。



(4)『うつつ』(2002)

地味といえば地味なミステリーなのだが、りえちゃん・小島聖・大塚寧々・小西真奈美と、出てくる女優さんがやけに豪華で得した?気分に。


(5)『月』(2023)

最新主演作。
「津久井やまゆり園事件」をモデルとした辺見庸の小説を石井裕也が映画化、誠実に、じつに誠実に創られた力作だと思います。



(6)『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)

末期がんであることを知らされたヒロインの、「忙しなき後片づけ」を描く佳作。



(7)『花よりもなほ』(2006)

是枝裕和、時代劇に初挑戦。
さすがにソツなくまとめているが、敢えていえば、やはりこのひとは現代劇のひとなのだね。


(8)『たそがれ清兵衛』(2002)

こちらは、山田洋次の「初」時代劇。

りえちゃん現代顔かと思ったけど、意外と似合いますね^^



(9)『トイレのピエタ』(2015)

手塚治虫の次回作構想(日記)から着想を得て創られた映画。
野田洋次郎(=RADWIMPS)と杉咲花のための作品だとは思うが、脇のMEGUMIもりえちゃんもよかった。


(10)『トニー滝谷』(2005)

村上春樹の短編を市川準が自由に映画化、共演したイッセー尾形も、りえちゃんも二役に挑戦している。


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明日のコラムは・・・

記念すべき100人目なので、連続でいきます!
『日本女優別10傑(100)桃井かおり』
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駐車場所、争奪。

2024-02-21 01:52:48 | コラム
5年くらい前、だったか―。

団地の自転車駐車場、自分のチャリの隣りにマウンテンバイクが駐められていた。



自動車とちがい、チャリは契約する必要がないので「どこに駐めてもいい」ということにはなっている。
なってはいるが、なんとなく気分が悪かった。
のは、その駐めかたがね・・・。

チャリはさ、「ハンドルを真っすぐの状態」にして「前輪のタイヤを駐車場のストッパーに押し当てる」ように駐めることにより、スペースをあまり使わずに済む。
しかしそのマウンテンバイクは、ハンドルを「最大に曲げた状態」で駐めているため、少し触れるとタイヤが動いてしまうような不安定さだったのだ。

スペースすげー使っているし、触れないよう細心の注意を払わなければならんし。

乗っているヤツは無神経なんだろうな。
自転車を好きでもないはずだし。

その翌日―。
勤務先からチャリで帰還してくると、
そのマウンテンバイクは、マイチャリの定位置に駐まっていた。

おい!

繰り返すが、チャリは「どこに駐めてもいい」ということにはなっている。

でもさ、なんとなく決まっているものじゃね?
あっ、きのうこの場所には駐めてあったよな…と思って、そこは避けないかフツーは??

なーーーんにも考えてないヤツなんですよ、きっと。

定位置の横にはポールがあって、なぜその横に自分が駐めているのかというと、そこそこの高額チャリなので、そのポールとタイヤをチェーンキーで巻きつけ防犯しているわけなのですよ。

彼のマウンテンバイクはというと、そのポールを利用しているわけでもない。
じゃあココである必要ないよね?

ってことで、マウンテンバイクを移動させて自分のチャリを駐めた。

その日から、争奪戦が始まる。

彼は自分が外出中に「そこ」にマウンテンバイクを駐める。
帰還した自分はそれを見て嘆息、マウンテンバイクを移動させ自分のチャリを駐める。

譲ってもいいんじゃね?

そうも思ったが、なぜ古株の自分がこんな無神経ヤローに気を使わねばならんのだ!?と思っちゃって臨戦態勢に。

ほとんど毎日それが繰り返されるので、
もう決着をつけるほかないと思い、小さいホワイトボードに・・・

「○号室の牧野です。自分は10年以上、同じ場所に自転車を駐めています。もし、どうしてもこの場所じゃなきゃならない理由がおありであれば、お聞かせください。内容によっては、自分が駐車場所を変えます。それがないのであれば、ほかの場所に駐めてください」

と記して、それをマイサドルに引っかけておいた。

効果てきめん、
翌日以降は、同じスペースではあるものの、ポール横に駐めることはなくなった。

やっぱり、こういうときは名前を記すのにかぎるよね。
名乗るまでの覚悟がなければ、引き下がるほかないもの。

しかしコイツ、やっぱりなにも考えていない。
相変わらずスペースを異様に使う駐めかたでさ、オメーがハンドルを真っすぐに駐めさえすれば、あと1台、いや頑張れば2台入るのよ!?


そして、先週―。
急にマウンテンバイクの姿が見えなくなった。

1~2日は気にしなかったが、きのうも・きょうも。となると、あれ?となっていく。

どうやら引っ越したらしい。

ホッとすると同時に、
引っ越し先でもあの駐めかたで迷惑がられているのではないか?? と、余計な心配をしてしまうのであった。。。




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シネマしりとり「薀蓄篇」(492)

2024-02-20 00:10:00 | コラム
いしょ「う」→「う」ち

♪ もしも私が家を建てたなら 小さな家を建てたでしょう
大きな窓と、小さなドアーと 部屋には古い暖炉があるのよ ♪
(小坂明子『あなた』より)


「旅行あるある」のひとつとして、帰還後「やっぱり、家がいちばんよね」と家族の誰かがいう、、、みたいなのあるけれど、分かりますね。
いちばん落ち着くし、いちばん眠ることが出来ますし。

いっぽうで泉谷しげるさんは、
♪ 風のない丘に育ち 夢のない家を出て 愛のない人にあう ♪
と歌う。

家への思いは、まさにさまざま。


大きい小さいはともかくとして、二階建て以上が夢でした。
実家が平屋なものでね、「室内というよりベランダ」に憧れたものです^^

団地族となった自分が、1階~5階どこでも選べたのに「敢えて5階」にしたのは、そんなところからです。


やっと建てた夢の家。
自分を縛っていた家。
呪いの家。

主人公の数だけ、家がある。
以下、「映画のなかで印象的な家」の5選。


『家族ゲーム』(83)



自分と同じ、団地族。
お父さん(伊丹十三)が豆乳を飲みながら入る正方形の風呂も「そうそう!」と思うし、
仕切りを作って分けられている兄弟部屋も、団地ならではかな。

面白かったのが、隣人の戸川純の疑問「葬儀のとき、どうするの。棺桶、エレベーターに入らないじゃないか」っていう(^^;)




『キャリー』(76)

最後に崩壊する家。


崩壊させなければ、キャリーは自分自身を解放することが出来なかったんだよね。
もちろん、母親からの解放の意味も。


『ゴーストワールド』(2001)

徹底的に凝った、イーニドの部屋。
これは、彼女自身。



『ビバリーヒルズ・コップ2』(87)

1作目のローズウッドとのちがいに、ほかのキャラクターも観客もびっくり。
もちろん、アクセルの影響。

観葉植物に囲まれ、寝室にはスライのポスターと銃のコレクション!



『HOUSE ハウス』(77)

大林宣彦の商業デビュー作として知られる、摩訶不思議なホラー。
想像力に限界などない!ということを教えてくれます^^



次回のしりとりは・・・
う「ち」→「ち」きゅう。

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明日のコラムは・・・

『駐車場所、争奪。』
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