fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事および画像の無断転用はお断りいたします

Information

『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

昭和記念公園で

2016年11月20日 | 日記
      
 
 本日出かけてきた、昭和記念公園。黄落がまだ見事でした。
 お天気もよかったので、朝一で出かけたのですが、すごい人。それでも昭和記念公園は広いのでゆったりです。
 
 ボートの沼の見えるベンチで座っていたときのこと。近くでお母さんが子どもを叱りはじめました。どうも、パパと他の兄妹はボートに乗ったらしく、その3才くらいの男の子は、「ぼくは乗らない。待ってる」と言ったのでしょう。でもその周辺でストライダー(子供用のサドルのない自転車)を乗ろうとしたら、「待ってるって言ったんだろ。そんなのに乗らないで待ってろ! むかつく! ふざけんな! 何でもおまえの思い通りになると思うな。もう2度と公園なんか来ない。もうどこへも連れていかない」と罵詈雑言を並べ立てるのでした。1,2分なんてもんじゃない、すーーーっと。(お願いだからもうやめてあげて)(怒らないで)と言いたいけれど、おそらく逆上するか、万が一その場はおさまっても、後で子供に(おまえのせいで)とさらに怒ることが予想されたので、何も言えません。
 男の子、何も悪いことをしていないのに。
 公園に来たんだから、他人に迷惑をかけない範囲で好きなように遊ばせて。

 またその後、イチョウ並木のほうへ行ったときは、お年寄り(女性)と中年女性の二人連れの声が。そうは見えなかったけれど、お年寄りが他の人とぶつかりそうにでもなったのか、中年女性が「なんでよけないんだよ! 自分が世界で一番偉いと思うな」と言っているのが聞こえました。こっちも親子か?
 ここだけ聞けば、ぶつかりそうになった相手かと思うかもしれませんが、お年寄りに言っているのですよ。

 どちらのケースも、日曜日の午前に公園に来たというのは、形だけのことではなかったはず。自然の中でゆったりしたいと思ったはず。なのに、なぜ?
 
 あんなに怒られた子供は、大きくなるにつけ、自分より弱いものへ、同様の態度を取るでしょう。もしかしたら、母親もまたそういう叱られかたをして育ったのかもしれません。中年女性とお年寄りが親子だったとしたら、昔は逆だったのかもしれません。連鎖っていうやつ。

 他の大半のみなさんは楽しそうでしたけれどもね。
 あ、公園ではないけれど、外で何度も子供をたたいているお父さんも見ましたっけ。子供は泣いていましたよ。しつけなのかなあ。
 
 自分がされていやなことは、他の人にはしない。せめてそこを考えたい。

 気持ちのいい初冬の一日でしたが・・・。