
◎2023年3月15日(水)
浦山大日堂バス停脇駐車場(8:20)……福寿草自生地(10:30~11:00)……独峰(11:30)……大ドッケ(11:39)……駐車場(13:10)
大ドッケの福寿草見物に行くのはこれで5回目になる。4回目は8年前。最初に行ったのは12年前。東日本大震災の6日前だった。初めの頃は、まだ秩父浦山の「秘密の花園」として、場所を特定するのもなかなか難しかった。今やヤマレコやらヤマップにはルート図が出ていて、秘密でも何でもない。むしろ公然としたものだ。ただ、歩くのはやっかいだ。崩壊地を通り、沢の登りがきついし、逆に尾根登りから下ったとしても、長い尾根歩きはつらい。
8年ぶりの自生地に行くまでの風景は、沢に至るまでの崩壊がかなり進んでいた。これはハイカーが多くなっての人為的な要因もあるかもしれないが、自然の必然性もかなりあるだろう。現に上からの崩れが進んでいるし、沢に至っては、倒木もさることながら、沢沿い斜面の崩れが目についた。ただ、自生地そのものはいまだに平穏だった。中には花園の通路から外れて歩く不届き者もいるかもしれないが、少なくとも、今回行った限りでは、ハイカーは10人もいなかったものの、皆さん、極めて紳士的に福寿草を見物していた。
もう5回も行ったから、もう行くこともないだろう。おそらく、来年は、今年以上に歩きづらくなっているかもしれない。崩壊地では、以前、こんなに上まで登って高巻きをして沢に下っただろうかと、記憶があやふやなところもあった。
今回は久しぶりに地下タビにした。雪や凍結個所もすでにないので楽だったが、沢でタビのスパイクを岩に引っかけて尻もちをついた。当日は何とも感じていなかったが、打った尻が翌日に痛み出し、イスに腰掛けているのがつらかった。それどころか、5時間弱の歩きにしては全身が痛かった。福寿草がこんなにたくさんきれいに…私も行ってみたい。と思って出かけるなら、物見遊山気分は捨て、それなりの覚悟で行くべきだろう。現に、追い抜きながら会話を交わした半分以上の方々が初めて来たということだったが、大方が沢登りで音を上げていたし(自分もそうだが)、中には、途中まで道案内をしてやった方もいた。
今回の掲載写真は一部を除いてノーコメントといたします。
(出発)

(橋の架け替え工事をしていた。ここまで、いつもなら感じる、ぶなじろうさんには正露丸、自分には薪を燃やしているにおいはなかった)




(振り返って)

(沢を間違えたのか、右股を登って行く方がいた。いつの間にか左股の沢に戻っていたが)



(振り返って)

(大ドッケに向かうグループが見えた。ようやく花園に到着した)

(最初に見た福寿草。まだゾーン外だ)


















(帰路も尾根から稜線に出るまでがきつい)

(逆方向から来たグループ。10人くらいいた。自分が登って行くのを見かけ、リーダー格2人が、花園までの踏み跡の様子を聞きにきた。みんな初めてのようだった)






(フェンス越しに三ツドッケ。だとすればお久しぶり。ぶなじろうさんのアイドル山だ。オレも行くことはあるだろうか。遠くから眺めて終わりのような気がする)



(ここでしばらく休み、菓子パンを食べて一服)









何とか行けて満足して戻ったが、今日の歩きはきつかった。
浦山大日堂バス停脇駐車場(8:20)……福寿草自生地(10:30~11:00)……独峰(11:30)……大ドッケ(11:39)……駐車場(13:10)
大ドッケの福寿草見物に行くのはこれで5回目になる。4回目は8年前。最初に行ったのは12年前。東日本大震災の6日前だった。初めの頃は、まだ秩父浦山の「秘密の花園」として、場所を特定するのもなかなか難しかった。今やヤマレコやらヤマップにはルート図が出ていて、秘密でも何でもない。むしろ公然としたものだ。ただ、歩くのはやっかいだ。崩壊地を通り、沢の登りがきついし、逆に尾根登りから下ったとしても、長い尾根歩きはつらい。
8年ぶりの自生地に行くまでの風景は、沢に至るまでの崩壊がかなり進んでいた。これはハイカーが多くなっての人為的な要因もあるかもしれないが、自然の必然性もかなりあるだろう。現に上からの崩れが進んでいるし、沢に至っては、倒木もさることながら、沢沿い斜面の崩れが目についた。ただ、自生地そのものはいまだに平穏だった。中には花園の通路から外れて歩く不届き者もいるかもしれないが、少なくとも、今回行った限りでは、ハイカーは10人もいなかったものの、皆さん、極めて紳士的に福寿草を見物していた。
もう5回も行ったから、もう行くこともないだろう。おそらく、来年は、今年以上に歩きづらくなっているかもしれない。崩壊地では、以前、こんなに上まで登って高巻きをして沢に下っただろうかと、記憶があやふやなところもあった。
今回は久しぶりに地下タビにした。雪や凍結個所もすでにないので楽だったが、沢でタビのスパイクを岩に引っかけて尻もちをついた。当日は何とも感じていなかったが、打った尻が翌日に痛み出し、イスに腰掛けているのがつらかった。それどころか、5時間弱の歩きにしては全身が痛かった。福寿草がこんなにたくさんきれいに…私も行ってみたい。と思って出かけるなら、物見遊山気分は捨て、それなりの覚悟で行くべきだろう。現に、追い抜きながら会話を交わした半分以上の方々が初めて来たということだったが、大方が沢登りで音を上げていたし(自分もそうだが)、中には、途中まで道案内をしてやった方もいた。
今回の掲載写真は一部を除いてノーコメントといたします。
(出発)

(橋の架け替え工事をしていた。ここまで、いつもなら感じる、ぶなじろうさんには正露丸、自分には薪を燃やしているにおいはなかった)




(振り返って)

(沢を間違えたのか、右股を登って行く方がいた。いつの間にか左股の沢に戻っていたが)



(振り返って)

(大ドッケに向かうグループが見えた。ようやく花園に到着した)

(最初に見た福寿草。まだゾーン外だ)


















(帰路も尾根から稜線に出るまでがきつい)

(逆方向から来たグループ。10人くらいいた。自分が登って行くのを見かけ、リーダー格2人が、花園までの踏み跡の様子を聞きにきた。みんな初めてのようだった)






(フェンス越しに三ツドッケ。だとすればお久しぶり。ぶなじろうさんのアイドル山だ。オレも行くことはあるだろうか。遠くから眺めて終わりのような気がする)



(ここでしばらく休み、菓子パンを食べて一服)









何とか行けて満足して戻ったが、今日の歩きはきつかった。
8年ぶりでしたか!福寿草は当時と変わらず豪勢に咲いていているようですね。かつてより崩落気味の片斜面の踏み跡を辿ったと記憶しておりますが、いっそう崩落が進んだとなると危険な道中となりますね。
大平山をめぐって、少々の探索気分で歩いていた頃を思い出します。帰りのT尾根にはスズタケの復活はあったのでしょうか。
秘密の花園見物は、これで終わりにします。豪勢な花園も確かにいいですが、浅間嶺に行く途中でさりげなく自然に咲いている福寿草にも魅力を感じましたし。
ネット記事で、だれでも行けるように記され、見物に行く方も多くなっているようですが、もうこうなると、山奥のひっそりとした空間ではないですね。少なくとも、私には、行き着くのが大儀な感じがしましたけど、皆さん、普通に行かれているようだし、まして、山歩きを始めたばかりらしい年配の方が、恐いもの知らずに行っているのが不思議です。崩壊が進んでいることを記しているネット記事も見あたりませんね。
ぶなじろうさんのお気遣いのスズタケですが、鉄塔近辺で繁茂はしていましたが、元気はないですね。それでいて、枯れてはいるものの、突っ立っていました。決して、かつてのように歩行の邪魔にはならずに、お行儀よくしていました。ヤブ歩きにとっては、以前のように、苦しめられた方が被虐的な楽しみもあったものですが、今回の歩きに関してはまったくなしでした。