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◎2016年12月4日(日)
岩宿遺跡駐車場(8:24)……琴平山(8:30)……稲荷山(8:56)……道帰り山(9:41)……弥右衛門山(10:10)……御嶽山(10:14)……雷電山(10:18)……うさぎ山(10:31)……駐車場(11:18)
あにねこさんがレンゲショウマとかが咲く時期に周回された記事が印象に残っていて、琴平山だけは足尾の山に行く際の駐車場のトイレ利用で知ってはいたが、笠懸辺りにもこんな連山があったのかと、いずれ一通り歩いてみようとは思っていた。その後、足尾の山を歩いた際、石集めの方から、その辺の山は赤城山の噴火活動でできた山であることも聞いていた。
暑い時期には不向きな低山だし、今の時期ならちょうど良いかもしれない。赤城おろしが吹きさらす前に歩いておこう。昨日は不甲斐ない歩きをし、これでカバーできるとは思ってもいないが、合わせて一回分の満足感にはなるだろう。
今回の歩き、途中での車利用はせずに、琴平山、稲荷山、道帰り山、鹿田山の通しとしたが、予定ではこれに天神山を組み込むつもりでいた。ところが、途中で見えた天神山は意外にも遠く、鹿田山の付録のウサギ山で打ち切りとした次第である。ちなみに、鹿田山については、弥右衛門山、御嶽山、雷電山(=八王子山)を合わせての総称らしい。
(最初は琴平山へ)
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(もう山頂が見えている)
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(琴平山山頂)
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(大間々扇状地展望台)
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(展望台から)
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(鳥居があるから神社でしょう)
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いつもの駐車場に車を入れる。ここには頻繁に来るわりにはトイレ以外に足を向けたことがない。駐車場には車が8台ほど。隣の車ではカップルが寝ていた。こう寝顔が外から明瞭な寝方というのも困ったもので、こちらが後ろめたくもなるのでそそくさと出発。まずは琴平山。
琴平山は山というよりも丘陵状だ。黄色の葉の残る広々とした樹々の間をゆっくり歩いて行くと、あっ気なく三角点のある山頂に到着した。もっといい気分でいたかっただけにフェイントをかけられたような感じだ。このまま戻るのも何だしと、回り込んで先に行ってみると、展望台があった。「大間々扇状地展望台」とある。真下を50号線が通っている。ここには鳥居があって、石祠が置かれている。脇には留魂碑なるものもある。題字は陸軍少佐とあるから戦没者のだろう。
(下る)
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(気になった標識)
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(下に沼が見えている。鹿の川沼というらしい)
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そのまま下る。途中の道標に「岡上景能公の墓(国瑞寺)→」というのがあり、どういう人物か知らないので気になった。
(稲荷山へ)
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(山頂の神社)
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(反対側に下ると公園になっていた。というよりも、この辺一帯が公園のようだ)
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稲荷山もまた駐車場の前に入口がある。上に鳥居と正一位稲荷大明神の赤い幟が続いているので、山頂に稲荷神社があるのだろう。途中の石灯籠には文化の年号が彫られている。やはり神社があった。琴平山同様に、ここにも山名板はない。この辺はカタクリの群生地らしい。あちこちに進入禁止の看板が置かれている。
西側に踏み跡が続いているので下ってみる。ちょうど、地図の破線路のようだ。下は公園になっていて、散歩やらジョギングする人の姿が見える。
次は道帰り山。何でこんな山名になったのか。後で知ったが、読み方は「どうがえりやま」だそうだ(琴平山についても「こんぴらやま」と読むらしい)。ここに行くには、一旦、車道を歩くしかない。地理がよくわからないままに歩いたせいで、もう一本西側の車道に出たかったが、気づいた時には民家が軒を並べ、裏に回れるすき間がなくなっていた。ようやく葬儀会館を見つけ、ここならと、フェンスの隙間から脱け出す。大量のどろぼう草が付いてしまった。
(車道から離れ、鹿田山と道帰り山の間に向けて歩く)
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(左側が鹿田山のようだ)
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こちらが鹿田山で、あちらが道帰り山だろうと見当をつけて歩いているが、実はあやふやなままに歩いている。山の間に、向こう側に抜けているような歩道があったので入ってみる。一服しながらどろぼう草を叩いていると、反対側から散歩のオジサンがやって来た。道を教えていただいた。このまま行くと、養護学校と鹿田山の間に出られるらしい。正解であった。
「ここはフットパスの終点です」という看板が続けて2つあった。フットパス? Foot Path? 遊歩道? まあどうでもいい。抜けると畑が広がっていた。左に鹿田山と駐車場が見えている。
(路傍の庚申塔)
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(道帰り山)
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右に折れると庚申塔があった。文政年間のもの。特別支援学校の前を通ってしばらく行くと、左に小道を見つけた。念のため、たまたま車で乗りつけた、これから作業といった感じのオジサンに「ここから山に行けますよね?」と確認して入り込む。この先に建岩というのがあって、これも行っておかなきゃと地図に書き込みまで入れていたのだが、すっかり忘れていた。建岩に行くには、さらに先まで行かないといけない。
(道帰り山へ)
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(石祠が2基)
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(道帰り山の三角点)
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(炭焼き跡か。こういうのを見ると、自分でも炭作りをしてみたくなる)
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踏み跡はずっと続いている。石祠を2基目にする。近年のものだろう。ヤブの中に三角点がかろうじて見えた。ここが山頂か。その先に踏み跡を追うと下りかけている。ここもあっけない山だ。通りすがりの山道といったところ。遠くから見ると、確かに山の形になっているのだが。ベンチがあったので、ここで菓子パンを食べて一服する。刈り払った斜面を適当に下って行くと石組みが目に入った。これは炭焼き跡だろうか。
(赤城山)
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続いて鹿田山。西側に電波塔のような鉄塔が建っている。振り返ると、赤城山の眺めが良い。また「←鹿田山フットパス」の標識があった。駐車場の車が多いが、ここは公園のようになっているようだ。歩いている人もかなりいる。ところで、鹿田山の読み方は「しかだやま」でいいのだろうな。
余談だが、建岩や鹿田山一帯には南北朝の頃、砦が随分と築かれたようだ。
(ここにも沼。清水新沼)
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(整備されたフットパス)
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(弥右衛門山)
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(御嶽山)
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(八王子山通称雷電山とある。いずれもどこが山なの?といった感じになってしまうのだが)
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「鹿田山フットパス散歩コース」の案内看板があった。うさぎ山だけは離れてコース外になっている。まさか行けないわけではあるまい。正面の左から回るとしよう。
ここもまた丘陵状になっていて、まず、息が切れるということがない。弥右衛門山、御嶽山、雷電山(八王子山)とあっという間の縦走で終わった。これではハイキングにもならない。まさにお散歩。散歩気分で歩くにはちょうどいい公園だ。途中、「雷電様→」の標識があったので入りこんでみたが、踏み跡が右往左往して、よくわからないままに戻った。
(ここにも駐車地があった)
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(わざわざ鉄塔を見に行く)
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このままうさぎ山に向かってもいいが、ここまでのすべての山があっ気なく、間がもてないといったところがあり、意味もなく鉄塔の下まで行ってみたが、得るものは何もなく、ただどろぼう草のお世話になっただけのこと。
(うさぎ山へ)
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(最初は歩けたが、すぐに猛烈なヤブになる)
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(うさぎ山山頂。テープの一本もない)
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車道をちょっと下ると、右手に鉄棒で仕切られたところがあり、別に立入禁止も何もなかったので、ここから入った。箱ワナようなものがあり、その先は猛烈なヤブ。伐った木を積み重ねたところがいくつかあったが、木は腐り、かなり古い。人も入っていないのだろう。ヤブをかきわけ、うさぎ山の山頂らしき高みに立って、さっさとおさらば。ここのヤブ、トゲ状のものも混じり、ズボン2か所に穴があいてしまった。
(ここに戻って入る)
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(雷電様)
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(車道歩き)
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このまま車道を下るのも何だから、さっき見そこなった雷電様分岐のところに戻る。今度はすぐに石祠の雷電様に出会えた。安永年間の祠だ。急な斜面を下ると車道に出た。
(爪引観世音)
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(石仏)
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(岡上景能公の銅像)
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(こういった説明なのだが読みづらいか)
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車のほとんど通らない車道を行くと、病院の脇に出た。今度は車の往来の多い車道になった。弘法の爪引観世音を覗き、岩宿博物館が近づいた。そこに件の岡上次郎兵衛景能公の銅像があった。業績を記した説明書きを読んだ。なるほど、これならこの地開発の偉人だろうな。そして明治に入ってから名誉回復か。興味を引いたのは、この代官氏がこの地に赴任する前に足尾銅山奉行にいたということ。特別意識をしたことはなかったが、当時の天領内で、こういった転勤というものがあったんだなと思いながら大福を食べた。
ついでにこの方の墓を見に行こうかと思ったが、足を向けると寺らしき建物は視界に入らず、かなり先のようなのであっさりやめにした。
(琴平山)
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駐車場にさしかかる。入口の脇に「史跡岩宿遺跡遺構保護観察施設(岩宿ドーム)」なる施設があり、中を覗くと無料とあったので入ってみた。中にはだれもいず、ここでビデオを見るらしい。用はないなと立ち去ろうとしたら、事務所からオバチャンが出て来て、ビデオを見て行けとおっしゃる。古代や先史時代にはあまり興味はないのだが、無下にお断わりするのも失礼かと思い、10分ほど勉強させていただいた。後は博物館に行かれ、さらに造詣を深めてくださいということだった。
駐車場に戻ると、隣の車ではまだ寝ていた。もう11時を回っている。まさか死んでんじゃないだろうなと、ちらっと見ると、女の方が目を開けていた。隣に駐めたばかりにおかしな関わりになりたくもないので、早々に立ち去った。
(来迎阿弥陀三尊笠塔婆。ピンボケではない)
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天神山には行けなかったが、その麓の「来迎阿弥陀三尊笠塔婆」を見て帰った。案内には鎌倉後期と記されていた。
(本日の歩きルート)
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
岩宿遺跡駐車場(8:24)……琴平山(8:30)……稲荷山(8:56)……道帰り山(9:41)……弥右衛門山(10:10)……御嶽山(10:14)……雷電山(10:18)……うさぎ山(10:31)……駐車場(11:18)
あにねこさんがレンゲショウマとかが咲く時期に周回された記事が印象に残っていて、琴平山だけは足尾の山に行く際の駐車場のトイレ利用で知ってはいたが、笠懸辺りにもこんな連山があったのかと、いずれ一通り歩いてみようとは思っていた。その後、足尾の山を歩いた際、石集めの方から、その辺の山は赤城山の噴火活動でできた山であることも聞いていた。
暑い時期には不向きな低山だし、今の時期ならちょうど良いかもしれない。赤城おろしが吹きさらす前に歩いておこう。昨日は不甲斐ない歩きをし、これでカバーできるとは思ってもいないが、合わせて一回分の満足感にはなるだろう。
今回の歩き、途中での車利用はせずに、琴平山、稲荷山、道帰り山、鹿田山の通しとしたが、予定ではこれに天神山を組み込むつもりでいた。ところが、途中で見えた天神山は意外にも遠く、鹿田山の付録のウサギ山で打ち切りとした次第である。ちなみに、鹿田山については、弥右衛門山、御嶽山、雷電山(=八王子山)を合わせての総称らしい。
(最初は琴平山へ)
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(もう山頂が見えている)
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(琴平山山頂)
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(大間々扇状地展望台)
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(展望台から)
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(鳥居があるから神社でしょう)
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いつもの駐車場に車を入れる。ここには頻繁に来るわりにはトイレ以外に足を向けたことがない。駐車場には車が8台ほど。隣の車ではカップルが寝ていた。こう寝顔が外から明瞭な寝方というのも困ったもので、こちらが後ろめたくもなるのでそそくさと出発。まずは琴平山。
琴平山は山というよりも丘陵状だ。黄色の葉の残る広々とした樹々の間をゆっくり歩いて行くと、あっ気なく三角点のある山頂に到着した。もっといい気分でいたかっただけにフェイントをかけられたような感じだ。このまま戻るのも何だしと、回り込んで先に行ってみると、展望台があった。「大間々扇状地展望台」とある。真下を50号線が通っている。ここには鳥居があって、石祠が置かれている。脇には留魂碑なるものもある。題字は陸軍少佐とあるから戦没者のだろう。
(下る)
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(気になった標識)
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(下に沼が見えている。鹿の川沼というらしい)
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そのまま下る。途中の道標に「岡上景能公の墓(国瑞寺)→」というのがあり、どういう人物か知らないので気になった。
(稲荷山へ)
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(山頂の神社)
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(反対側に下ると公園になっていた。というよりも、この辺一帯が公園のようだ)
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稲荷山もまた駐車場の前に入口がある。上に鳥居と正一位稲荷大明神の赤い幟が続いているので、山頂に稲荷神社があるのだろう。途中の石灯籠には文化の年号が彫られている。やはり神社があった。琴平山同様に、ここにも山名板はない。この辺はカタクリの群生地らしい。あちこちに進入禁止の看板が置かれている。
西側に踏み跡が続いているので下ってみる。ちょうど、地図の破線路のようだ。下は公園になっていて、散歩やらジョギングする人の姿が見える。
次は道帰り山。何でこんな山名になったのか。後で知ったが、読み方は「どうがえりやま」だそうだ(琴平山についても「こんぴらやま」と読むらしい)。ここに行くには、一旦、車道を歩くしかない。地理がよくわからないままに歩いたせいで、もう一本西側の車道に出たかったが、気づいた時には民家が軒を並べ、裏に回れるすき間がなくなっていた。ようやく葬儀会館を見つけ、ここならと、フェンスの隙間から脱け出す。大量のどろぼう草が付いてしまった。
(車道から離れ、鹿田山と道帰り山の間に向けて歩く)
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(左側が鹿田山のようだ)
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こちらが鹿田山で、あちらが道帰り山だろうと見当をつけて歩いているが、実はあやふやなままに歩いている。山の間に、向こう側に抜けているような歩道があったので入ってみる。一服しながらどろぼう草を叩いていると、反対側から散歩のオジサンがやって来た。道を教えていただいた。このまま行くと、養護学校と鹿田山の間に出られるらしい。正解であった。
「ここはフットパスの終点です」という看板が続けて2つあった。フットパス? Foot Path? 遊歩道? まあどうでもいい。抜けると畑が広がっていた。左に鹿田山と駐車場が見えている。
(路傍の庚申塔)
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(道帰り山)
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右に折れると庚申塔があった。文政年間のもの。特別支援学校の前を通ってしばらく行くと、左に小道を見つけた。念のため、たまたま車で乗りつけた、これから作業といった感じのオジサンに「ここから山に行けますよね?」と確認して入り込む。この先に建岩というのがあって、これも行っておかなきゃと地図に書き込みまで入れていたのだが、すっかり忘れていた。建岩に行くには、さらに先まで行かないといけない。
(道帰り山へ)
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(石祠が2基)
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(道帰り山の三角点)
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(炭焼き跡か。こういうのを見ると、自分でも炭作りをしてみたくなる)
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踏み跡はずっと続いている。石祠を2基目にする。近年のものだろう。ヤブの中に三角点がかろうじて見えた。ここが山頂か。その先に踏み跡を追うと下りかけている。ここもあっけない山だ。通りすがりの山道といったところ。遠くから見ると、確かに山の形になっているのだが。ベンチがあったので、ここで菓子パンを食べて一服する。刈り払った斜面を適当に下って行くと石組みが目に入った。これは炭焼き跡だろうか。
(赤城山)
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続いて鹿田山。西側に電波塔のような鉄塔が建っている。振り返ると、赤城山の眺めが良い。また「←鹿田山フットパス」の標識があった。駐車場の車が多いが、ここは公園のようになっているようだ。歩いている人もかなりいる。ところで、鹿田山の読み方は「しかだやま」でいいのだろうな。
余談だが、建岩や鹿田山一帯には南北朝の頃、砦が随分と築かれたようだ。
(ここにも沼。清水新沼)
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(整備されたフットパス)
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(弥右衛門山)
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(御嶽山)
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(八王子山通称雷電山とある。いずれもどこが山なの?といった感じになってしまうのだが)
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「鹿田山フットパス散歩コース」の案内看板があった。うさぎ山だけは離れてコース外になっている。まさか行けないわけではあるまい。正面の左から回るとしよう。
ここもまた丘陵状になっていて、まず、息が切れるということがない。弥右衛門山、御嶽山、雷電山(八王子山)とあっという間の縦走で終わった。これではハイキングにもならない。まさにお散歩。散歩気分で歩くにはちょうどいい公園だ。途中、「雷電様→」の標識があったので入りこんでみたが、踏み跡が右往左往して、よくわからないままに戻った。
(ここにも駐車地があった)
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(わざわざ鉄塔を見に行く)
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このままうさぎ山に向かってもいいが、ここまでのすべての山があっ気なく、間がもてないといったところがあり、意味もなく鉄塔の下まで行ってみたが、得るものは何もなく、ただどろぼう草のお世話になっただけのこと。
(うさぎ山へ)
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(最初は歩けたが、すぐに猛烈なヤブになる)
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(うさぎ山山頂。テープの一本もない)
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車道をちょっと下ると、右手に鉄棒で仕切られたところがあり、別に立入禁止も何もなかったので、ここから入った。箱ワナようなものがあり、その先は猛烈なヤブ。伐った木を積み重ねたところがいくつかあったが、木は腐り、かなり古い。人も入っていないのだろう。ヤブをかきわけ、うさぎ山の山頂らしき高みに立って、さっさとおさらば。ここのヤブ、トゲ状のものも混じり、ズボン2か所に穴があいてしまった。
(ここに戻って入る)
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(雷電様)
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(車道歩き)
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このまま車道を下るのも何だから、さっき見そこなった雷電様分岐のところに戻る。今度はすぐに石祠の雷電様に出会えた。安永年間の祠だ。急な斜面を下ると車道に出た。
(爪引観世音)
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(石仏)
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(岡上景能公の銅像)
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(こういった説明なのだが読みづらいか)
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車のほとんど通らない車道を行くと、病院の脇に出た。今度は車の往来の多い車道になった。弘法の爪引観世音を覗き、岩宿博物館が近づいた。そこに件の岡上次郎兵衛景能公の銅像があった。業績を記した説明書きを読んだ。なるほど、これならこの地開発の偉人だろうな。そして明治に入ってから名誉回復か。興味を引いたのは、この代官氏がこの地に赴任する前に足尾銅山奉行にいたということ。特別意識をしたことはなかったが、当時の天領内で、こういった転勤というものがあったんだなと思いながら大福を食べた。
ついでにこの方の墓を見に行こうかと思ったが、足を向けると寺らしき建物は視界に入らず、かなり先のようなのであっさりやめにした。
(琴平山)
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駐車場にさしかかる。入口の脇に「史跡岩宿遺跡遺構保護観察施設(岩宿ドーム)」なる施設があり、中を覗くと無料とあったので入ってみた。中にはだれもいず、ここでビデオを見るらしい。用はないなと立ち去ろうとしたら、事務所からオバチャンが出て来て、ビデオを見て行けとおっしゃる。古代や先史時代にはあまり興味はないのだが、無下にお断わりするのも失礼かと思い、10分ほど勉強させていただいた。後は博物館に行かれ、さらに造詣を深めてくださいということだった。
駐車場に戻ると、隣の車ではまだ寝ていた。もう11時を回っている。まさか死んでんじゃないだろうなと、ちらっと見ると、女の方が目を開けていた。隣に駐めたばかりにおかしな関わりになりたくもないので、早々に立ち去った。
(来迎阿弥陀三尊笠塔婆。ピンボケではない)
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天神山には行けなかったが、その麓の「来迎阿弥陀三尊笠塔婆」を見て帰った。案内には鎌倉後期と記されていた。
(本日の歩きルート)
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」
笠懸はまさにおっしゃるところの付近にあった村です。
山深いところというよりも、丘陵帯で、よくちょい昔の小説なんかを読むと、東京の奥地を「武蔵野のおもかげが残る」といった表現が使われていたりしますが、そんな、雑木林が続くようなところだったのではと思います。
山というほどのものでもないのですが、ハイキングコースは気分よく歩けます。ですが、山を歩いている気分にはなりません。
うさぎ山のような、まったく放置され、見向きもされていないヤブ山は、周囲のハイキングコースとはかなりの違和感もありましたけどね。変化があるというレベルには遠いですね。
大通り沿いを通っている時は気付かなかったのですがこの辺りもわりと自然に畑と田舎なんですね。住宅街なのかと。
炭焼き跡もあるとなると昔はもっと山深いところだったんでしょうか。
車がなかったのは偶然のことで、別にじっと待っていたわけでもありません。そう言われると、4車線の幹線道路なのに車が車がないというのも珍しいですね。
あそこの断崖の上からの夜景はきれいでしょうね。ただ、桐生の町の中心部は見えませんから、どんなものかとも。
こんなことを記してはなんですが、笠懸あたりは自然公園だらけですよ。失礼ながら、ちょっと手を加えただけで整備されてしまうといった感じもします。
鹿田山ももっと広かったら、ちょくちょく行けるのですが、あっという間のものだと、なんだそんなものかといった感じになりますね。
国道50号線を真下に見る展望台は、夜景が良さそうな気がします。
画像に写る自動車が少ないのに「いつ撮影したの?」と思ってしまいましたよ。