たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

足和田山で富士山見物。

2025年02月12日 | 富士山見物
◎2025年2月11日(火)

紅葉台……三湖台……足和田山(五湖台)往復

 長引く寒波を体の良い理由にして山歩きはしばらくしていなかった。降雪の有無に関係なく、寒い中を歩くのは嫌だった。この寒波も今週中に一旦は収まるようだが、皮肉にも春一番のすぐに次の寒気が流れ込むらしい。前回の記事で、庵滝の氷瀑もそろそろ終わりかと記したが、とんでもなかった。弓張峠からラッセルをしたり、8日には滝の右側で雪崩が起き、三人が巻き込まれたとか。半分落ちていた赤城の氷瀑もまた、全面に張り出したらしい。余談だが、赤城山の車道の除雪が間に合わない状況になっているようだ。
 子供の頃、子供会で朝夕の雪かきをするのが日課だった。エリア内の道づくりが目的だった。それはそれで楽しい思い出ではあるし、雪が降る中でも苦痛はなかった。この年になれば、少しの雪もうざいものになり、ふらふら出歩くのも、風が強いなと感じただけで嫌になり、仕事が休みの前日に山行の準備をしていても、起き抜けの寒さで出かける気が失せ、寝なおすことが何度かあった。手持無沙汰で桐生のロウバイパークに行ったりしたが、雪がぱらつき出したので、震えながらそそくさと帰って来る始末だ。
 今回は思い切って富士山見物に行ってみた。当初の予定コースは、今の自分にはちょっときつそうなものだった。河口湖インターを出てから考え直し、どうせ目的は富士山を間近に見られればそれでいいんだしと日和見気分になり、最も楽な、紅葉台まで車で上がり、あとは足和田山を往復ことにした。このコースにきついところはまったくなく、現に、尾根に隣接する東海自然歩道を歩けばよいだけのことで、累積標高差は300m少々。距離にしても往復6~7kmほどのものだ。実のところ、足和田山に登るのに、軽いハイキングになるこのコース歩きだけは避けたかったが、なぜかこうなった。せめて、少しは変化を付けようと、往路は尾根伝いとし、復路は歩道歩きにした。尾根伝いとてたかが知れている。頻繁に歩道に合流する。終われば、確かに楽で物足りないものだった。ドライブがてらと思っても、片道の運転時間分ほども歩いたろうか。
 肝心の富士山は圧巻だった。雲一つなかった。事前確認以上だった。惜しいのは、時間的なこともあるが、陽が左からもろに富士山に当たっているため、素人のコンデジ写真では陽光が入り込んでしまい、満足な写真は撮れなかったことだろうか。
 ここのところ、富士山見物では、直近で見られるような山ばかりを歩いている。次回からはもっと離れた山から眺めることにしよう。富嶽の姿が小さからず、大きからずといったところか。樹海を入れる必要はない。自分の拙い経験では、小楢山から眺める富士山が好きなのだが。ただ、寒さをこらえてまでといった気分には、しばらくはなれないだろう。

(早速、紅葉台から。実は、ナビに「もみじだい」と入力したら、おかしな所に導かれ、地図を見ると「こうようだい」が正解で、無駄な時間を使ってしまっている)


(先ずは三湖台へ。三湖とは本栖湖、精進湖、西湖を指す。五湖台となれば、これに河口湖と山中湖が加わる。出がけの気温は-2℃だったが、風は弱く、最後まで寒い思いはしなかった)


(右が歩道で、左は尾根道。三湖台に行くには尾根道へ)


(終始、右手に富士山が見えていた)


(チェーンスパイクを付ける必要もない)


(三湖台。設置の展望盤に合わせると、南アルプスの右端が北岳で、右手前のこんもりした山は王岳のようだ)


(西湖を見下ろす。左から鬼ヶ岳、金山、十二ヶ岳。十二ヶ岳の後ろに節刀ヶ岳が見えるはずだが、自分にはわからないし、これらの山名が正しいのかも自信はない。展望盤頼りだ)


(中央右寄り奥が毛無山かと思う。右の尖がった山には電波塔が見えるから三ツ峠山だろうか)


(これから向かう足和田山)


(西側。精進湖がかすかに見える。左の山塊は三方分山のあるエリアだろうか)


(さらに西。あれは、11月に行った竜ヶ岳だろう。ここまで、山名についてはかなり適当なことを記しているかも知れない)


(南を振り返れば御大。裾野の雲が上がりそうな様子はない)


(尾根道とはいってもしっかりした道だ)


(つい気になる)


(足和田山が近づいている)


(1237.6m三角点標石)


(西湖を見ながら)


(ここは西湖から上がるコースとの合流点だが、西湖方面にトレースはなかった)


(歩道から尾根道の分岐はこんな具合で、分かりやすい。楽に足和田山に行くなら、歩道を歩けばいい。ところどころで尾根道を登って下っても、三湖台ほどの見どころはない)


(緩い尾根道)


(間もなく到着といったあたりに広場があった。)


(広場から)


(少しアップで)


(広場から先を見上げると、もう山頂の気配。この程度なら右に遊歩道を行く必要もあるまいが)


(ここも分岐だが、文化洞トンネル方面にはトレースはいくつかあった)


(そして山頂到着。自分の足で一時間少々だった。四年前に、同じ手を使って松姫峠から奈良倉山まで行ったが、30分しかかからなかった。それに比べたら、少しは歩いた方だ)


(五湖台の標柱を入れて)


(こちらは足和田山の標柱)


(絶景だねぇ)


(少し大きく)


(好展望の理由がわかった。展望地は伐採されている)


(展望台から河口湖)


(展望台からはこんな感じ。あまり代わり映えはしない)


(松竹映画のオープニングみたいだ。寅さんか)


(山頂をどアップで)


(意味もなく陽を入れてみた。こんな配置になる。あと一時間もすれば真上だろう。山頂にはだれもいなくなった。オレもそろそろおいとまするか)


(帰路は東海自然歩道で)


(標識が倒れていた。左に向けて「魔王神社」とある。「魔王天神社」のことだろう)


(道の駅なるさわから魔王天神社でここに至るのも定番コースで、トレースは多数あった。ただ、このコースを使って五湖台と三湖台の両方に行くとなると、そしてまたここを下るとなれば、何度も同じところを歩くことになる。さりとて国道を歩く気にはなれない)


(三湖台に三角点があるのを後で知った。三角点を確認に再び三湖台に。ちなみに、足和田山と紅葉台にも三角点があるが、それを知ったのは帰宅してからで、ともに確認もしなかったし、目にもつかなかった)


(どうもこれらしい。他に標石はなかった。何だかお粗末)


(もう一度、北側の景色を見たかったが、若いグループが大声で騒いでいたのでやめた)


(どうもあの山塊が気になる。遠いから頻繁には来られない。少し調べてみよう)


(駐車場到着。見物時間込みの2時間半ほどで済んでしまった)



(帰路の途中で寄った鳴沢氷穴。中は暗くて、まともに撮れたのは四枚ほどしかなかった。見物料350円。富岳風穴も合わせれば600円。経営が同じなのだろう。一つで十分。受付のオニイさんは愛想もなく、説明書きを「見りゃわかるだろう」レベルだった。ちなみに、ここの氷穴見物で、日本語の会話は聞かなかった。中国語だらけだった)









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