たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

金精峠から丸沼温泉へ。湯沢峠までの県境稜線を歩いてみた。

2017年09月05日 | 日光周辺の山
◎2017年9月3日(日)─みー猫さんとくちゃん

金精トンネル前駐車場(6:40)……金精峠(7:04)……温泉ヶ岳(8:04~8:20)……念仏平避難小屋(9:16~9:34)……2326m標高点下(9:50)……つぶれた小屋(10:15)……2018m標高点付近(11:54)……2020m級小ピーク(12:27~12:58)……2001m標高点付近(13:15)……湯沢峠(13:36~13:56)……湯沢探索(14:48~15:16)……丸沼温泉駐車場(15:32)

 以前から、温泉ヶ岳と燕巣山をつなぐ群馬・栃木の県境稜線を歩いてみたいと思っていた。その北側の最終、物見山・黒岩山区間はすでに歩いてはいるが、燕巣山の先はまたいずれの話として、先ずは温泉ヶ岳・燕巣山区間を優先課題にしたい。残雪期に日帰りで金精峠から物見山までつなぎ、日光沢温泉に下られたきりんこさんのような方もいらっしゃるが、それは例外、参考程度として、自分の場合、温泉ヶ岳・燕巣山区間は、湯沢峠でせいぜい2回分割だろう。
 だが問題があった。温泉ヶ岳と湯沢峠の間、一人歩きとなると、どうしても高低差の関係で、丸沼温泉から登り、金精峠にチャリデポする形にせざるを得ない。しかし、そのチャリもまた、もう使わないだろうと、折り畳み式を粗大ごみで出して久しい。また今後ともに使う保証がないままにわざわざ買うわけにもいかない。
 そこで、地図を見ながら、湯沢峠から2001m標高点に戻り、2006.9m三角点を通る尾根を南下し、菅沼の脇に出て国道に這い上がる手を思いついたりしたが、末端に青い点線があったり、堰堤マークがあったりで、どういうことになっているのかまったくわからない。これとて、国道歩きが少しは緩和されるくらいのものにすぎない。燕巣山・湯沢峠区間を先行して、その辺は、帰りがけにでも確認してこようかと思っていた。
 ここでみー猫さんが出てくる。前回記事に意味あり気なコメントをいただいた。もしかしてお誘いかと思い、天気の良さそうな日曜日は湯沢峠付近の県境か大岳尾根を歩こうかと思っているとメールを入れる。何度かのやり取りで、最終的に、ここのところみー猫さんとのお歩きが多くなったとくちゃんを誘って、温泉ヶ岳・湯沢峠区間を歩くことになった。これで長い車道歩きからも解放されると思うとほっとする。難解な区間はさっさと済ませてしまいたい。
 だが、これですんなりと決まったわけではなく、問題は出発地点をどちらにするかだ。みー猫さんは丸沼からの登り基調コースにしたい気配があるが、自分としては、ずっとまっとうな歩きをしていないので、金精峠側からの下り基調で歩きたい。みー猫にはご容赦を願い、金精峠から入ることにしていただいた。ちなみに、今回のコース、後でカシミールで確認すると、累積標高が+で1,270m、-で1,610mになっていた、丸沼から登るとこの数値は逆になってしまう。
 実は、一昨年にここを燕巣山まで歩かれた烏ケ森さんや、昨年のきりんこさんの記事で、以前はトレイルランのコースとして使われ、踏み跡がしっかりしているらしきことを知ったので歩いてみる気になったのだが、帰ってから調べると、丸沼トレイルランはここ4年開催されておらず、50kmコースとして設置されたコースは、この付近、丸沼、湯沢峠を経由し、途中から下るというものであった。

 今回もまた、例によって長々とした前置きになってしまった。

 3時半に家を出て、沼田経由でみー猫さんとの待ち合わせ場所の丸沼温泉に向かう。待ち合わせは6時15分だったが、国道を走るようになってから、やけに到着時刻が早くなりそうで、時間調整をしながら丸沼に向かったが、それでも5時45分くらいに駐車場に着いてしまった。途中、車道をタヌキとシカの親子が横切るのを見る。すでにみー猫さんは到着されていた。さすがに朝早いのは平気な方だ。もっともこちらの方が出るのが30分早い。
 ひんやりしている。自分の車をデポし、みー猫さんの車に移る。車が表示する気温は12℃となっている。一気に朝が涼しくなったものだ。こんな気温での歩きは久しぶりだ。金精トンネルの駐車場に着くと、さらに気温も下がり、ウィンドブレーカーを着込んでしまった。今日のプランの中に沢歩きもあったが、沢は冷たいだろう。これは選ばずに正解だった。駐車場の車は15台くらいか。準備中の方もいる。
 とくちゃんとの待ち合わせは6時30分。時間を持て余し、周辺をぶらついたり、とくちゃんのことをいろいろとみー猫さんから伺う。歩きは遅いが粘り強い方だそうな。「歩きが遅い」。今の自分には何とも頼もしい言葉だ。
 とくちゃんが定刻に到着したところで初対面の挨拶を交わして出発。何だ女性だったのかと驚いたりはしない。女性であることは既に知っているし、彼女のブログを拝見したり、自分のブログにコメントをいただいたりもしている。まぁ、初対面の印象としては、あっけらかんというか失礼ながらアバウトというか(笑)。しかし、この方、本当に足が遅いのだろうかと思ったりしている。至って軽快な感じがするのだが。

(では出発)


(崩壊地通過)


(なかなか急だ)


(金精峠)


 金精峠までのいきなりの急登りには参った。息切れがひどい。最後を歩いたが、自分の漏らすハーハー、ゼーゼー音を、前を歩くとくちゃんに気づかれまいと、ちょっと離れて登る。ちらりと覗く白根山はガスで隠れ、温泉ヶ岳の方もまた雲が低くかかっている。男体山もちょっと頭にガス。
 金精峠に早々とヘロヘロ状態で到着。その間、自分だけ青年1人に抜かれる。標高差が300m以上もありそうな感じだったが、みー猫さんに笑われてしまった。実際のところ200mほどのもの。後で知ったが、ここのコースタイムは35分。それを24分で歩いている。お二人ともに息切れの気配はない。何だか今日は自分が足を引っぱりそうで、暗雲漂いの気分になってきた。汗をたいしてかかない涼しさだけが救いだ。とくちゃんから蒟蒻ゼリーをいただく。
 峠にジイチャン、バアチャンの2人連れがいらした。根名草山まで行かれるらしい。そんな情報も、早速聞き出したとくちゃんからのもの。それに比べると、自分とみー猫さんは至って寡黙といったところだ。ディダラボッチさんが「ひまわり娘のtokuちゃん」と称されたのは、その底抜け的な明るさからきたのだろうなと思ったりする。

(振り返って金精山)


(控え目なナゲさん)


(三角ピークは外山。あそこに行ったことはなかったと思う)


(傾斜が増す)


(もっさりしたコケ)


(刈込湖と切込湖)


(白根山はまだ隠れている)


(この感じが好きだ)


 温泉ヶ岳に向かう。黄赤のプレートや森の番人のナゲさんが控え目に顔を出し、斜面にコケも目につくようになる。手ごろに開けたスポットで休むと、青空が次第に広がってきている。振り返ると、金精山が見えている。ここからでは白根山が見えないのか。ここを歩くのは25年ぶりだ。あの時は根名草山往復だったが、廃れかけの念仏平避難小屋しか記憶がない。
 樹林帯に入り、根名草山の分岐を左に登ると、ジワリと傾斜が増してきた。当然、こちらは遅れがちになる。あの二人、何でこう速いんだろう。オレが遅いだけか? いつもの、歩いては適当に休む繰り返しの自分流の歩き方ではどうしても無理がいく。

(温泉ヶ岳に到着)


(地理院三角点)


(根名草山方面)


(燕巣山と四郎岳。後ろに尾瀬の山々)


 温泉ヶ岳に到着。先行者が下るところだ。北と東側の展望が開けている。北側、根名草山がちょこんと頭を出し、左に燕巣山と四郎岳。後ろの燧ケ岳と黒岩山はガスに隠れている。東側は男体山から於呂俱羅山までしっかり見えている。自分はメガネをかけていても視力は弱い。とくちゃんに避難小屋が見えるよと言われるまで気づかなかった。ここから見る念仏平避難小屋、針葉樹に囲まれ、立地条件が良いとは思えないな。眺めながら一服する。今日はお二人ともに非喫煙者だしと遠慮して離れて吸っていたが、最後は目の前で吸うようになってしまった。
 山頂には御料局と地理院の三角点が2つ。地理院側の脇に聖護院行者一行と書かれたお札が置かれている。ここも修行、あるいは信仰の対象となる山なのだろうか。帰ってから調べると、三峯五禅頂の夏峯コースに「竜池ノ宿」というのがあり、金精峠・柴宿から温泉ヶ岳を経由して行くらしいことを知った。その先が金田峠の深山之宿ということになる。竜池ノ宿に向かうのは困難だから、ここで祈祷したのではあるまいか。

(ここを下るというのもどんなものだろう)


 ここから忠実に県境を行くとなると、北東に下らないといけないが、そちら方面をみー猫さんがじっと眺めている。笹ヤブが密になっていて、か細い踏み跡というか、笹の薄いところが半端に少し続いているだけ。どうします? やはり、一旦、分岐に戻りましょうということになった(実際、ハイマツとネマガリタケで背丈が没するらしい)。単独のオジサンが上がってきた。

(根名草山方面に向かう)


(左側先が2207m標高点ピークだろうか)


(中禅寺湖が見えてきた)


(温泉ヶ岳を振り返って)


(白根山が顔を出した)


 再び樹林帯に戻ったが、やがて斜面のトラバース道になって、東側を眺めて歩ける。暑くもなく気分良く歩ける。自分には、ようやく山歩きの季節が戻ったといった感じだ。右側に長い尾根が見えている。右端が2207m標高点ピークだろうか。竜池ノ宿はその手前にあるはず。
 あの金精峠の2人連れを追い越す。根名草山を先行するのだろう。あのバアチャンの方、強そうなジイチャンに引き回されている感じがしたが、意外とバアチャンも強そうだ。振り返ると、温泉ヶ岳の右にようやく白根山が見えてきた。もうガスはない。

(倒木が多くなり、コケもまた目立つようになる)


(食えまいだろう)


(沢を越えて)


(旧念仏平避難小屋跡)


 また樹林帯。樹は細く、古い間伐は苔むしている。ここもまたコケの宝庫のようだ。小さな沢を越えると狭い平坦なところに出た。ここに建て替え前の念仏平避難小屋があった。とくちゃんがおもしろいことをおっしゃる。ここでかつて心臓だったかの病で亡くなった方がいたそうだ。こういう話はどうも気になる。例によって後で調べた。1994年11月のこと。通りがかりのハイカーが小屋を覗くと、布団の中に遺体があり、警察では衰弱死と判断したらしい。県境の小屋ながらも、微妙に栃木県になっていて、最終的には通報を受けた群馬県警から栃木県警扱いになったとか。11月も後半のことだ。何日か発見されないままでいたのだろう。年齢は不明だが、こういうのは単独テント、避難小屋泊まりの怖いところだろうな。

 抜けるような青空を見上げる。これでは雨も落ちてくることはあるまい。温泉ヶ岳も背景は青一色だ。「小屋まで15分」の標識。そして最後の水場。樹林の中に入り、みー猫さんから砂糖をまぶした干したレモンの菓子(輪切りレモン?)をいただく。何でも、これでノラさんが元気百倍になったとか。こちらは、相変わらず、二人について行くのがようやくだが、息切れは大分解消し、いつもの歩きに戻りつつある。しかし、みー猫さんの弁、「とくちゃんの歩きは遅い」というのは何なのか。確かにみー猫さんよりは遅いだろうが、自分には十分に速いわ。ただのみー猫さんの主観に惑わされてしまっていたようだ。

(念仏平避難小屋)


 念仏平避難小屋に到着。温泉ヶ岳から見えていた針葉樹はシラビソとアスナロだった。早速、小屋の中を覗いてみる。築9年だが十分に新しくきれいだ。とくちゃんはここに泊まってビールを飲みたかったらしい。ノートを見ると、昨夜から今朝にかけて泊まった方がいるようだ。ここのところ気温は秋めいてきた。明け方は寒いだろう。まして、夜のビールは乾杯の一本だけで、あとは熱燗がいいに決まっている。

(撮影会が始まった)


 休憩し、適当に食べる。5分もじっとしていると寒くなり、途中で脱いでいたウィンドブレーカーを着込み、スパッツを付ける。とくちゃんが「ここでやっちゃおうかな」と、何をするのかと思っていたら、ザックから風呂敷のような布に包まれた物を取り出し、大事そうに開く。銭形警部のフィギアが出てきた。そして、小屋をバックに写真撮り。
 こういう趣味の方もいらっしゃるようだ。ちょっと考えづらい。とくちゃんのブログで、よくキャラクターの入り込んだ写真を見たりして、合成しているのかなと思ったりしていたが、こうして、フィギアを同行させては撮ったりしているようだ。出どころは大方がお子さん達の遊び道具だったらしいが。つい水曜日に、みー猫さんととくちゃんはヒライデ沢に行かれたようだが、沢にはどんなキャラを同行させたのか。撮影が終わると、これまた大事そうに包んでザックに入れ込んだ。まぁ、人生いろいろ、山歩きスタイルもいろいろだ。
 休憩が終わって出発。入れ違いにジイチャン、バアチャンが上がって来た。

(そろそろ突入だろう)


(ここが玄関)


 ちょっと登る。本日の核心部に入りつつある。事前調べでは登り上がったところで登山道から離れるらしい。先頭のみー猫さんが、ここから下りになりますよとおっしゃる。では、そこからでしょうね。薄い踏み跡があって、樹にピンクのテープが巻かれている。ここだろう。右上に2326m標高点ピークがすぐ近くにあるが、ヤブを漕いでまで律義に登ることもないだろう。

(つい、さっさと歩いてしまった)


(広いササ原。ここから樹林の中に入り込む)


 つい先頭になってしまっていた。ピンクテープと薄い踏み跡は続く。何だ、こんなものかと、その時はかつてのトレランコースがしっかり道型で残っているんだなと、少々、がっかりしたりしている。樹林から抜け出すとササヤブの原っぱが広がり、明瞭な道型は消えた。地図でも尾根型が広がっているところだ。だが、すぐに赤テープが目に入り、その先にはピンクテープ。どうもこの先、しばらくはテープ拾いの歩きになりそうだ。
 二人に笑われた。これまでの歩きとはうって変わって、えらく軽快な歩きになったと。さりとて、みー猫さんほどのその筋の体験は豊富ではない。ただテープを求めて歩いているだけのこと。

(こんな水溜まりがあちこちにずっと先まであった)


(今のところ、テープと踏み跡で歩ける)


 この先、原っぱを抜け出すと、しっかりとした道型が出てきたり、不明瞭になったりといった状態が続く。尾根型は相変わらずはっきりしない。ピンクのテープだけはずっと続いている。自然林の中の歩きになっても、ここは疎林に近く、左手に温泉ヶ岳がはっきり見えている。こちらはテープ追いで歩いているが、とくちゃんがGPSで確認すると、しっかりと県境歩きになっているようで安心もする。

(倒壊した丸太小屋)


(ここが入口らしい)


 ちょっと下りかけると、丸太の積み重ねが見えた。屋根にシートをかぶせたつぶれた丸太小屋だった。入口もあって、シートの覆いから中を覗くとゴミが散乱している。ペットボトルやらフライパン、一斗缶、中に入ったとくちゃんによれば酒瓶もあったようだ。ここで暮らしていた人でもいるのかなといった話になったが、他の方のネット記事を読むと、トレランのチェックポイントが置かれていたようなことを記されてもいる。
 後で調べると、トレランのコースは、実際に参加した方のレポによると、丸沼温泉→丸沼高原→白根山→前白根→金精峠→菅沼キャンプ村→丸沼温泉→湯沢峠→県境尾根→2237m標高点→菅沼→丸沼温泉といったややこしい走りのコースになっていた。累積標高差は3275mで距離50km。県境稜線に関しては、湯沢峠から入り込み、この丸太小屋あたりから2237m標高点を経由して南西に菅沼に出るようだ。これもまた山歩きスタイルいろいろということにはなるが、8月の暑い時期によく走れるものだと感心もする。それはさておき、チェックポイントがここにあってもおかしくはないが、ペットボトルはともかく、フライパンやら酒瓶は何なのだろうか。世離れしたこの地で仮住まいしていた人がいたとしても不思議ではない。

(下り斜面での展望地)


(菅沼が見えている)


(右手に根名草山の白ザレ斜面。この写真の左側の尾根を下って行くことになる)


 ヌタ場なのかよく知らないが、この辺から水たまりがよく出てくる。水そのものはきたない。倒壊小屋からは長い下りになる。ちょっと開けたところに出ると、左下に菅沼が見え、この先の尾根伝いが垣間見える。燕巣山と四郎岳の後ろに尾瀬の山並みが見えるのが、上州武尊、笠ケ岳、至仏山、燧ケ岳、自分にはどれがどのピークなのか、正直のところよくわからない。右手には谷間越しに根名草山南西斜面の崩壊地が続いている。ホシガラスがギャーと鳴いて飛んで行った。

(なかなか急だ)


(白テープの目印)


 この辺は雷もよく発生するところなのか、立ち枯れやら倒木が多い。よくこんなところをトレランで走れるものだなとつい思うが、横断する倒木には、滑り止めなのか、切れ目が入っている。そういえば、いつの間にか、色物から白く長いテープに変わってきている。かなり頻繁なマークだが、トレラン大会のブランクもあり、踏み跡は部分的に消えていたりヤブ化しているところもあり、結局はテープ頼りになるが、落ちていたり消えている区間が延びていたりして、3人でテープを探し回るのが多くなる。尾根筋に行けばいいだけのことではあるが、どうも地形が読み取りづらいところだ。

(落ち着いてきて)


(ちょっとばかりの展望。白根山がチラリ)


 200mほど下りきる。もう少しで、念仏平避難小屋と湯沢峠の半分あたりになる。地図を見る限り、あとは緩やかなアップダウンになっている。たまに左側からバイクのエンジン音が聞こえてきて、ちょっと興ざめな気分になる。
 ちょっとした展望地。とはいっても四方ともに山が迫ってはいるが、白根山の頭が見える。そろそろ汗が出てきたが、せいぜい顔に手拭いをあてる程度のものだ。涼しい。今日あたり、尾瀬の木道を歩いていたら気持ちも良いだろう。

(?)


(さっきの所よりもこちらの方がよく見える)


 コケもさることながら、普段あまり目にしない植物が結構、目に入るようになる。樹に群生しているキノコは何だろう。そして、繊維質がそのまま固まったような大型のフン、小型動物の骨の欠片、……。みー猫さんの解説を聞いては納得する。

(倒木が続く)


(何というキノコなのか)


(カタツムリみたいだ)


(これもまた?)


(象に見えたし、角度を変えればマンモスにも見えた)


 樹の根の張り出しが出てきて、前をふさぐ倒木も多くなってくる。その都度、巻いては踏み跡とテープを見失ったりする。落ち着いたところでゆるゆると登って行く間に2018m標高点は通過していたようだ。すでに半分は終わっている。


(ここで乾杯)


 また下って登り、ようやく落ち着いたところで休憩。ここは食事を兼ねた休憩だ。お二人ともにノンアルビールをご持参だが、自分は普段持ち歩くこともないので、とくちゃんから分けていただいて乾杯! 分けて食べられる果物くらいは持ってくるつもりでいたが、途中寄ったコンビニにはバナナすらなかった。今日はいただきっぱなしになってしまった。食事をしながら、4日前のヒライデ沢の話を聞く。とくちゃんには初めての沢歩きだったようだが、子供の時から沢で遊んでいたらしく、なかなか果敢なお歩きだったようだ。そして、雪の積もるところのご出身らしく、スキーにも親しんでいたとのこと。山スキーもたまにやるらしい。
 なお、この場で、みー猫さんに、ホームセンターでノンアルブラックを置いているか調査依頼を受け、翌日に見てきたが、なかった。ネットで調べると、各社ともに扱いはやめているようで、小樽ビールの瓶330mlが唯一のようであった。

(踏み跡が不明になってしまった)


 あとは2001m標高点を経由して湯沢峠に出るだけだ。一時的に周囲の煩雑さから解放されていたので、この状態が続くものと思っていたが、ちょっと下りかけると、倒木とヤブで先が見えなくなった。みー猫さんは左側、自分は中央、とくちゃんは右寄りを巻いて続きを探すが、先を見つけたのはとくちゃんだ。だが、この先はササヤブが続いている。うっすらとなった踏み跡を追う形になった。

(2001m標高点あたり。湯沢峠は右へ)


 2001m標高点付近。ここで湯沢峠は右方向にずれるが、直進左寄り方向にも踏み跡が続いている。この踏み跡は何だろうか。いずれは丸沼と湯沢峠を結ぶ破線路に出るようになっているのか、もしくは、当初、自分が一人なら歩こうと思っていた南西に下る尾根に続く踏み跡なのだろうか。

(まただ)


(燕巣山が間近に見えているが)


(湯沢峠への踏み跡)


(根名草山と大嵐山?)


 ここから湯沢峠まで、一旦下って、少し登る形になる。周囲は胸高のササだが、踏み跡は問題なく追える。正面には間近に燕巣山を望む。あんなに近いのに、峠から2時間半はかかるようだ。相当な覚悟だろう。右手の根名草山の後ろにこんもりしたピークが見えている。あれは2304m標高点のある大嵐山だろうか。

(湯沢峠)


(標識)


 途中の展望スポットを経由して少しのヤブ漕ぎをすると湯沢峠に出た。ここに湯沢峠の標識はないが、「日光沢温泉← →丸沼」下って来た方向には「↑菅沼」を白ガムテープで×印にした手書き標識が置かれている。これからすると、さきほどの2001mの分岐、あの踏み跡を下ると菅沼に抜けられるということか。もしくは、この標識自体がトレラン用のものだとすれば、倒壊小屋から南下すれば菅沼キャンプ村に出ますよといった注意書きなのかもしれない。

(入り込んで、すごすごと戻る)


 予定では、漠然と、余力があるようなら燕巣山まで出る気がなくもなかった。みー猫さんと少し入り込んでみた。予想通りの熾烈なヤブになっていて、2~3m程度に離れて進んだみー猫さんの姿が見えない。ガサガサが聞こえるだけ。みー猫はヤブの下にかすかな踏み跡を見つけたらしいが、結局「う~ん。どうしたものか」で終わった。燕巣山まで行くには、強靭な精神力と忍耐力が必要なことだけは確かだ。この様子では、上りよりも下りで歩いた方が少しはマシかもしれない。だが、転倒の連続であることは確かだろう。

 3人で記念撮影。とくちゃんはポーズを作ったが、我々はただボサーッとしゃがんだり突っ立っているだけ。とくちゃんにたしなめられるが、ピースポーズもままならないのにポーズ作っても表情に無理が出るというもの。

(明瞭な道型があるだけでもさっきまでとは違う)


(ただ、道は荒れている)


(沢が見えてくる)


 丸沼温泉に向かって下る。破線路なりに踏み跡は明瞭だが、悪路とも言える。トラバース道なんかは意外に歩きづらい。標高差もざっと500mはあり、急なところもある。
 沢音が聞こえ、やがて右下に沢(湯沢)が見えてきた。そして、渡したパイプも見える。何かの施設か。ナメのこじんまりした流れが見えたので、堰堤を越えて沢に下りてみた。

(ナメの沢。登山靴で歩こうとしたら滑った)


(こんなのや)


(あんなのが)


(パイプ)


(これが温泉だった)


(とくちゃんが何かを発見)


(この辺で)


 気持ちがいいなぁと思いつつ、つい岸辺を上まで勝手に行ってしまった。さっき見えたパイプのところまで出た。脇に細いパイプで水が出ているが、その下は緑色のどろっとしたものが堆積している。汚い水だろうなと思いながら水に手をあてると、これは何とお湯だった。溜めれば、ちょっと熱めの温泉風呂になる。遅れてやって来た二人も驚いている。みー猫さんのおっしゃるには、おそらく、源泉としてパイプで引いたのだろうが、湯量が少なくなったので、ここは源泉としての役目を終えたのではないかと。
 そのうちに、最初はゴミに見えていた大きな袋が湯舟代わり、そして脇に丸めたホースがあることをとくちゃんが発見。どうも釣り人なりがここに来てはひとっ風呂を浴びて帰るのではと推測する。少し先から石垣を越えて踏み跡を下る。黒いパイプも目についた。

(終点も近い)


(コケの付いた小沢)


(工事用に広げたのだろう)


(名前も知らないのについ撮ってしまう)


 道が広くなり、左側にコケのきれいな小沢が見える。さっきの温泉のボーリングか、堰堤工事で車も入ったのだろう。その際の大きな石が脇に積み上げられ、これまたコケに覆われている。

(終点)


(四郎岳。ハイカーが一人下って来た)


(ハイ、お疲れさんでした)


 四郎岳を眺めながら下って行くと、丸沼温泉の駐車場が見えてきた。いやぁお疲れさんでした。9時間ほどの歩きだった。
 自分の車に身内以外の客人を乗せることは滅多にないのでつい緊張してしまい、急ブレーキ、急ハンドルの荒っぽい運転になりながら金精トンネルを抜けて駐車場に戻る。

 一人だったらやっかいなコースだったろうが、車のデポ有りでスムーズに歩くことができた。そして、とくちゃん参加で、さらに楽しい歩きにもなった。苦行の一人歩きもいいが、こういうのもたまにはいいものだ。みー猫さん、とくちゃん、ありがとうございました。そして、懲りずにまたお誘いくださいな。
 帰路、自分は沼田経由の方が近い。お二人とは逆方向になる。お疲れさんでしたと帰路に就くが、汗もほとんどかかず、温泉通りを下りながらも風呂に立ち寄ることはなかった。

(本日の軌跡)

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」

※写真の掲載にあたっては、みー猫さん写真も使わせていただいた。

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14 コメント

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瀑泉さん (たそがれオヤジ)
2017-09-08 07:20:15
瀑泉さん、こんにちは。
その筋の人の考えることはやはり同じのようで、四郎岳、燕巣山に行けば、大方は湯沢峠に下ることを想定する。私の場合も、あの激ヤブを見て、戦意喪失になり(瀑泉さんの場合は雨ですか)、途中追い越したオッサンが、湯沢峠に下ると言っていたので、同行しようかと、そのオッサンが来るのを待っていたのですが、待てど暮らせど来ない。結局、Uターンしてしまいました。途中出会った様子では、あの疲れ具合からして無理だろうなとは思いましたけどね。
峠からちょっと入り込んで様子見して戻りましたが、すぐに方向感覚がおかしくなってしまいました。下りが少しは楽だろうなと思っても、あらぬ方向に行かないように注意するにはやはり下からの登りだろうなと思ったりしましたよ。
今回の温泉ヶ岳・湯沢峠区間、その先の前哨戦としてとらえて歩いたのですが、まぁそうおっしゃらずに、丸太小屋だけでも一見の価値はありますよ(笑)。中のゴミを見た限りは、まさかトレラン大会のスタッフがゴミ放置をするわけもなく、さりとてフライパンやら酒瓶まであるとは、やはり、本来、他の目的に使われていたのではと思いますよ。
しかし、いつかは歩きませんとね。どうも気になってしかたがないですよ。
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Unknown (瀑泉)
2017-09-07 22:41:39
3日は,晴れが約束されていたから,皆さんもどこぞにお出かけだろうとは思ってましたが,随分と近くに居られたようですネ(笑)。
それも,みー猫さん・とくちゃんさんと御一緒とは,楽しまれたことと思います。
ところで,温泉ヶ岳~湯沢峠,さすがに,金精峠から北の県境尾根を繋ぐつもりは無いモノですから,今回の後追いは無さそうですが,途中にある「丸太小屋」は一体何のための小屋なのか気になりました。
まぁ,トレランのチェックポイントがあっても不思議ではないですが,さすがに其れ用では無さそうですしネ。
それと,やはり湯沢峠~燕巣山のヤブ尾根は気になりますネ。此方は,四郎・燕巣を歩いた時に降りられれば良かったんですケドね。雨に戦意喪失で,それっきりになっちゃって。
せっかくですから,今回の続きと言うことで。早々のお歩きをお願いたしますヨ。
返信する
きりんこさん (たそがれオヤジ)
2017-09-07 22:26:59
きりんこさん、こんばんは。
きりんこさんのように、一気に物見山までというのは、面倒くさそうなところも一挙に片付いて理想の歩きですが、こちらはそうもいきませんでね。小分けするしか仕方がありませんよ。先ずは、何とか、アクセスが面倒なところだけは済ませました。
きりんこさん同様に、私も基本は一人黙々ですが、たまにはこんなのを経験してもいいかなと思ったりもした次第です。特に、あそこあたりの県境歩きは、多少の賑やかさがあれば、少しは苦痛からも解放されるのではないかと。
そういえば、同行のとくちゃん、きりんこさんのブログ記事をよく拝見していらっしゃるようで、彼女の口からきりんこさんのこと、よく話題に出ましたよ。
今回のトレランコース、残りカスといった感じがしましたが、おっしゃるように、いわば人工的なものですから、あと2~3年もすれば、ルーファン歩きになるような気がいたします。
大岳尾根、書かなきゃ良かったかななんてね(笑)。ずっと思いだけあって実現しないままでいます。しかし、その北側をまったく歩いたこともありませんから、同様にいっぺんに2つは歩いてみたいと思っておりますよ。大岳の北側ピーク周辺のシャクナゲヤブがきつそうなようですが、それほどでもないのではと思ったりしています。
返信する
HIDEJIさん (たそがれオヤジ)
2017-09-07 22:09:09
HIDEJIさん、こんばんは。
同じ日に日光白根に行かれたですか。事前に知っていたら、そちらよりはこちらが良いですよとお誘いしたのに。
金精峠のトンネルに向かう途中で見えたロープウェイ乗り場、早朝から結構、車がありましたね。その先の菅沼登山口にも車は多かったようです。ただ、ここは有料になっちゃっているようで、今は、それを避けて、金精峠登山口から登る方が多くなっているようですね。私の初の白根山は菅沼登山口で、確か土日のいずれかでしたが、車泊で翌朝もガラガラでした。
ロープウェイ利用でしたか。もったいない。というのも、この時期、紅葉を眺めながらの紅葉はまだ早いし、最盛期なら、ロープウェイの中もため息だらけだったかと思います。見下ろす紅葉も、岩肌も入り込んで絶景でしょうから。
白根山、やはり、ハイカーは多かったようですね。楽しての百名山コースではしかたもないでしょう。県境から見える白根山の人混みは感じませんでしたが、あの青空の下で、それなりに楽しめたのではないでしょうか。
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Unknown (きりんこ)
2017-09-07 21:36:36
こんばんは。今回はいつもと勝手が違ったようですが、随分楽しく歩けたようですね。自分は常に黙々歩きなので、記事を拝読しながら羨ましく思いました。トレランコース、まだ大部分で残っているとはいえ、長年人が歩いて踏み固めた道とは違って、一時的に切り拓かれた道だとヤブに還るのは早そうですね。自分も無雪期にもう一度確かめに行こうと思っていますので、早めがよさそうですね。
大岳尾根ですか。瀑泉さんが歩かれた白根隠南東尾根も気になるし、今度の週末にでも両尾根を歩いてみようか、ちょっと心が揺れております。
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県境尾根 (HIDEJI)
2017-09-07 19:30:16
たそがれさん、こんばんは。
気持ちの良さそうな稜線ですね。同じ県境でも群馬県と埼玉県のそれとは、随分と雰囲気が違いますね。
3日は日光白根山に行っておりまして、写真に写る白根山を拝見しては、あの山に居たんだなぁと少しばかり感慨深くなりました。ロープウェイ利用の日光白根山と五色沼を周回した一般ルートで人の多さに閉口しました。それにひきかえ県境ルートは人も少なそうで憧れます(^^)
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ハイトスさん (たそがれオヤジ)
2017-09-06 22:32:15
ハイトスさん、こんばんは。
困りましたねぇ。この程度の歩きに脱帽ですか。
私のブランクは、単に暑い中での歩きが苦手というか、大嫌いなだけのことで、死んだ状態でいたわけでもなく、言うなれば年中行事のようなもので、これからがいよいよ本番ですよ。確かに復活ではありますけどね。
涼しくなりかけているこれからの時期にオタク系の歩きをしなけりゃもったいないじゃないですか。
ただ、意欲以上に体力が追いつかないことは確かですけどね。
北岳以来、ハイトスさんの記事更新がないようですが、それでいて、おK3さんにせがまれ、人通りの多い山をお歩きかなと思ったりもしていて、つい、毎日のようにハイトスさんコーナーを確認はしております。
さて、湯沢峠と燕巣山の間。忘れないで思い出してくださいな。虎視眈々にご復帰しませんか? もしかすると、熾烈なヤブ歩きに、憑き物が落ちるような気分になるかもしれませんし。
Mさんのアドバイス、確か、そのお仲間がヤブ山装備にして歩かれた記事を目にした記憶があります。おそらくMさんのアドバイスがあったのでしょう。しかし、そのヤブ山装備というのは、何か特別なものがあるのでしょうかね。
見た目、上から下る分には滑り止め。下から登るには引っかかるようなものはザックに着けない。共通はメガネを持って行かれないように要注意の配慮くらいしか思い浮かばないのですけど。
サァトライ。いずれみー猫さんからお知らせメールがあるかと思います。
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Unknown (ハイトス)
2017-09-06 17:59:40
こんばんは。
ご無沙汰いたしております。
一時休養されているように見えましたが最近復活されましたね。
今回はロングコースではありますが、珍しい同行者と一緒で楽しそうで何よりです。
このコースだと車デポでないとかなり苦しいですね。
湯沢峠への分岐は以前根名草山へ行ったときに確認しました。
あそこを歩かれたわけですね。
自分の前々からの興味は湯沢峠と燕巣山の藪ルートです。
たそがれさんと同じく燕巣山へ行ったときに様子を見たのですがあっさりとあきらめています。
その後Mさんに聞いたところ、ちゃんと藪の準備をしていったほうが良いとアドバイスを受けております。
それ以来半分忘れていたところです。
思い出しても、サァトライしようとはなかなか思わない今日この頃ですが。
燕巣山と物見山間も含め苦戦しそうですね。
意欲の衰えない皆さんに脱帽です。
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とくちゃん (たそがれオヤジ)
2017-09-06 17:33:29
とくちゃん、こんにちは。
先日は大変お世話になりました。おかげさまで楽しいヤブ山歩きをさせていただきました。いつも、一人で仏頂面を下げて黙々と歩いていますが、今回ばかりは顔もほころびっぱなしだったような気がいたします。笑いも多かったし。
そういえば、今日は水曜日でしたね。先日のヒライデ沢もあり、ブログ作りに時間取られているのではと拝察いたします。
私も、まぁ、あんなジジイです。懲りずに、今後ともにたまには一緒に歩きましょう。とくちゃんはジャンルを問わずのような感じもいたしますし。とりあえずは例の南東尾根か山名板でしょうかね。いずれにせよレアコースになるのは必至でしょうけど。
フィギュアの件、撮影されている姿を見て、これはこれで楽しいんだろうなと思いましたよ。私には出来かねますけどね。でも、人のことは言えませんわね。私とて、人が歩かないようなところにせっせと山名板やら標高板を設置するのが趣味だったりしていますし、他人から見れば、自己満足にしか見えませんよ。だからといって、特別な信念があるわけでもなし。そんなものでしょう。
「娘」ではなくオバサンですか? こちらもオヤジではなくジジイですよ。この辺はお互い様ということにしておきましょう。
しかし、とくちゃんと一緒だと、クマも出て来ないような気がしますし、スズも要りませんね(笑)。スズといえば、鳴らしっぱなしはむしろクマにストレスを与える。いい事を聞きましたよ。
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お世話になりm(_ _)m (とくちゃん)
2017-09-06 12:03:58
こんにちわ^^* 
お世話になりありがとうございました。
みー猫さんとご一緒する度、『たそがれさんはね・・・』と話題になってまして、ブログ上では、会話をしているも実際会ってみたいとお願いしていたのでした。今回、声をかけて頂き、ご一緒&レアコースを歩くことができ感謝であります。ここ一人じゃ~難儀ですよね~。

なんかできる人の様に書いて下さり恐縮です。いつも声を出しているので、静かな歩きとはならないでしょうが、懲りずにまた遊んで頂ければ幸いです*^^*
フィギュアは~・・・同行者がいたほうが楽しいですからね! 山になんで?は、だれもが思いますよね。^^; 前夜、だれがこの山に合うかなぁと悩みながらなのですよ!
今後ともよろしくお願いしま~すm(_ _)m

あっ!娘でなくてすみません^^; こんな繋がりもデイダラボッチさんのおかげですね。またもや感謝しなくちゃ。





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ふみふみぃさん (たそがれオヤジ)
2017-09-06 10:28:02
ふみふみぃさん、こんにちは。
今回のコース、私もバス利用を考えましたよ。丸沼温泉環湖荘(=丸沼温泉P)6時39分の東武日光駅行。ただ、金精峠を止まらず、栃木側の最初のBSは湯元温泉なんですよね。こうなると、温泉ヶ岳の南東尾根を登って行かないといけなくなり、大方は温泉ヶ岳でいかれてしまい、根名草山に方針転換しかねない。逆に湯元温泉750分発・丸沼温泉着8時20分ではあまりに遅い出だしになってしまう。こんなことを考えていたらみー猫さんからのお誘いがあったわけですよ。渡りに舟といったところです。
湯沢峠から物見山間、みー猫さんから聞きましたよ。何でも、ヤブの時期でないと歩くつもりはないとか。お気持ち、わかりますねぇ。私もそうですから。しかし、湯沢峠からちょっと入ってみたところで熾烈なヤブではねぇ。晩秋には少しは大人しくなるのか疑問です。ここ一年の間に歩いた記録は見かけませんね。せいぜい、「トミーの山旅日誌」で10月開催・参加者募集があるくらいで。気づかなかったフリをして追いかける手もありますけど。
実は、9年前に燕巣山に行った際、湯沢峠に下るつもりでいたのですが、山頂から尾根型不明瞭、激ヤブの様子を見てやめていたんですよ。
激ヤブエリアには熊はいないと思うのですが。何せパンダと違って、熊はササを食べないでしょう。
今回の区間は、本当にさっさと歩かれた方がよろしいと思いますよ。テープ、踏み跡も消えかけ、全体が自然に戻りつつありますから。目障りなところの歩きは少しは楽な方がいいでしょう。
大岳尾根はまさにそれです。思い立ってからすでに10年といったところです。県境尾根から湖上山経由で下るつもりでいました。
ただ、ここのところ、ツメタ沢の美弥古滝も見てみたいなと思うようになり、このエリアも課題が増えてしまいました。
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みー猫さん (たそがれオヤジ)
2017-09-06 10:27:27
みー猫さん、こんにちは。先日はいろいろとありがとうございました。
私にとっては、この区間、やはり車デポという理想的な歩きができ、おかげさまでという思いです。まして、目障りな部分でもありましたしね。
また、とくちゃんという、何だか裏側がないような方(笑)と一緒に歩けて楽しくもありました。
そういえば、下りはハイトスさんと同じタイプだというようなことおっしゃっていましたね。「歩きが遅い」ではなく「超強くはない」でしたか。これは失礼いたしました。どうしても、自分の立場に有利に解釈しようとするところがあるものですから。
しかし、ヤブ歩きも別に厭わずに歩かれるところ、とくちゃん、すごい方ですね。まぁ、凍てついた石塔尾根も歩かれた方ですから。キレットは回避されたようですけど。ご本人は、何がヤブ山、楽しいのかなというようなことをおっしゃっていて笑ってしまいましたが。
今度は例の南東尾根でも一緒に歩いてみましょう。
みー猫さんも結構、社交性豊かですね。ネット仲間が増えるだけではなく、実際に一緒に歩いてしまうんですからね。私は、どうしてもそういうのは苦手な方ですよ。さしずめ、みー猫ファミリーといったところでしょうかね(笑)。
ふみふみぃさんですか。厳しい場所はご遠慮させていただきますよ。先日の和名倉山クラスになったら、私は途中で戻りかねないし。せいぜい、地味尾根のプランでもあったら考慮させていただきますよ。
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Unknown (ふみふみぃ)
2017-09-05 23:11:03
やっぱり日曜は日光もいい天気でしたか。
出かける候補の一つであった大岳尾根は赤岩滝の東のあれですかね。この日、私が出かけようと思っていた最有力がツメタ沢の方から大岳に行って県境に出て縦走でした。妙に疲れており眠かったので早朝バスに間に合うよう家を出る気力もなく引きこもっておりましたが出かければよかったなと思います。
今回たそがれさん達が歩かれたコース、私も歩く計画だけはしていて丸沼温泉と金精峠間の車道歩きについては路線バスで回避するつもりです。ただ一日数本しかなく菅沼駐車場からの歩きになる分微妙に登りが増えますが。
トレラン会場跡も奥に行けば踏み跡は追えるものの自然に還り始めているようで。たそがれさんも書かれている通り行くなら今のうちなんでしょうね。数年もすれば消えてしまうんでしょうか。
ただ私にとってはやはりその先の湯沢峠-燕巣山間と燕巣山-物見山間が目障りでどちらかだけでも片付けないと今回たそがれさん達が歩かれたとこも安心して行けないなと思っています。笹藪と倒木に耐えれば良いらしい湯沢峠-燕巣山間を先に行こうかなと思ってますが怖いのは熊ですかね。
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ちょっと違いますよ(笑) (みー猫)
2017-09-05 21:41:35
こんばんわ。
日曜日はお疲れ様でした~♪苔や深山の趣きある尾根、なかなか体験できない歩きが出来て面白かったです・・・振り返ってみますと今年はどなたかと御一緒が多いんですよ・・・ななころびさんと歩いてから・・・魚沼の魚紳さん、きりんこさん、アキ爺さん、ハイトスさん、おK3さんとお会いして、ノラさん、とくちゃん、tomoさん、takaさん、ふみふみぃさん、たそがれさんと歩いて・・という具合に本当におかげ様なんです。まだ後半で誰かと会えるんではと楽しみにしています・・・・とくちゃん、登りは超強くはないけど、下り早い。さらに長丁場強いと言ったつもりです(笑)、今回のように長歩きに付き合っていただけると嬉しいですので、たそがれさん、とくちゃん、また是非遊んでください。次はふみふみぃさんが、ご一緒の時でも良いですけど、厳しい場所の時に一緒に行くのだと所望されておりますので、ちょっと覚悟が要るかもです(笑)
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