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【鍬柄山と鷹巣山、丸山】
◎5月10日(水)
六道の辻(7:55)……1286m付近(8:19)……姥子峠(9:04)……姥子山(9:15)……鍬柄山(9:33)……鷹巣山(9:53)……鍬柄山(10:17)……姥子峠(10:29)……六道の辻(11:40~12:00)……人面岩(12:15)……丸山(12:24)……六道の辻(13:00)
この日の山行は4月29日に行った硯石山の続き歩きなる。29日は箕輪から大箕山、硯石山に登り、六道の辻から穴山へ。大箕山も穴山も山歩きのレベルには入らないような山だった。その後に六道の辻から地図に明記された破線路を頼りに姥子峠方面に向かい、途中の1286m標高点先から、南東に分岐する破線路(実際にはこれを見つけられなかったが)を姫百合駐車場の下にうどん屋のある箕輪に下った。
この時の六道の辻から姥子峠に至る破線路歩きの感じが良く、今度はこの破線路を姥子峠まで歩いてみようと思ったわけだが、その先をどうするかははっきり決めていない。まずは破線路を通しで歩きたかった。鈴ヶ岳を視野には入れていない。鈴ヶ岳は新坂平から鍬柄山を経由して登るのが一般的だし楽だ。姥子峠から先、アバウトに考えた歩きとしては、姥子峠までの疲労度にもよるが、鈴ヶ岳コースで鍬柄山。鍬柄山から鷹巣山と笹倉山に登る。両山ともにかなりマイナーな山で、「登る」というよりも「下る」に近いかもしれない。鈴ヶ岳によく登る方でも、脇に逸れた鷹巣山やら笹倉山を知るハイカーはあまりいまい。自分とて、硯石山を含めて鈴ヶ岳の南東に位置する諸山を知ったのは最近のことだ。
(六道の辻からスタート)
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(前回は、この辺から右に下っている)
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また箕輪から歩くわけにもいかず、六道の辻までは車にしたが、29日の印象と違って林道幅は狭く、軽どうしのすれ違いすらきついかもしれない。幸いにも対向車はいず、待機スペースもあちこちにあった。六道の辻の駐車スペースには自分の車だけ。こんなところを歩く物好きがいるとは思えない。
(しっかりした踏み跡というか道が続いている)
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(右手に荒山)
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(休みなしで歩いたためか、きつくなってきた)
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(左手は鈴ヶ岳)
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(先が切れてきたところで)
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(姥子峠に到着。一般コースは左右を通っている)
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姥子峠までは、前回右に折れた先の後半が地味にきつかった。この姥子峠には、新坂平からなら20分もかからずに着くのではあるまいか。一時間以上かかった。登山コースを注意しながら歩けば、鈴ヶ岳に向かう途中に「姥子峠」と記された標識がある。ここで、左から入り込む道が合流する。自分が歩いた破線路はそれだ。ここで新坂平から登って来たオッちゃんと行き会い、先を譲られたが、ゼーゼーに近い状態にそんな余裕はなく、鈴ヶ岳まで行くつもりもないからあっさりと断わった。このオッちゃん、この先の鍬柄山真下から見上げると、休憩タイムを終えたらしく、鈴ヶ岳方面に向かう姿が見えた。
(展望地から)
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(白樺牧場にまだ色彩はない)
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(姥子山。大方は素通りするだろうが、後日、ここから西尾根を下ることになる)
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(鍬柄峠)
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(鍬柄山)
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(何となく踏み跡がありそうなのでここから下ってみる)
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(正解だった。テープがあった)
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(尾根も明瞭になった)
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鍬柄山に到着。取りあえずはここで終わりのつもりでいたが、ここまで来たからには鷹巣山と笹倉山を片付けておきたくなった。まずは楽そうな鷹巣山。笹倉山に行くにしても、一旦、鍬柄山に戻って反対側に下らないといけない。山頂でウロウロしたが、鷹巣山に下る明瞭な尾根は見えず、手前の小ピークに戻ってまたウロウロ。踏み跡らしいのがあったので下ってみる。踏み跡はすぐに消えたが、尾根型だけははっきりとしてきた。ヤブとはいえないまでも、それに近い。たまに赤やらピンクのテープも見かける。どんどん下る。2回ほど滑って尻もちをついた。うかつに木にさわると簡単に折れる。後で考えると、ストックを一本、ここで落としたようだ。そのストックはザックに括りつけ、一本だけ使っていた。気づいたのは帰路の姥子峠付近で、鍬柄山からは基本的に同じ道を歩いているから、落ちていれば目に入るはずだ。以前、一本無くしてしまい、同じやつを新たに買い足したばかりだった。その新しいのを無くした。
(この突きあたりが鷹巣山のような気がする)
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(やはり鷹巣山)
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(これがよく分からなかった)
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(山名標識。このタイプをよく見かけることになる)
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(先に行ってみたが展望はなかった)
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なぜか一升瓶が捨てられ、その先に小高いピークが見えた。あれが鷹巣山のようだ。山頂には山名標と石祠、石碑。石碑には『弘心威徳霊神』とある。石祠には昭和十年とあった。先にも行けそうなので、展望を期待して行ってみたが、枝ヤブで展望なし。つまらない山だったなと思いながら鍬柄山に引き返す。しかし、何でまた、こんな山に、時代は新しいとはいえ、石祠やら石碑があるのだろう。弘心威徳霊神をネットで調べても、この鷹巣山に関する記事以外に記されたものはない。
(戻る。適当に上に向かって歩いているが、千鳥足になっている)
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(上に出た)
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(鍬柄山から荒山と鍋割山)
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(この時点ではどこが鷹巣山か知らなかった。わざわざ山名があるほどの由緒、謂れがあるのだろうが、周辺の山々に埋没すれば首を傾げてしまう)
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戻りはきつかった。上がればよいだけだから、テープは無視して歩きやすいところを登った。立ち休みを何度か繰り返す。ここでも枯木を何本か折ってしまった。無風で暑い。汗がダラダラと流れ落ちる。
鍬柄山に到着。正確には姥子峠寄りの手前ピーク。自分が下った鷹巣山はどこなのか、見下ろしてもわからなかった。知ったのは、他人様のヤマレコ記事からだった。あの小山だったのかと。
ここまで来たなら、次は笹倉山となるのだが、そうはならなかった。鈴ヶ岳に行った方が楽じゃねえかとチラリと浮かんだが、今日のところは鷹巣山だけで終わりにしておこう。笹倉山は新坂平から登ればいい。六道の辻からでは鈴ヶ岳も笹倉山も遠い。下る。
(姥子峠に戻って、六道の辻に下る)
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姥子峠で休んで菓子パンを食べる。暑い。吸うタバコはまずく感じた。ここでストックを無くしたことに気づく。ザックに、安易にマジックテープで留めたのが失敗した。おそらく、鷹巣山の枝ヤブに持っていかれたのだろう。
(帰路は気楽。ツツジを追いかけた)
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(気づいたら、反対方向に歩いていた。しかし気になる。ここを行けばどこに出るのだろう。硯石山の時もそうだったが、地図にない破線路があちこちにあっては分岐したりしている)
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(トラバースして六道の辻への道に復帰する)
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姥子峠からの破線路は、上りでは気づかなかったが、作業道らしき踏み跡があちこちに枝分かれして、ミツバツツジにうつつを抜かしてあちこちを歩いていたら、記憶にないおかしな道を歩いていて、GPSを取り出すと、南西に下るべきところを北西に下る尾根道を歩いていた。おそらくは、北側の実線路につながっているのだろうが、そちらに出ると、六道の辻に戻るのはやっかいになる。谷と尾根がごちゃごちゃしていそうだ。トラバースして、本来の南西に下る尾根に出る。深入りしないところで気づいてよかった。
(出発地に戻った。左に小さく赤く見えるのが六道の碑)
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六道の辻が近づく。人の話し声が聞こえた。歩道の上の尾根を見上げると二人連れの姿が見えた。ツツジは見えないから山菜でも採りに来たのだろうか。六道の辻に着くと、他に車が2台あった。いずれも群馬ナンバーだ。山歩きではあるまい。
また菓子パンを食べて一服。このまま帰ってもいいが、何だか物足りない。そういうこともたまにはあろうかと、地図だけは持って来ていた。ここから歩けるマイナーな山が穴山以外に二つある。丸山と木津山。順番としては、丸山で茶を濁してから木津山か。だが、木津山に行けるとは思っていない。破線路から70m下って、70mの登り返しは、これを往復でこなしたら、今の疲れ具合と体力からしてかなりきついと思う。下り口を確認するだけで、次回回しでもいいし、このまま無しにしても構わない。両山ともにたいした山でもあるまいし、こだわりはまったくない。丸山は三角点があるからというだけの理由に過ぎない。
(箕輪からの舗装林道を渋川方面に下る。広く見えているが、実際は狭く、普通車のすれ違いは無理だろう)
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(旧林道に入る。短区間ながらもここの落葉の堆積は深かった)
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林道を渋川方面にずっと下って行けばよいだけのことと思っていた。車道にもかかわらず、地図に林道は記されていない。そのうちに林道は大きく右にカーブした。どうも破線路=林道ではないようだ。カーブのところに左に入る道があった。旧林道か。ここまでの林道と違って未舗装だ。これが破線路かと思う。車の通行はかなりきつそうだ。道幅はあるが、えぐれているところもあちこちにあるし、落葉の堆積が膝まで来るところもある。
(ヤマツツジを見ながら)
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(ミツバツツジも)
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(「人面岩」と言うそうな。アイヌ民芸品の木彫り人形に似ていなくもない)
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右手に人面岩を通過。木津山にはこの辺から下るらしいが、下りられそうなところは見あたらない。もっと集中すれば踏み跡も確認できたかもしれないが、暑さで頭も身体もぼんやりしている。こんな状態で木津山に向かうのは危険だろう。そもそも木津山に寄る気は失せていた。今回はパスの体の良い理由ができた。
(左の旧林道から分かれて直進)
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(丸山。まったく特徴もない山頂?だ)
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道沿いにはミツバツツジがあちこちに花を開いている。上に登る小道が目に入った。丸山はこの先だろうか。少し登ると平らなところに三角点があった。山名標もある。この山名標、プラスチックだかアクリルでパウチされ、その書体はパソコン文字だが、これ、鷹巣山でも見かけたし、その前の大箕山、硯石山、穴山でも見かけた。人のことは言えないが、こんな山を趣味にして歩く方もいるものだと感心する。
(丸山に感慨もなく帰路に。ツツジを楽しむだけでいいか)
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(ニョッキリと鈴ヶ岳。あっ、ここいいなと思った)
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(林道歩きの戻り。かなり粘っこい汗をかいて歩いている)
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(戻った。本当にバテた。何度も登場させて失礼)
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舗装林道に戻ってからの歩きは少々つらかった。上り調子だ。路肩を見かけると、ここまで車で来ればよかったなと思ったりする。かなりバテたところで六道の辻に到着。車は1台消えていた。あの二人連れだろう。
林道を対向車が上って来ないかと恐々しながら下った。幸いにも対向車もなく箕輪に出た。本音のところでは四山を登るつもりでいた。結局、楽な鷹巣山と丸山に寄っただけで終わった。赤城山塊の山で、ことに鈴ヶ岳の周辺については、渋川方面からの歩きも含めていくつか歩いた。ファンの方には失礼かもしれないが、あまりここは良かった、お薦めだというのはさほどにない。赤城山そのものが地味なのだ。展望を求めるよりも、紅葉やら、春の香りを静かに満喫したりするには、人気のない、地図には山名もないようなこんな山が良いかもしれない。
矛盾したことだが、せっかく歩き始めたのだから、木津山は割愛したとしても、せめて笹倉山だけは行ってみても損はあるまい。結構、危ういところを歩くらしいし、クマのうなり声が間近に聞こえたというネット記事も読んでいる。そのうちに笹倉山そのものも記憶から消えるかもしれないが。
(軌跡図)
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この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
【これはまともなところの歩き。小沼でシロヤシオを楽しむ】
◎5月31日(水)
大洞駐車場(11:46)……地蔵岳(12:30~12:45)……八丁峠(13:16)……小沼散策……長七郎山(13:50~14:13)……小地蔵(14:28)……鳥居峠(14:49)……覚満淵出口(15:08)……駐車場(15:14)
小沼周辺のシロヤシオとミツバツツジがきれいだということで行ってみた。山行からすでに半月近くが経過し、今さらシロヤシオが満開だったでもあるまい。まして歩いたコースはありきたりのものだ。当日は病院での検査が入っていた。それが早く終わり、さらに異状なしの結果に気を良くし、急遽、赤城山に行ったわけだが、天気は曇り空。上武国道からの赤城山は雲にすっぽりと隠れている。雨の心配はなさそうだが、こんな天気ではなぁと期待はしていなかった。だが意外や意外で、結構、楽しめた短時間ハイクだった。今は花の欠片もなくなっているような半月前の旬の頃の話をダラダラと記してもしょうがないので、写真送りの記事にする。
当初はブログ記事にするつもりはなかったが、一連の赤城のマイナー山行を記してしまったため、この山行も加えることにした次第。
(大洞駐車場。雲が立ち込めている)
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(ここから登る)
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(えぐれた登山道。大雨の後は長靴でないと歩けまい)
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(シロヤシオが出てくる。曇っていても来た甲斐があった)
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(高天原。雲から抜けたのか、もしくは晴れてきたのか)
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(いや、晴れる兆しのようだ)
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(ミツバツツジが鮮やか。そろそろ終わりかけだろうし、近づくのはやめた)
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(ヤマツツジはこれからか)
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(何とも歩きづらい。ズック靴にしてよかった)
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(地蔵岳に到着)
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(また雲が降りてきた。あ~ぁ)
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(コースから外れて南に行ってみた。何もない)
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(地獄谷が見えただけ)
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(小沼に向かって下る)
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(お気に入りだったが、元気がない)
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(それでいて、こちらは今、盛りなり)
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(上よりも下に行くに連れて見頃になる)
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(これもまたそろそろか。ツボミは赤いんだね)
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(また晴れだした。ここからでは色づきが見えない)
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(八丁峠。小沼探索らしい車が多かった)
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(湖畔歩きで。いきなりシロヤシオ)
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(ミツバは下になると終わりかけに近いような。それでも背景によってはまだまだか)
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(三種のコラボで)
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(当人は、ナイスな写真を撮ったつもりでいる)
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(すっきり晴れていたらどうなるのだろう)
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(うるさいくらいにシロが続いた)
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(探索する人も多かった)
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(対岸側はどうなっているのか)
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(この神社に記憶はないから、初めて歩いたところかもしれない)
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(まだまだ続いている)
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(ここで切り上げて長七郎山に向かう)
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(まだまだ続いていた)
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(雪がかぶったような)
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(こんなスポットがあちこちにあった)
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(これが最後かなあ)
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(賽の河原)
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(荒山をバックにして)
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(地蔵岳)
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(そして長七郎山)
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(腹を満たして下山する)
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(このまま鳥居峠に下ってもよかったが、右に小地蔵の標識があったので立ち寄る)
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(小沼神社。これを見たのは初めてかも。『やまの町桐生』の記事に、この神社を探せなかったとあった。ヤブ混じりの中にあったから確かに目立たないかも)
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(小地蔵山頂。このまま北に下ってもよかったが、左に巻き道がありそうだったのでそれを下ってみる)
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(ちょっとしたショートカット)
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(鳥居峠。もう篭山は緑一色になってしまったか)
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(覚満淵。ここで右回りにするか左回りにするか迷ったが、山側にツツジらしきものは見えなかったので左回りにした)
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(前に来た時には工事をしていたようだが、橋は傾いたままだ)
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(唯一見かけた)
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(対岸を団体さんが歩いている)
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(この時期には珍しいカモ)
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(アップで撮って)
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(駐車場に。もう閑散としている)
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(見晴山に行こうかと思ったが、鮮やかでもないのですぐに引き返した)
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(きれいなのもあった)
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(白樺牧場はまだ寂しい)
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(こちら側は賑やか)
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(本日の見納め)
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楽で楽しかったとは言えないが、短時間ながらも充実のひと時を過ごせた。
(軌跡図)
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この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
【笹倉山。ついでにレンゲツツジ見物】
◎6月7日(水)
新坂平手前駐車場(8:45)……姥子峠(8:59)……姥子山(9:10)……尾根の下り過ぎに気づく(9:30頃)……笹倉山への尾根に乗る(9:43)……笹倉山(9:59)……鍬柄山(10:27~10:44)……大ダオ(11:00)……ふれあい道(11:25)……出張峠(12:15~12:25)……沼尻(12:45~13:00)……見晴山(13:19)……観光案内所(13:37)……駐車場(13:44)
赤城のマイナーな山歩きも笹倉山で終わりにしたい。これまでの鈴ヶ岳東南側の山はあまり面白くなかった。鈴ヶ岳西側の矢筈、モロコシ、コブタ山の方がまだ楽しめた。ラストの笹倉山に期待したわけではない。あくまでもケジメの感覚。どうせなら木津山もという思いもあったが、先週立ち寄った白樺牧場のレンゲツツジが少し早かったので、これをまた改めて見たいとなれば、笹倉山ピストンでは物足りず、鈴ヶ岳には行かぬまでも、鍬柄山からは大ダオを経由して見晴山に寄った方が歩きの満足度は高くなる。そうなると、木津山に帰りがけに寄るといった体力はすでにないだろう。それはそれでいい。木津山が頭の片隅にでもあれば、近場の山に選択肢がない時にはいつでも行ける。頭に残っていればのことだが。
笹倉山は鍬柄山の西にある標高点1452mピークだ。そこに行くには、鍬柄山から西に下る尾根を利用し、帰路は、歩きがやや複雑になりそうだが、姥子山に西から登る尾根に乗ればよいようだ。少ないながらも、大方のマイナー山行好きの方々はそれで歩いている。今回は、周回の都合上、無駄な歩きをしたくはなく、これを逆向きに歩いてみることにする。
(白樺牧場の赤も、青空も加担してか、一週間前よりもかなり濃くなっている)
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(オーソドックスコースの鈴ヶ岳登山口)
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新坂平駐車場の手前の駐車場に車を置く。気になっていた白樺牧場のレンゲツツジは遠目でも一週間前よりも色が鮮やかになっている。余程に笹倉山はやめようかとも思ったが、これではケジメが先送りになる。帰り道でゆっくりと見晴山の方から回ればいい。写真を数枚撮って、鈴ヶ岳コースに入る。笹倉山周辺はクマの生息地らしいから、ザックからクマ除けスプレーをズボンのポケットに移し、さらに、百均で買った、おもちゃの、すごい音を立てるらしいピストルもすぐに取り出せるようにした。むろん、スズは2個付けた。さらにストックは最初からダブルにした。鷹巣山で一本無くしていたから、ザックに引っ掛けるのはやめとこう。ストックも2本だと、自分としてはかなり歩きづらいが、威嚇用に使うなら2本掲げがベターかと思う。
(いきなりの賑やかさ)
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(あっさりと姥子峠)
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(大分赤くなっている)
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(間近のツツジも)
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(姥子山)
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ヤマツツジに気をとられながらも15分もかからずに姥子峠。六道の辻からでは一時間以上もかかっていた。続いて姥子山。この山を意識する人はさほどいまい。現に、姥子峠と姥子山を混同した山行記事をよく見かける。YAMAPあたりの地図でも、姥子峠を姥子山としているから、真偽のほどは正直のところよくわからない。ハイキング道の左手に小高いところがあり(決してピークというものではない)。数歩登ると、布テープに書かれた「姥子山 1510m」が目に入る。ここが笹倉山への出発点になる。
(尾根を下る)
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(すぐに明瞭な道型になる)
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(どうも下り過ぎているようだ)
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西に下る尾根は、最初こそヤブ尾根かと思ったが、ヤブが薄くなると、地図通りに明瞭な尾根だった。驚いたことに、しっかりとした踏み跡が続いている。この踏み跡、笹倉山まで谷を越えて続いているかと思ったが、後で考えると、これは大甘で、笹倉山は斟酌しない踏み跡で、おそらくは、このまま実線道につながっているのではないだろうか。後になって気づいたことなので、ここでは何とも言えない。
踏み跡に合わせて行くはいいが、逆方向からの普通ルートで通過するはずの沢型が右下になかなか見えない。どんどん尾根を下っている。ここでGPSを出して、予定ルートをマーカーした地図と比べると下り過ぎていた。戻る。
(半ば強引に沢筋に降りた。左の斜面に登りたいが、こんなに急では。左を見ながら上に向かう)
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戻るはいいが、どこをどう左側に下ればよいのか、回りの地形では知れず、とりあえず、自分の歩いた尾根とは違った緩い尾根が先に見えたので、そこに出て下ってみる。すでに踏み跡はない。緩尾根の先に谷筋が見えた。涸沢だ。ネット情報で通過する涸沢とはこれだろうか。急だったが、何とか、沢に降りた。
さて、これから北上すればよいのだろうが、目の前はただの広い急斜面。確実に登れそうな尾根型はないのかと沢を上に行く。携帯が鳴った。太田市災害情報サービスのメールだった。携帯が通じるエリアらしいことはわかった。安心はできる。
(見切りをつけてここから登る)
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左斜面が緩くなった。尾根型はない。ここからなら何とか登れるか。意外に滑った。昨日の雨だ。地下タビのスパイクは全然効かない。ズルズルだ。樹につかまって登りたいが、ダブルのストックが邪魔になる。クマのエリアだから手放せない。上へ上へと登るうちに、尾根が何とか集約されてきた雰囲気。GPSで確認すると、このまま北上すればよいらしい。
(正面に岩っぽいのが見えた。この辺、写真を結構撮ったのだが、緊張して登っているせいか、ピンボケが多くて使えなかった)
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(巻きながら岩を見る。かなり大きかった)
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かすかな踏み跡が目に入る。当てにはならない。てんでな方向に向いているし、シカ道かもしれない。それ以前に、こんな山に人間の踏み跡ができるほどのハイカーが寄せるはずがない。正面に左右に広い大きな岩が見えた。尾根型は確実になった。この岩を通過している。岩は登れそうではあるが、巻いた方が無難。幸いにも左右ともに切れ落ちてはいない。右は狭そうだったので左から巻いた。大巻きだった。左からの小尾根に乗って岩を眺めると、岩は大きく、登れるかもと思ったのは幻想だった。
(笹倉山だろうか)
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(やっぱり。正直のところ登るに値しない山だった。少なくとも自分には)
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尾根に復帰。その先はあっさりだった。小さな岩場を越えると、その先にも岩が見え、ちょうど尖閣状の小ピークといったところか。岩に登ってみると、ここが笹倉山だった。布テープに笹倉山の手書き表示。感慨は何もない。周囲は木立で何も見えないし、山頂そのものが狭くて南北4m、東西1.5mほどの敷地に過ぎないし、平らでもない。落ち着けるはずもない。切れ落ちていないだけマシだ。やはり笹倉山もこんなものだったか。期待はしていなかったし、ケジメはついた。
さっさと鍬柄山に向かうとする。頭の中はレンゲツツジに切り替わっている。だが、ここからの鍬柄山に向かうルートは、尾根通しで間違えるところはなかったが、歩きとしてはそう容易いものではなかった。
(岩場が多くなる)
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(鈴ヶ岳も尾根からはこれが限度)
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(ヤセ尾根が続く)
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(これは無理でしょう。右から巻く)
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岩混じりのヤセ尾根が続く。石も含んで歩きづらい。左右は切れかかっているのでどうしても慎重になる。左手にようやく鈴ヶ岳が見えた。木立ですっきりしない。しばらく行くと、正面に大岩が出てくる。高さ6mはありそうだ。これを登るのは無理でしょう。まして地下タビのスパイクで滑ったら無傷であろうはずがない。左右どちらでも巻けそうだが、左はヤブっぽいので右を選択。
(トラロープが垂れていた。緩そうに見えるが急だった)
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岩沿いに登って、見上げると、さらに別の岩が続いている。二段構えの大岩だった。この2コブ目の岩だが、よく見ると、岩の鞍部からトラロープが垂れていた。好事家の設置だろうが助かる。ありがたく使わせていただく。ここは急で、周囲にはつかむ物も乏しく、ロープがなかったらさらに巻いていた。本来は下り用に設置されたのだろうが、有ると無いでは大違い。
(普通の尾根になり)
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(終点っぽい)
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(左から登ってここに出たが、ここを下るとなると、果たして行けるのかと尻込みしてしまうだろう。しつこいが、そこまでして下って行くほどの山とは思えない)
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普通の急な尾根になった。シロヤシオの落ちた花は見かけても、咲いているのはヤマツツジだけ。一週間前の赤城のシロヤシオは盛りだった。この先、見かけるツツジは赤か朱色ばかりで、白を見るのは大沼湖畔でチラリだった。ミツバツツジもシロヤシオとともに終わっている。
ようやく上が見えてきた。鍬柄山だろう。不思議に、ここだけは明瞭な踏み跡があった。狭苦しい枝ヤブに引っ張られながら稜線に出た。そこには石柱と「鈴ヶ岳9」の標識があった。
(鍬柄山山頂。あとはごく普通の歩きになる)
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(ヤマツツジを入れて)
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数歩戻って鍬柄山。話し声が聞こえる。下でオバちゃん三人組がくつろぎ、おしゃべりを終え、鈴ヶ岳に向かおうとしているところだった。数分遅れたら、ヤブから出て来たオレにびっくりしたかもしれない。去ったオバちゃんたちのところに行き、景色を眺めた。あちこちに赤い花の色づきが見える。改めて鷹巣山に下ってストック探しをする気にはなれない。緊張のせいもあるのか、笹倉山をうろついている時にはまったく感じなかったが、出だしよりもかなり暑くなっている。
鍬柄山に戻って、クマ対策の武装を解く。ストックは一本にし、ストックもピストルもザックに収めた。ピストルは買ってから使ってみたことはなかった。だれもいないからと、ここで試し打ちをしてみた。パーンと乾いたすごい音が響いた。そして火薬の臭い。住宅地でこれを使ったら誤解されかねないが、クマにはどれほどの効果があるものだろう。猟銃の発砲音に比べたらスズメの涙だ。スズは音がうっとうしいだけなので、2個ともにザックの中へ入れた。もう咳払い歩きだけでいいだろう。20分近く休んで一服したところで、鈴ヶ岳方面に下る。この間に、やたらとハエが寄って来たが、よく見ると、汗の臭いに群がったアブだった。
(しばらくヤマツツジを眺めながらの歩きが続く)
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(大ダオ。鈴ヶ岳は直進。ここは右に下る)
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どんどん下る。大ダオまでは悪路だ。スパイクで転倒しないように注意した。気疲れもあったのか、足の運びは軽快さを欠いている。ヤマツツジを眺めながらゆっくり下っている先ほどのオバちゃん組を抜いた。ここで気づいた。女性グループだったからなのか。今日はゆったりしたズボンを履き、裾を地下タビの中に入れていたから、タビの上にはズボンの下部がブカブカに溜まっていて、見るからに、ニッカを履いた鳶職スタイルになっていた。オバちゃん達にはどう映ったか。裾を外に出そうかと思ったが、中に入れている方が自分には楽なので、山で格好を気にする色気もないのでそのままにしたが、通気は確実に悪いはず。
大ダオに到着。迷わずに右折。展望のない鈴ヶ岳に登って石碑を眺めてもしょうがない。目的でもなかった。
この先は普通コースの歩きにつき、詳細を記してもあまり意味はあるまい。
(どこまで下るのかと思うほど長い)
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(それでも植生が変わって)
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(ふれあい道に出てほっとする)
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大ダオからふれあい道に至るまでは、過去に何度も歩いているが、25分程度の歩きではあるもののやけに長く感じた。同じ風景がずっと続き、展望もない。ここをむしろ気分良く歩けたのは、4年前に渋川側から南回りで鈴ヶ岳に登り、北回りで下った時くらいのもので、その時は11月だった。今はシダが延々と生い茂り、まだかまだかとなると飽きてしまう。ふれあい道に出た時にはほっとした。
(しばらくするとこれが続く。ここもまたうんざり登り。鍬柄山からピストンで帰ればよかったかと後悔した)
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(やっこらせと出張峠。ふれあい道合流から40分のコースタイムを50分もかけてしまった。焼きが回ったようだ。自覚はしていたが)
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ほっとしたのは束の間で、最初は平坦なカラマツ林の中を歩いているうちはよかったが、地味な登りになると、うんざりしてしまった。とにかく長い。ここで反対側から来たオッさんに話しかけられる。この先に鈴ヶ岳への入口はあるのかと。おそらく、オッさんもまた、下りながらも自分と同じ気分で長く感じながら歩いて来たのだろう。
出張峠に着いた頃にはバテバテだった。ほっとした。ここから大沼湖畔までは下りだし、見晴山への登りもたかが知れている。とはいっても、一昨年に笹倉山抜きではあるが、鈴ヶ岳を含めて周回した際には、ラストの見晴山への登りがつらかった。
出張峠で一服。ランチタイムにしようかと思ったが、一昨年のことがあったので、見晴山への登りの沼尻まで我慢した。沼尻で休憩をとってから登れば、その辺を歩く人たちの大方は白樺牧場を見下ろしながらのレンゲツツジ見物目的の軽装のハイキングの人たちばかりだろうし、そんな中を鳶職スタイルのジイさんが休み休み登っているのではサマになるまい。シャキッと歩いてこその鳶職スタイルだ。山中とはいえないところだ。一応は歩きスタイルを気にはした。
(ほっとして下る)
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(車道に出る)
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(大沼と黒檜、駒ヶ岳)
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(本日出会った唯一のシロヤシオ)
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(鮮やかだが、ちょっと疲れ気味か)
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車道に出た。舗装道を湖畔沿いに歩く。宿屋だか食堂らしき前を通過。ここでかろうじて残ったシロヤシオを目にした。一週間前に歩いた小沼のシロヤシオはすごかったが、「花の命は短くて」か。その後に続く「苦しきことのみ多かりき」は、典型的な戦前の女性としての視点からの思いだろうから、自分がどうこう感想を言う立場にはない。
(ここから見晴山へ)
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沼尻に出た。暑い。日陰に入って草むらで座り込んでようやくのランチ。腹は空いていた。ここも子供向けのスキー場だったのだろうか。スロープとしては短いが、自分が子供の頃に遊んだように、リフトやらがあるわけでもなく、滑ってきたら、そのままスキーを履いたままに登っては滑るの繰り返しだったろうし、それはそれで楽しくもあった。余計な話だったか。
(あまり意味もない画像。立ち休みを隠すための写真撮り)
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(見晴山ゾーンに入る)
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(ツツジで賑わっている)
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(見晴山)
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山菜採りらしい二人が下って来たところで、周囲にだれもいないのを確認してから見晴山に向かう。休んだわりにはゲレンデの上に出るのが大儀だった。その先は緩やかでほっとした。林の中に入ると、見晴山から下るジイちゃん、バアちゃんと行き交う。それでもザックは背負っていたが、見晴山に着くと、ザックを担いでいる人はだれもいなかった。この時季、花見が目的の方がほとんどで、ついでに上に登ってみようかと歩いて来るのもごく自然な気持ちからだろう。
(しばらく楽しむ)
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(今がピークなのだろうか)
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(荒山を入れてみた)
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見晴山に出ると、赤いツツジすべてがレンゲツツジに見えてくる。花音痴の自分には、レンゲツツジとヤマツツジの区分けがよくわからない。一つの芽から出る花の数が、ヤマツツジは2~3花、レンゲは2~8花とのこと。混在して咲いていたり、株から集中して出ていると、すべてがレンゲに見える。そもそも「芽」の区分けがわからない。小枝のことなのか。色もまたピンクと赤。色分けでの特定もできない。自分のレベルなら、きれいなものはきれいで、何ツツジでもよいわけで、この時季だから、レンゲツツジを楽しんだということでいい。アカヤシオ、ミツバツツジ、シロヤシオを好むハイカーは多いが、ヤマツツジやらレンゲツツジは俗っぽいので好かんという方もいる。自分はむしろヤマツツジを好む。理由は、好きな色の赤だから。それだけのこと。
(下っている)
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(車道が見えてきた)
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(ここの斜面は一週間前とたいして違わないが、赤が濃くなったようだ)
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スマホに向けてピース写真撮りをしている人が多い。あたりはムンムンとして暑い。山頂周辺を一回りしてツツジがきれいだったで良しとする。このレンゲだかヤマツツジかよくわからないツツジをよく見ると、半分はしおれかけている。一週間後にも元気なままに咲いているのだろうか。6日付けの上毛新聞には「見頃を迎えた」とあったが、これまでも、新聞での見頃記事の翌日は終焉に近いことが多かった。
(牧場方面)
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(今日はアップ撮りが多いみたい)
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(自分の好みはこのレベルだな)
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(鈴ヶ岳登山口が見えてくる)
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(これを最後に)
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(駐車場。とにかく暑い)
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下って観光案内所。ここの駐車場は満車になっている。車道は歩かずに牧場の際にある道を通って駐車場に帰着。すでに25℃になっている。車内の換気をして帰路に就く。暑さもあって滅茶苦茶に眠い。前橋に下った際には32℃になっていた。今日はチョイ夜勤の予定が入っていたが休もう。家に着いたら、冷たいビールでも飲んで寝たい。犬の散歩は目覚めてからでいい。
4月23日の篭山、同月29日の硯石山等と、四月以来立て続けの赤城山だった。アカヤシオ、ミツバツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジと、赤城のツツジも十分に楽しんだ。すべてが予想以上の見事さで、赤城山を見直した。ただ、安易な歩きを続けてしまったことは否めない。今回の笹倉山を最後にしばらくは赤城山から離れることにしたいが、「迷ったら赤城山」、「行くとこないなら赤城山」といった存在だ。またすぐに足が向くかもしれない。
(軌跡図)
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この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
◎5月10日(水)
六道の辻(7:55)……1286m付近(8:19)……姥子峠(9:04)……姥子山(9:15)……鍬柄山(9:33)……鷹巣山(9:53)……鍬柄山(10:17)……姥子峠(10:29)……六道の辻(11:40~12:00)……人面岩(12:15)……丸山(12:24)……六道の辻(13:00)
この日の山行は4月29日に行った硯石山の続き歩きなる。29日は箕輪から大箕山、硯石山に登り、六道の辻から穴山へ。大箕山も穴山も山歩きのレベルには入らないような山だった。その後に六道の辻から地図に明記された破線路を頼りに姥子峠方面に向かい、途中の1286m標高点先から、南東に分岐する破線路(実際にはこれを見つけられなかったが)を姫百合駐車場の下にうどん屋のある箕輪に下った。
この時の六道の辻から姥子峠に至る破線路歩きの感じが良く、今度はこの破線路を姥子峠まで歩いてみようと思ったわけだが、その先をどうするかははっきり決めていない。まずは破線路を通しで歩きたかった。鈴ヶ岳を視野には入れていない。鈴ヶ岳は新坂平から鍬柄山を経由して登るのが一般的だし楽だ。姥子峠から先、アバウトに考えた歩きとしては、姥子峠までの疲労度にもよるが、鈴ヶ岳コースで鍬柄山。鍬柄山から鷹巣山と笹倉山に登る。両山ともにかなりマイナーな山で、「登る」というよりも「下る」に近いかもしれない。鈴ヶ岳によく登る方でも、脇に逸れた鷹巣山やら笹倉山を知るハイカーはあまりいまい。自分とて、硯石山を含めて鈴ヶ岳の南東に位置する諸山を知ったのは最近のことだ。
(六道の辻からスタート)
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(前回は、この辺から右に下っている)
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また箕輪から歩くわけにもいかず、六道の辻までは車にしたが、29日の印象と違って林道幅は狭く、軽どうしのすれ違いすらきついかもしれない。幸いにも対向車はいず、待機スペースもあちこちにあった。六道の辻の駐車スペースには自分の車だけ。こんなところを歩く物好きがいるとは思えない。
(しっかりした踏み跡というか道が続いている)
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(右手に荒山)
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(休みなしで歩いたためか、きつくなってきた)
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(左手は鈴ヶ岳)
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(先が切れてきたところで)
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(姥子峠に到着。一般コースは左右を通っている)
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姥子峠までは、前回右に折れた先の後半が地味にきつかった。この姥子峠には、新坂平からなら20分もかからずに着くのではあるまいか。一時間以上かかった。登山コースを注意しながら歩けば、鈴ヶ岳に向かう途中に「姥子峠」と記された標識がある。ここで、左から入り込む道が合流する。自分が歩いた破線路はそれだ。ここで新坂平から登って来たオッちゃんと行き会い、先を譲られたが、ゼーゼーに近い状態にそんな余裕はなく、鈴ヶ岳まで行くつもりもないからあっさりと断わった。このオッちゃん、この先の鍬柄山真下から見上げると、休憩タイムを終えたらしく、鈴ヶ岳方面に向かう姿が見えた。
(展望地から)
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(白樺牧場にまだ色彩はない)
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(姥子山。大方は素通りするだろうが、後日、ここから西尾根を下ることになる)
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(鍬柄峠)
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(鍬柄山)
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(何となく踏み跡がありそうなのでここから下ってみる)
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(正解だった。テープがあった)
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(尾根も明瞭になった)
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鍬柄山に到着。取りあえずはここで終わりのつもりでいたが、ここまで来たからには鷹巣山と笹倉山を片付けておきたくなった。まずは楽そうな鷹巣山。笹倉山に行くにしても、一旦、鍬柄山に戻って反対側に下らないといけない。山頂でウロウロしたが、鷹巣山に下る明瞭な尾根は見えず、手前の小ピークに戻ってまたウロウロ。踏み跡らしいのがあったので下ってみる。踏み跡はすぐに消えたが、尾根型だけははっきりとしてきた。ヤブとはいえないまでも、それに近い。たまに赤やらピンクのテープも見かける。どんどん下る。2回ほど滑って尻もちをついた。うかつに木にさわると簡単に折れる。後で考えると、ストックを一本、ここで落としたようだ。そのストックはザックに括りつけ、一本だけ使っていた。気づいたのは帰路の姥子峠付近で、鍬柄山からは基本的に同じ道を歩いているから、落ちていれば目に入るはずだ。以前、一本無くしてしまい、同じやつを新たに買い足したばかりだった。その新しいのを無くした。
(この突きあたりが鷹巣山のような気がする)
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(やはり鷹巣山)
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(これがよく分からなかった)
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(山名標識。このタイプをよく見かけることになる)
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(先に行ってみたが展望はなかった)
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なぜか一升瓶が捨てられ、その先に小高いピークが見えた。あれが鷹巣山のようだ。山頂には山名標と石祠、石碑。石碑には『弘心威徳霊神』とある。石祠には昭和十年とあった。先にも行けそうなので、展望を期待して行ってみたが、枝ヤブで展望なし。つまらない山だったなと思いながら鍬柄山に引き返す。しかし、何でまた、こんな山に、時代は新しいとはいえ、石祠やら石碑があるのだろう。弘心威徳霊神をネットで調べても、この鷹巣山に関する記事以外に記されたものはない。
(戻る。適当に上に向かって歩いているが、千鳥足になっている)
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(上に出た)
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(鍬柄山から荒山と鍋割山)
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(この時点ではどこが鷹巣山か知らなかった。わざわざ山名があるほどの由緒、謂れがあるのだろうが、周辺の山々に埋没すれば首を傾げてしまう)
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戻りはきつかった。上がればよいだけだから、テープは無視して歩きやすいところを登った。立ち休みを何度か繰り返す。ここでも枯木を何本か折ってしまった。無風で暑い。汗がダラダラと流れ落ちる。
鍬柄山に到着。正確には姥子峠寄りの手前ピーク。自分が下った鷹巣山はどこなのか、見下ろしてもわからなかった。知ったのは、他人様のヤマレコ記事からだった。あの小山だったのかと。
ここまで来たなら、次は笹倉山となるのだが、そうはならなかった。鈴ヶ岳に行った方が楽じゃねえかとチラリと浮かんだが、今日のところは鷹巣山だけで終わりにしておこう。笹倉山は新坂平から登ればいい。六道の辻からでは鈴ヶ岳も笹倉山も遠い。下る。
(姥子峠に戻って、六道の辻に下る)
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姥子峠で休んで菓子パンを食べる。暑い。吸うタバコはまずく感じた。ここでストックを無くしたことに気づく。ザックに、安易にマジックテープで留めたのが失敗した。おそらく、鷹巣山の枝ヤブに持っていかれたのだろう。
(帰路は気楽。ツツジを追いかけた)
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(気づいたら、反対方向に歩いていた。しかし気になる。ここを行けばどこに出るのだろう。硯石山の時もそうだったが、地図にない破線路があちこちにあっては分岐したりしている)
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(トラバースして六道の辻への道に復帰する)
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姥子峠からの破線路は、上りでは気づかなかったが、作業道らしき踏み跡があちこちに枝分かれして、ミツバツツジにうつつを抜かしてあちこちを歩いていたら、記憶にないおかしな道を歩いていて、GPSを取り出すと、南西に下るべきところを北西に下る尾根道を歩いていた。おそらくは、北側の実線路につながっているのだろうが、そちらに出ると、六道の辻に戻るのはやっかいになる。谷と尾根がごちゃごちゃしていそうだ。トラバースして、本来の南西に下る尾根に出る。深入りしないところで気づいてよかった。
(出発地に戻った。左に小さく赤く見えるのが六道の碑)
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六道の辻が近づく。人の話し声が聞こえた。歩道の上の尾根を見上げると二人連れの姿が見えた。ツツジは見えないから山菜でも採りに来たのだろうか。六道の辻に着くと、他に車が2台あった。いずれも群馬ナンバーだ。山歩きではあるまい。
また菓子パンを食べて一服。このまま帰ってもいいが、何だか物足りない。そういうこともたまにはあろうかと、地図だけは持って来ていた。ここから歩けるマイナーな山が穴山以外に二つある。丸山と木津山。順番としては、丸山で茶を濁してから木津山か。だが、木津山に行けるとは思っていない。破線路から70m下って、70mの登り返しは、これを往復でこなしたら、今の疲れ具合と体力からしてかなりきついと思う。下り口を確認するだけで、次回回しでもいいし、このまま無しにしても構わない。両山ともにたいした山でもあるまいし、こだわりはまったくない。丸山は三角点があるからというだけの理由に過ぎない。
(箕輪からの舗装林道を渋川方面に下る。広く見えているが、実際は狭く、普通車のすれ違いは無理だろう)
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(旧林道に入る。短区間ながらもここの落葉の堆積は深かった)
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林道を渋川方面にずっと下って行けばよいだけのことと思っていた。車道にもかかわらず、地図に林道は記されていない。そのうちに林道は大きく右にカーブした。どうも破線路=林道ではないようだ。カーブのところに左に入る道があった。旧林道か。ここまでの林道と違って未舗装だ。これが破線路かと思う。車の通行はかなりきつそうだ。道幅はあるが、えぐれているところもあちこちにあるし、落葉の堆積が膝まで来るところもある。
(ヤマツツジを見ながら)
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(ミツバツツジも)
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(「人面岩」と言うそうな。アイヌ民芸品の木彫り人形に似ていなくもない)
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右手に人面岩を通過。木津山にはこの辺から下るらしいが、下りられそうなところは見あたらない。もっと集中すれば踏み跡も確認できたかもしれないが、暑さで頭も身体もぼんやりしている。こんな状態で木津山に向かうのは危険だろう。そもそも木津山に寄る気は失せていた。今回はパスの体の良い理由ができた。
(左の旧林道から分かれて直進)
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(丸山。まったく特徴もない山頂?だ)
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道沿いにはミツバツツジがあちこちに花を開いている。上に登る小道が目に入った。丸山はこの先だろうか。少し登ると平らなところに三角点があった。山名標もある。この山名標、プラスチックだかアクリルでパウチされ、その書体はパソコン文字だが、これ、鷹巣山でも見かけたし、その前の大箕山、硯石山、穴山でも見かけた。人のことは言えないが、こんな山を趣味にして歩く方もいるものだと感心する。
(丸山に感慨もなく帰路に。ツツジを楽しむだけでいいか)
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(ニョッキリと鈴ヶ岳。あっ、ここいいなと思った)
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(林道歩きの戻り。かなり粘っこい汗をかいて歩いている)
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(戻った。本当にバテた。何度も登場させて失礼)
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舗装林道に戻ってからの歩きは少々つらかった。上り調子だ。路肩を見かけると、ここまで車で来ればよかったなと思ったりする。かなりバテたところで六道の辻に到着。車は1台消えていた。あの二人連れだろう。
林道を対向車が上って来ないかと恐々しながら下った。幸いにも対向車もなく箕輪に出た。本音のところでは四山を登るつもりでいた。結局、楽な鷹巣山と丸山に寄っただけで終わった。赤城山塊の山で、ことに鈴ヶ岳の周辺については、渋川方面からの歩きも含めていくつか歩いた。ファンの方には失礼かもしれないが、あまりここは良かった、お薦めだというのはさほどにない。赤城山そのものが地味なのだ。展望を求めるよりも、紅葉やら、春の香りを静かに満喫したりするには、人気のない、地図には山名もないようなこんな山が良いかもしれない。
矛盾したことだが、せっかく歩き始めたのだから、木津山は割愛したとしても、せめて笹倉山だけは行ってみても損はあるまい。結構、危ういところを歩くらしいし、クマのうなり声が間近に聞こえたというネット記事も読んでいる。そのうちに笹倉山そのものも記憶から消えるかもしれないが。
(軌跡図)
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この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
【これはまともなところの歩き。小沼でシロヤシオを楽しむ】
◎5月31日(水)
大洞駐車場(11:46)……地蔵岳(12:30~12:45)……八丁峠(13:16)……小沼散策……長七郎山(13:50~14:13)……小地蔵(14:28)……鳥居峠(14:49)……覚満淵出口(15:08)……駐車場(15:14)
小沼周辺のシロヤシオとミツバツツジがきれいだということで行ってみた。山行からすでに半月近くが経過し、今さらシロヤシオが満開だったでもあるまい。まして歩いたコースはありきたりのものだ。当日は病院での検査が入っていた。それが早く終わり、さらに異状なしの結果に気を良くし、急遽、赤城山に行ったわけだが、天気は曇り空。上武国道からの赤城山は雲にすっぽりと隠れている。雨の心配はなさそうだが、こんな天気ではなぁと期待はしていなかった。だが意外や意外で、結構、楽しめた短時間ハイクだった。今は花の欠片もなくなっているような半月前の旬の頃の話をダラダラと記してもしょうがないので、写真送りの記事にする。
当初はブログ記事にするつもりはなかったが、一連の赤城のマイナー山行を記してしまったため、この山行も加えることにした次第。
(大洞駐車場。雲が立ち込めている)
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(ここから登る)
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(えぐれた登山道。大雨の後は長靴でないと歩けまい)
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(シロヤシオが出てくる。曇っていても来た甲斐があった)
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(高天原。雲から抜けたのか、もしくは晴れてきたのか)
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(いや、晴れる兆しのようだ)
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(ミツバツツジが鮮やか。そろそろ終わりかけだろうし、近づくのはやめた)
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(ヤマツツジはこれからか)
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(何とも歩きづらい。ズック靴にしてよかった)
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(地蔵岳に到着)
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(また雲が降りてきた。あ~ぁ)
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(コースから外れて南に行ってみた。何もない)
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(地獄谷が見えただけ)
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(小沼に向かって下る)
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(お気に入りだったが、元気がない)
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(それでいて、こちらは今、盛りなり)
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(上よりも下に行くに連れて見頃になる)
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(これもまたそろそろか。ツボミは赤いんだね)
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(また晴れだした。ここからでは色づきが見えない)
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(八丁峠。小沼探索らしい車が多かった)
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(湖畔歩きで。いきなりシロヤシオ)
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(ミツバは下になると終わりかけに近いような。それでも背景によってはまだまだか)
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(三種のコラボで)
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(当人は、ナイスな写真を撮ったつもりでいる)
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(すっきり晴れていたらどうなるのだろう)
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(うるさいくらいにシロが続いた)
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(探索する人も多かった)
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(対岸側はどうなっているのか)
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(この神社に記憶はないから、初めて歩いたところかもしれない)
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(まだまだ続いている)
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(ここで切り上げて長七郎山に向かう)
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(まだまだ続いていた)
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(雪がかぶったような)
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(こんなスポットがあちこちにあった)
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(これが最後かなあ)
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(賽の河原)
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(荒山をバックにして)
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(地蔵岳)
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(そして長七郎山)
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(腹を満たして下山する)
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(このまま鳥居峠に下ってもよかったが、右に小地蔵の標識があったので立ち寄る)
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(小沼神社。これを見たのは初めてかも。『やまの町桐生』の記事に、この神社を探せなかったとあった。ヤブ混じりの中にあったから確かに目立たないかも)
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(小地蔵山頂。このまま北に下ってもよかったが、左に巻き道がありそうだったのでそれを下ってみる)
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(ちょっとしたショートカット)
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(鳥居峠。もう篭山は緑一色になってしまったか)
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(覚満淵。ここで右回りにするか左回りにするか迷ったが、山側にツツジらしきものは見えなかったので左回りにした)
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(前に来た時には工事をしていたようだが、橋は傾いたままだ)
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(唯一見かけた)
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(対岸を団体さんが歩いている)
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(この時期には珍しいカモ)
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(アップで撮って)
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(駐車場に。もう閑散としている)
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(見晴山に行こうかと思ったが、鮮やかでもないのですぐに引き返した)
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(きれいなのもあった)
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(白樺牧場はまだ寂しい)
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(こちら側は賑やか)
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(本日の見納め)
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楽で楽しかったとは言えないが、短時間ながらも充実のひと時を過ごせた。
(軌跡図)
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この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
【笹倉山。ついでにレンゲツツジ見物】
◎6月7日(水)
新坂平手前駐車場(8:45)……姥子峠(8:59)……姥子山(9:10)……尾根の下り過ぎに気づく(9:30頃)……笹倉山への尾根に乗る(9:43)……笹倉山(9:59)……鍬柄山(10:27~10:44)……大ダオ(11:00)……ふれあい道(11:25)……出張峠(12:15~12:25)……沼尻(12:45~13:00)……見晴山(13:19)……観光案内所(13:37)……駐車場(13:44)
赤城のマイナーな山歩きも笹倉山で終わりにしたい。これまでの鈴ヶ岳東南側の山はあまり面白くなかった。鈴ヶ岳西側の矢筈、モロコシ、コブタ山の方がまだ楽しめた。ラストの笹倉山に期待したわけではない。あくまでもケジメの感覚。どうせなら木津山もという思いもあったが、先週立ち寄った白樺牧場のレンゲツツジが少し早かったので、これをまた改めて見たいとなれば、笹倉山ピストンでは物足りず、鈴ヶ岳には行かぬまでも、鍬柄山からは大ダオを経由して見晴山に寄った方が歩きの満足度は高くなる。そうなると、木津山に帰りがけに寄るといった体力はすでにないだろう。それはそれでいい。木津山が頭の片隅にでもあれば、近場の山に選択肢がない時にはいつでも行ける。頭に残っていればのことだが。
笹倉山は鍬柄山の西にある標高点1452mピークだ。そこに行くには、鍬柄山から西に下る尾根を利用し、帰路は、歩きがやや複雑になりそうだが、姥子山に西から登る尾根に乗ればよいようだ。少ないながらも、大方のマイナー山行好きの方々はそれで歩いている。今回は、周回の都合上、無駄な歩きをしたくはなく、これを逆向きに歩いてみることにする。
(白樺牧場の赤も、青空も加担してか、一週間前よりもかなり濃くなっている)
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(オーソドックスコースの鈴ヶ岳登山口)
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新坂平駐車場の手前の駐車場に車を置く。気になっていた白樺牧場のレンゲツツジは遠目でも一週間前よりも色が鮮やかになっている。余程に笹倉山はやめようかとも思ったが、これではケジメが先送りになる。帰り道でゆっくりと見晴山の方から回ればいい。写真を数枚撮って、鈴ヶ岳コースに入る。笹倉山周辺はクマの生息地らしいから、ザックからクマ除けスプレーをズボンのポケットに移し、さらに、百均で買った、おもちゃの、すごい音を立てるらしいピストルもすぐに取り出せるようにした。むろん、スズは2個付けた。さらにストックは最初からダブルにした。鷹巣山で一本無くしていたから、ザックに引っ掛けるのはやめとこう。ストックも2本だと、自分としてはかなり歩きづらいが、威嚇用に使うなら2本掲げがベターかと思う。
(いきなりの賑やかさ)
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(あっさりと姥子峠)
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(大分赤くなっている)
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(間近のツツジも)
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(姥子山)
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ヤマツツジに気をとられながらも15分もかからずに姥子峠。六道の辻からでは一時間以上もかかっていた。続いて姥子山。この山を意識する人はさほどいまい。現に、姥子峠と姥子山を混同した山行記事をよく見かける。YAMAPあたりの地図でも、姥子峠を姥子山としているから、真偽のほどは正直のところよくわからない。ハイキング道の左手に小高いところがあり(決してピークというものではない)。数歩登ると、布テープに書かれた「姥子山 1510m」が目に入る。ここが笹倉山への出発点になる。
(尾根を下る)
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(すぐに明瞭な道型になる)
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(どうも下り過ぎているようだ)
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西に下る尾根は、最初こそヤブ尾根かと思ったが、ヤブが薄くなると、地図通りに明瞭な尾根だった。驚いたことに、しっかりとした踏み跡が続いている。この踏み跡、笹倉山まで谷を越えて続いているかと思ったが、後で考えると、これは大甘で、笹倉山は斟酌しない踏み跡で、おそらくは、このまま実線道につながっているのではないだろうか。後になって気づいたことなので、ここでは何とも言えない。
踏み跡に合わせて行くはいいが、逆方向からの普通ルートで通過するはずの沢型が右下になかなか見えない。どんどん尾根を下っている。ここでGPSを出して、予定ルートをマーカーした地図と比べると下り過ぎていた。戻る。
(半ば強引に沢筋に降りた。左の斜面に登りたいが、こんなに急では。左を見ながら上に向かう)
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戻るはいいが、どこをどう左側に下ればよいのか、回りの地形では知れず、とりあえず、自分の歩いた尾根とは違った緩い尾根が先に見えたので、そこに出て下ってみる。すでに踏み跡はない。緩尾根の先に谷筋が見えた。涸沢だ。ネット情報で通過する涸沢とはこれだろうか。急だったが、何とか、沢に降りた。
さて、これから北上すればよいのだろうが、目の前はただの広い急斜面。確実に登れそうな尾根型はないのかと沢を上に行く。携帯が鳴った。太田市災害情報サービスのメールだった。携帯が通じるエリアらしいことはわかった。安心はできる。
(見切りをつけてここから登る)
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左斜面が緩くなった。尾根型はない。ここからなら何とか登れるか。意外に滑った。昨日の雨だ。地下タビのスパイクは全然効かない。ズルズルだ。樹につかまって登りたいが、ダブルのストックが邪魔になる。クマのエリアだから手放せない。上へ上へと登るうちに、尾根が何とか集約されてきた雰囲気。GPSで確認すると、このまま北上すればよいらしい。
(正面に岩っぽいのが見えた。この辺、写真を結構撮ったのだが、緊張して登っているせいか、ピンボケが多くて使えなかった)
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(巻きながら岩を見る。かなり大きかった)
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かすかな踏み跡が目に入る。当てにはならない。てんでな方向に向いているし、シカ道かもしれない。それ以前に、こんな山に人間の踏み跡ができるほどのハイカーが寄せるはずがない。正面に左右に広い大きな岩が見えた。尾根型は確実になった。この岩を通過している。岩は登れそうではあるが、巻いた方が無難。幸いにも左右ともに切れ落ちてはいない。右は狭そうだったので左から巻いた。大巻きだった。左からの小尾根に乗って岩を眺めると、岩は大きく、登れるかもと思ったのは幻想だった。
(笹倉山だろうか)
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(やっぱり。正直のところ登るに値しない山だった。少なくとも自分には)
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尾根に復帰。その先はあっさりだった。小さな岩場を越えると、その先にも岩が見え、ちょうど尖閣状の小ピークといったところか。岩に登ってみると、ここが笹倉山だった。布テープに笹倉山の手書き表示。感慨は何もない。周囲は木立で何も見えないし、山頂そのものが狭くて南北4m、東西1.5mほどの敷地に過ぎないし、平らでもない。落ち着けるはずもない。切れ落ちていないだけマシだ。やはり笹倉山もこんなものだったか。期待はしていなかったし、ケジメはついた。
さっさと鍬柄山に向かうとする。頭の中はレンゲツツジに切り替わっている。だが、ここからの鍬柄山に向かうルートは、尾根通しで間違えるところはなかったが、歩きとしてはそう容易いものではなかった。
(岩場が多くなる)
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(鈴ヶ岳も尾根からはこれが限度)
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(ヤセ尾根が続く)
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(これは無理でしょう。右から巻く)
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岩混じりのヤセ尾根が続く。石も含んで歩きづらい。左右は切れかかっているのでどうしても慎重になる。左手にようやく鈴ヶ岳が見えた。木立ですっきりしない。しばらく行くと、正面に大岩が出てくる。高さ6mはありそうだ。これを登るのは無理でしょう。まして地下タビのスパイクで滑ったら無傷であろうはずがない。左右どちらでも巻けそうだが、左はヤブっぽいので右を選択。
(トラロープが垂れていた。緩そうに見えるが急だった)
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岩沿いに登って、見上げると、さらに別の岩が続いている。二段構えの大岩だった。この2コブ目の岩だが、よく見ると、岩の鞍部からトラロープが垂れていた。好事家の設置だろうが助かる。ありがたく使わせていただく。ここは急で、周囲にはつかむ物も乏しく、ロープがなかったらさらに巻いていた。本来は下り用に設置されたのだろうが、有ると無いでは大違い。
(普通の尾根になり)
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(終点っぽい)
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(左から登ってここに出たが、ここを下るとなると、果たして行けるのかと尻込みしてしまうだろう。しつこいが、そこまでして下って行くほどの山とは思えない)
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普通の急な尾根になった。シロヤシオの落ちた花は見かけても、咲いているのはヤマツツジだけ。一週間前の赤城のシロヤシオは盛りだった。この先、見かけるツツジは赤か朱色ばかりで、白を見るのは大沼湖畔でチラリだった。ミツバツツジもシロヤシオとともに終わっている。
ようやく上が見えてきた。鍬柄山だろう。不思議に、ここだけは明瞭な踏み跡があった。狭苦しい枝ヤブに引っ張られながら稜線に出た。そこには石柱と「鈴ヶ岳9」の標識があった。
(鍬柄山山頂。あとはごく普通の歩きになる)
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(ヤマツツジを入れて)
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数歩戻って鍬柄山。話し声が聞こえる。下でオバちゃん三人組がくつろぎ、おしゃべりを終え、鈴ヶ岳に向かおうとしているところだった。数分遅れたら、ヤブから出て来たオレにびっくりしたかもしれない。去ったオバちゃんたちのところに行き、景色を眺めた。あちこちに赤い花の色づきが見える。改めて鷹巣山に下ってストック探しをする気にはなれない。緊張のせいもあるのか、笹倉山をうろついている時にはまったく感じなかったが、出だしよりもかなり暑くなっている。
鍬柄山に戻って、クマ対策の武装を解く。ストックは一本にし、ストックもピストルもザックに収めた。ピストルは買ってから使ってみたことはなかった。だれもいないからと、ここで試し打ちをしてみた。パーンと乾いたすごい音が響いた。そして火薬の臭い。住宅地でこれを使ったら誤解されかねないが、クマにはどれほどの効果があるものだろう。猟銃の発砲音に比べたらスズメの涙だ。スズは音がうっとうしいだけなので、2個ともにザックの中へ入れた。もう咳払い歩きだけでいいだろう。20分近く休んで一服したところで、鈴ヶ岳方面に下る。この間に、やたらとハエが寄って来たが、よく見ると、汗の臭いに群がったアブだった。
(しばらくヤマツツジを眺めながらの歩きが続く)
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(大ダオ。鈴ヶ岳は直進。ここは右に下る)
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どんどん下る。大ダオまでは悪路だ。スパイクで転倒しないように注意した。気疲れもあったのか、足の運びは軽快さを欠いている。ヤマツツジを眺めながらゆっくり下っている先ほどのオバちゃん組を抜いた。ここで気づいた。女性グループだったからなのか。今日はゆったりしたズボンを履き、裾を地下タビの中に入れていたから、タビの上にはズボンの下部がブカブカに溜まっていて、見るからに、ニッカを履いた鳶職スタイルになっていた。オバちゃん達にはどう映ったか。裾を外に出そうかと思ったが、中に入れている方が自分には楽なので、山で格好を気にする色気もないのでそのままにしたが、通気は確実に悪いはず。
大ダオに到着。迷わずに右折。展望のない鈴ヶ岳に登って石碑を眺めてもしょうがない。目的でもなかった。
この先は普通コースの歩きにつき、詳細を記してもあまり意味はあるまい。
(どこまで下るのかと思うほど長い)
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(それでも植生が変わって)
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(ふれあい道に出てほっとする)
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大ダオからふれあい道に至るまでは、過去に何度も歩いているが、25分程度の歩きではあるもののやけに長く感じた。同じ風景がずっと続き、展望もない。ここをむしろ気分良く歩けたのは、4年前に渋川側から南回りで鈴ヶ岳に登り、北回りで下った時くらいのもので、その時は11月だった。今はシダが延々と生い茂り、まだかまだかとなると飽きてしまう。ふれあい道に出た時にはほっとした。
(しばらくするとこれが続く。ここもまたうんざり登り。鍬柄山からピストンで帰ればよかったかと後悔した)
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(やっこらせと出張峠。ふれあい道合流から40分のコースタイムを50分もかけてしまった。焼きが回ったようだ。自覚はしていたが)
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ほっとしたのは束の間で、最初は平坦なカラマツ林の中を歩いているうちはよかったが、地味な登りになると、うんざりしてしまった。とにかく長い。ここで反対側から来たオッさんに話しかけられる。この先に鈴ヶ岳への入口はあるのかと。おそらく、オッさんもまた、下りながらも自分と同じ気分で長く感じながら歩いて来たのだろう。
出張峠に着いた頃にはバテバテだった。ほっとした。ここから大沼湖畔までは下りだし、見晴山への登りもたかが知れている。とはいっても、一昨年に笹倉山抜きではあるが、鈴ヶ岳を含めて周回した際には、ラストの見晴山への登りがつらかった。
出張峠で一服。ランチタイムにしようかと思ったが、一昨年のことがあったので、見晴山への登りの沼尻まで我慢した。沼尻で休憩をとってから登れば、その辺を歩く人たちの大方は白樺牧場を見下ろしながらのレンゲツツジ見物目的の軽装のハイキングの人たちばかりだろうし、そんな中を鳶職スタイルのジイさんが休み休み登っているのではサマになるまい。シャキッと歩いてこその鳶職スタイルだ。山中とはいえないところだ。一応は歩きスタイルを気にはした。
(ほっとして下る)
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(車道に出る)
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(大沼と黒檜、駒ヶ岳)
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(本日出会った唯一のシロヤシオ)
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(鮮やかだが、ちょっと疲れ気味か)
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車道に出た。舗装道を湖畔沿いに歩く。宿屋だか食堂らしき前を通過。ここでかろうじて残ったシロヤシオを目にした。一週間前に歩いた小沼のシロヤシオはすごかったが、「花の命は短くて」か。その後に続く「苦しきことのみ多かりき」は、典型的な戦前の女性としての視点からの思いだろうから、自分がどうこう感想を言う立場にはない。
(ここから見晴山へ)
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沼尻に出た。暑い。日陰に入って草むらで座り込んでようやくのランチ。腹は空いていた。ここも子供向けのスキー場だったのだろうか。スロープとしては短いが、自分が子供の頃に遊んだように、リフトやらがあるわけでもなく、滑ってきたら、そのままスキーを履いたままに登っては滑るの繰り返しだったろうし、それはそれで楽しくもあった。余計な話だったか。
(あまり意味もない画像。立ち休みを隠すための写真撮り)
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(見晴山ゾーンに入る)
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(ツツジで賑わっている)
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(見晴山)
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山菜採りらしい二人が下って来たところで、周囲にだれもいないのを確認してから見晴山に向かう。休んだわりにはゲレンデの上に出るのが大儀だった。その先は緩やかでほっとした。林の中に入ると、見晴山から下るジイちゃん、バアちゃんと行き交う。それでもザックは背負っていたが、見晴山に着くと、ザックを担いでいる人はだれもいなかった。この時季、花見が目的の方がほとんどで、ついでに上に登ってみようかと歩いて来るのもごく自然な気持ちからだろう。
(しばらく楽しむ)
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(今がピークなのだろうか)
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(荒山を入れてみた)
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見晴山に出ると、赤いツツジすべてがレンゲツツジに見えてくる。花音痴の自分には、レンゲツツジとヤマツツジの区分けがよくわからない。一つの芽から出る花の数が、ヤマツツジは2~3花、レンゲは2~8花とのこと。混在して咲いていたり、株から集中して出ていると、すべてがレンゲに見える。そもそも「芽」の区分けがわからない。小枝のことなのか。色もまたピンクと赤。色分けでの特定もできない。自分のレベルなら、きれいなものはきれいで、何ツツジでもよいわけで、この時季だから、レンゲツツジを楽しんだということでいい。アカヤシオ、ミツバツツジ、シロヤシオを好むハイカーは多いが、ヤマツツジやらレンゲツツジは俗っぽいので好かんという方もいる。自分はむしろヤマツツジを好む。理由は、好きな色の赤だから。それだけのこと。
(下っている)
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(車道が見えてきた)
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(ここの斜面は一週間前とたいして違わないが、赤が濃くなったようだ)
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スマホに向けてピース写真撮りをしている人が多い。あたりはムンムンとして暑い。山頂周辺を一回りしてツツジがきれいだったで良しとする。このレンゲだかヤマツツジかよくわからないツツジをよく見ると、半分はしおれかけている。一週間後にも元気なままに咲いているのだろうか。6日付けの上毛新聞には「見頃を迎えた」とあったが、これまでも、新聞での見頃記事の翌日は終焉に近いことが多かった。
(牧場方面)
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(今日はアップ撮りが多いみたい)
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(自分の好みはこのレベルだな)
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(鈴ヶ岳登山口が見えてくる)
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(これを最後に)
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(駐車場。とにかく暑い)
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下って観光案内所。ここの駐車場は満車になっている。車道は歩かずに牧場の際にある道を通って駐車場に帰着。すでに25℃になっている。車内の換気をして帰路に就く。暑さもあって滅茶苦茶に眠い。前橋に下った際には32℃になっていた。今日はチョイ夜勤の予定が入っていたが休もう。家に着いたら、冷たいビールでも飲んで寝たい。犬の散歩は目覚めてからでいい。
4月23日の篭山、同月29日の硯石山等と、四月以来立て続けの赤城山だった。アカヤシオ、ミツバツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジと、赤城のツツジも十分に楽しんだ。すべてが予想以上の見事さで、赤城山を見直した。ただ、安易な歩きを続けてしまったことは否めない。今回の笹倉山を最後にしばらくは赤城山から離れることにしたいが、「迷ったら赤城山」、「行くとこないなら赤城山」といった存在だ。またすぐに足が向くかもしれない。
(軌跡図)
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この地図は電子地形図25000(国土地理院)を加工して使用しています(令和元年手続改正により申請適用外)
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