うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

小さな猫の大きな功績

2023年05月27日 | のん太の事

3.6キロ。

小さな男の子だ。

 

おはようございます。

たれ蔵は5キロ、おたまは5.2キロある。

昔いたチビは、6キロ以上の大きなオス猫だった。

 

それに比べ、のん太は小さい。

体の作りからして、小さくて華奢だ。

顔なんて、無いに等しい程、小顔で、それを三河弁で表せば、

「顔がちっさすぎて、あらせんがね」となる訳だが、

顔はある。

もちろん、あります。

そして、その表情は実に豊かだ。

中でも、慄き顔と甘えんぼ顔とドヤ顔は、実に見事だ。

そしてさらに、

のん太は模様替えの才能がある。

子猫の頃から、私の留守中に大胆な模様替えをしては私を驚かせる。

今回は、これまた大胆で斬新な模様替えをした模様だ。

 

ここに、猫ベッドがあった。

ちなみに、カーテンがこうなっているのも、のん太の仕業だ。

『レースに囲まれたベッド』というゴージャス感を演出していたらしいが、

そのベッドが無いじゃないか?!

 

どこ?

ベッドとのん太は、どこ?

 

いた!

テーブルの下にいたー!!

 

3.6キロ、小さなのん太は、なんと

あっちからこっちへ、移動させていたというのか?!

しかも、ちゃんとベッドが裏返し。

※のん太は、どういう訳か、ベッドを裏返して乗るのが好きだ。

家中のベッドが、全て裏返されていて、

おたまが乗れずに困惑していることも、よくある。

 

おい、すげーな!

おい、こりゃすげーわ!!

 

のんちゃん、凄いね。

よく頑張ったね。

のん太「ここは、のんの陣地にちたんら。見りゅな!」

すげ~わ~。


おかえりなさい、のんちゃん!

2023年03月13日 | のん太の事

焦った~。

今年もというべきか、でもやっぱり焦ったのだ。

 

おはようございます。

のん太がワクチン接種して以来、一日半寝込んでいた。

とにかく炬燵の中でぐったりとして動かない。

飲まず食わずの一日半、私は焦った。

 

動物病院へ連れて行く時、

今の我が家の4頭で最も激しいのは、あやだ。

キャリーケースの中では延々、

「わおぉぉぉーーーん、わおぉぉぉーーーん」

と、それはもう、シベリアンハスキーの遠吠えより猛々しい。

本猫は、不安で鳴いているのだろうけれど、

私としたら、もはや頼もしささえ感じる力強い悲鳴だ。

しかし、診察台ではとってもよい子にされるがままになり、

針を刺されても、なんのそのだ。

家に帰って、一旦ドライフードをやけ食いして、それでおしまいだ。

通常の元気過ぎる、あやに戻るだけだ。

一応、記録として、体重6.4キロを記しておく。

 

おたまとたれ蔵は、なんとも切ない悲鳴をあげる。

つい、庇護欲を引き出されてしまうが、

この2匹はさらに、診察台に乗ると、どちらも、院長先生に媚を売る。

おたまなんて、院長に抱っこをせがむという作戦に打って出る。

「お願い、優しくして」と言わんばかりだ。

院長に縋りつくがゆえ、正確に測れないまま、約5.2キロを記しておく。

 

たれ蔵も、院長の手が寄ると、反射的に頭を擦り付けるが、

おたまのように作戦ではなく、ただマジで気のいい猫だから、

人の手が寄ってくると、どうしたって頭を擦り付けてしまうのだ。

優等生たれ蔵、5キロジャスト!

 

そして2匹とも、接種の予後にも不安はない。

 

問題は、のん太だ。

移動から接種までは、何の問題も無い子だ。

院長の診察の結果は、いつだって、

「この子は、本当に可愛い!」だ。

ただ、ワクチンの副作用と精神的疲労も相まって、寝込んでしまう。

ただでさえ3.6キロ、やせ型なのに、断食状態で寝込まれると、

かかぁは、生きた心地がしないのだ。

 

こうなるといよいよ、

次回はどうしようかな~っと悩ましい。

外猫チャー坊との間接接触がある以上、接種した方が好ましい訳だが、

のん太はせめて、往診型にしてもらおうかな~。

 

と考えていたら、昨夜、やっとこさ起きてきて、

「ねえ、かかぁ」と主張が出来るまでに回復した。

この子はいつも、何か言いたい時は、立ち上がって主張する。

やっとこさ、

のん太が立った!

 

のん太「かかぁ、のん食べりゅ!」

クララが、ちがっ!

のん太が、やっとこさ、立ったー!

 

そして、失われた一日半を取り戻すように、

甘えん坊に戻った。

のん太「のん、ちゅごい怖い目にあったんら、かかぁ」

 

そだね。

のんちゃん、おかえり~

のん太「たらいま、かかぁ。」


チビっ子チンピラ!

2023年02月23日 | のん太の事

春なのに・・・

いや、春だから・・・

 

おはようございます。

ため息、また一つ出ちゃったな~。

分かるかしら、この歌。

昭和の人しか分からないかしら?

名曲だなって改めて思ったら、やっぱりというべきか、

中島みゆきさんが作った歌だったんですね。

 

私は、もう春なのに、暖かそうなカーディガンを編んでいたんです。

でも、もうお別れです。

だって、目を離している隙に、こいつがこいつが!

のん太「なんら?糸が着いてくるら!」

君が、着けていったんだろう?

 

のん太「こいちゅめ!こいちゅったら!!」

君が、引っ張っているんだろう?

 

のん太「こうちてくれりゅらーー」

どうしてくれてんだい?

 

のん太「まだ、伸びてくるら」

だから、君は引っ張ってんだろうが!!

 

編み棒から外れた、編みかけのカーディガンが、

どんどん、どんどん、ほつれてゆきました。

もう、諦めて、溜息をつきました。

 

おたま「ふぅ。あいつ、どうにかしてくれだ?」

そうね、最近ののん太はチンピラ具合が酷いもんね。

おたま、すごく絡まれてるもんね。

 

でもなぜだか、

そんなに困っていない我らは、ただただ、溜息を付くばかりであった。

まあ、のんちゃんだもんね~。

怖くはないんだけどね~、ふぅ。


少年(ちびっ子チンピラ)よ、神話になれ!

2022年08月21日 | のん太の事

残酷な天使のように、

少年よ、神話になれー!

 

おはようございます。

上階に暮らす人は、ピアノが上手い。

そして、ブームがある。

演奏する曲のブームだ。

ここ最近のブームは、『残酷な天使のテーゼ』

本当に、見事な演奏だ。

そこに文句はない。

不思議と、ピアノの音というのは、騒音には感じない。

子供がバイエルを練習しているような音なら、うんざりするかもしれないが、

完璧な天使の調べは、心地よいものだ。

ただ、延々繰り返される天使のテーゼは、残酷だ。

 

いつの頃からか、私の鼻から出される息は、

知らぬうちに『残酷な天使のテーゼ』になっていた。

もはや鼻歌ではなく、息をするとともにテーゼ。

呼気がテーゼだ。

 

それなのに残酷にも、今日で大型連休が終わる。

とはいえ、今回の大型連休は、お休みでしたっけ?ってくらい

働いている感覚だった。

むしろ、早く平日に戻らんかな~とさえ思える。

 

もちろん、認知症の母のこともあるのだけれど、

それよりも、私の大型連休すべてが、おじさんの連休とまるっと丸被りのせいで、

平日より、逆に忙しくなってしまった気がするんだ。

ちなみに、我が家のおじさんは、別名『微笑み地蔵』だ。

地蔵のように動かないという意味だ。

 

休日だって、お供えのように食事を目の前に運ばなければ、

生身の地蔵は即身仏になる、ご覚悟だ。

歌って踊れる認知症より、動かない訳だ。

かずこさんは、これやってっとお願いすれば、パンツだって畳めるが、

地蔵は、パンツは畳めない。

むしろ、目の前(所定のタンス)に、

パンツをお供えしておかなければ、履かないくらい、動かない。

そのくせ、さすが徳の高い地蔵は、こっそりと風呂釜のコーティングを剥がし、

「え?なぜ、そこだけ?」と思わずゾッとしてしまうくらい、

極めて限定的な、直径50cm程度の床だけを磨いて下さるのだ。

さすが、生ける地蔵だ。

 

もう、ばかーーーん!!

 

そんな中、やはり猫がいる暮らしは、ありがたい。

のん太「おじさん、ちね!」

いやいや、そこまで言わなくっても・・・・

残酷な天使よ、ありがとう!

 

連休中、癒しと笑いをくれた猫達。

その中でも、のん太のイリュージョンは、驚いた。

のん太「おい、かかぁ。これは、なーんら?」

あらら、大変?!

僅かな隙間から、白い何かが出てるけどぉ?

 

のん太「じゃーん。のんの手らぞ。」

きゃー、のん太の手、ペラペラの紙かよ!

 

のん太「かかぁ~かかぁ~」

いや、これは、あやさんよ?

あれ?

これは、どうしたことかしら?

 

のん太「かかぁ~」

なぜか遠くののん太に、ピントが合っている~!

こんな、どや顔で!!

 

のん太「ねぇ、かかぁ。ちってる?」

何が?

普通に微睡んでいるだけでしょう?

 

のん太「のんの胴体、浮いてるんら」

重力、どうなってんのぉ?

 


きっと、ちょうど、たぶん、誕生日

2022年07月22日 | のん太の事

きっと、明日だ。

きっと、明日が丁度なんだ。

 

おはようございます。

きっと、丁度、明日がのん太の誕生日だ。

その、丁度ちょっと前に、まるで、お祝いかのように、

ポンままさんから栞が届いた。

これがまた、愉快な栞たちだ。

 

って、「どれ一つとして、きっちり丁度がねーじゃねーか!」と

ポンままさんにツッコまれそうだが、

私的には、これくらいが丁度いいのです。

ままん、ありがとうございます。

 

のん太は、23日の終わりか24日の始まりに産まれているのは確かだ。

要するに、日を跨いだか跨いでないかの深夜に、トラックの荷台で産まれた。

6兄妹で産まれているから、もしかすると、

23日に産まれた子と24日に産まれた子が混在しているかもしれない。

だから、誕生日は23日でも24日でも、どっちでいいと思うが、

7月23日生まれの有名人を検索した時、

『パッション屋良』という文字に、くぎ付けになった。

だから、のん太は23日生まれと決めた。

 

ということは、

しおちゃんも、おめでとう!

サンちゃんも、おめでとう!

ごまお、お元気さんかな?おめでとう!

元シュガオ、君は凄まじい腕白らしいな、おめでとう!

こしょう、極楽は楽しいかい?

生まれ変わる予定があるなら、今度こそ、元気に生まれておいでよ。

 

さて、我が家ののん太は、相変わらず、かかぁっ子だ。

だから、何でも、かかぁに頼りっきりだ。

まとめて食べるということもしない。

常に、出したての新鮮なドライを、数粒食べる。

だから、かかぁは1日に、何度も要求される訳だ。

時には、我が家のおじさんが見かねて、

「のんちゃん、ご飯出してあげるよ~」と誘っても、

そんな時のん太は、おじさんを完全に無視する。

おじさんを無視して、かかぁに要求し続ける。

それは、かかぁとしたら愉快だからいいのだけれど、

その癖が、強い・・・

かかぁが何をしてても、のん太には関係ない。

ただ、ひたすら見つめる。

かかぁを見つめる。鳴きもしないで意思を伝えてくる。

 

「ご飯?」と聞いて、正解な場合は、この顔で、

台所へと、そそくさ歩き出す。

 

時刻未明でも、のん太は食べたい!

置き餌ではダメら。出したてが食べたい!

 

しかし、時には

何を要求しているのか、分からない時もある。

そそくさ、行かない。

 

違うのか?どうなんだい?と、しばらく見つめ合った後、

 

可愛らしい表情から一変、この顔になると、

 

くるりを背を向け、そそくさと台所へ向かう。

あの間は、何なのか?

かかぁは、まったく分からないまま、のん太を追い掛ける日々であった。

 

のん太「かかぁ、かかぁ」

なんだい?暑いのかい?

暑いなら、膝から降りればいいのだよ?

 

のん太「あやねーが、近くて気になるんら!」

そうね、あやさん近いね。

 

のん太「どうしてら?」

あやはね、のんちゃんが好きなんだよ。

 

もしかすると、

のん太は、ほんのり、うめさんに似ているからかもしれないね。

暑くて、伸びてる時の顔は、全然似てないけどな!

凄い顔ね、のんちゃん?!

 

うめ「つべこべ言ってないで、お世話してやりんさい!」

かしこまりました!