四日目の朝、カーテンを開けたら雪景色でした。
バス停まで5~6分ですが、大丈夫かなあ、滑らないかなあと心配していたら、
9時過ぎには道路の雪はなくなりました。
盛岡駅に戻り、平泉まで1時間20分電車にゆられ、11:25到着。
「るんるん」という巡回バスがあるので、一日フリー乗車券を買って移動することにしました。
まず行ったのは、毛越寺、ずっとモウツジと読むのだと思い込んでいたら、モウツウジでした。
44年前に来たような記憶があるような、ないような・・・。
広大な境内には前夜の雪が残っていましたが、風が無いので震えるほどの寒さではありません。
この浄土庭園の周りに、たくさんの建物があったわけです。
本堂の前には芭蕉の句碑があり、一体は芭蕉直筆の物だと書かれていました。
「夏草や 兵どもが 夢の跡」この場所で読むと、心にしみるようでした。
次に行ったのは平安文化遺産センター、そこで平泉の歴史を詳しく知ることができ、
藤原三代の名前を改めて覚えなおしたりしました。
清衡、基衡、秀衡の三代100年の栄華も、泰衡の時代に消えていきました。
いよいよ今回の旅の最後の目的地、中尊寺に向かうことにしました。
月見坂を上っていくと先に本堂が現れ、その先にチケット売り場があります。
讃衡蔵で国宝や仏具、藤原氏の副葬品を見てから、金色堂に行きました。
テレビでよく見る景色ですが、この建物を覆堂と言って、この中に金色堂があります。
1124年の造立で、現存する唯一の創建遺構は、本当に金箔や螺鈿細工でピカピカでした。
かなり寒くなってきたのでバス停に戻り、最後は道の駅に寄ってみました。
そこでは面白いビデオがあったり、野菜や果物が売られていました。
4時過ぎの平泉駅は、十分な寒さでした。
一ノ関で16:48の新幹線に乗り、三島には20:21に着きました。