7~8年前になるかと思うのですが、白之進の近くの土手に小さな桜の苗を見つけました。
草刈りをしている時に、よくあんな小さな苗に目が留まったものだと思います。
最初は、はっきりと桜の苗だと認識した訳ではない気がしますが、
しばらく様子を見てみようと、それからは気を付けて草刈りをしました。
数年経ってはっきり桜だと分かり、根元をよく見たら、太い根から苗木が出ていました。
太い根は白之進の根、つまり白之進の分身と言うのでしょうか。
それが今年は、こんな姿になっています。
写真だと間隔が近く見えますが、白之進の枝が伸びている方向が道路の反対側なので、
若い木にかぶっている訳ではありません。
若い木は、今白い花を咲かせています。
若い木は、まず葉をたくさん増やして木を生長させ、少しずつ花を咲かせていくということを、
河津桜の生長を見て学びました。
やっぱり白之進だ、つい花にばかり目が行きがちですが、幹の若々しい美しさにハッとしました。
白之進の木としての寿命はどの位なのか、既に65歳は過ぎているはずです。
玉澤霊廟には樹齢300年の山桜があり、桜の寿命も木によって様々のよう。
自然に受け継ぐ若い木が育っているように見えますが、これがしっかり育つのかどうか、
根から伸びた木は弱いかもしれない、未来は誰にも分かりません。
見守っていくだけです。
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