6日の朝亡くなられた叔母さんの葬儀で、三島聖苑へ行って来ました。
裏にはこう綴られていました。
急遽、デイサービスを変更して頂いたので、もうすぐばあちゃんが帰って来ます。
ばあちゃんの弟のお嫁さんで、叔父さんより8才若い77才、大恋愛で叔父さんが婿入りしたようです。
歌や踊り、大正琴、絵手紙等々習い事や趣味も多かった方が、60代後半に若年性認知症を発症しました。
その頃行き来をしていたので、認知症が進行していく様子や世話をする叔父さんの戸惑いを見て、協力出来る事はして来ました。
息子夫婦と同居しても、家での介護が限界となって、5年位前に特養に入所して穏やかに暮らしていたようです。
3月末に体調を崩し入院したが、回復の可能性は無いという知らせが入り、5月にお見舞いに行って来ました。
5月中に特養に戻る予定が、コロナ感染で延期になり、2回もコロナ感染して高熱が出たそうですが、回復して6月10日に特養に戻りました。
それを聞き、役場近くの特養に見舞いに行くと、入院中は点滴だけだったのに、少しゼリーを食べられるというので、本当に驚きました。
目は見えるようでしたが、言葉はかなり前から出ないらしく、話しかけた事が通じたかも分かりませんでした。
入院中点滴で栄養はとれていた為か、ふっくらしていて肌つやも良く、これも若さかなと思って帰って来た事を思い出します。
その後食べる量も増えたそうですが、8月下旬に嘔吐して食べられてなくなり、亡くなられたとのことでした。
医者も退院したら5日位でしょうと言っていたという話を聞きながら、これも奇跡だなと思いました。
写真は、式場の入り口に飾られていた絵手紙です。
裏にはこう綴られていました。
発症する10年位前かなと想像します。
たくさんの花で飾られた祭壇の遺影は、ふくよかな笑顔の叔母さんで、棺にはほっそりした女優さんのような顔で眠っていました。
棺いっぱいに何層にも花が入れられ、悲しいけれど華やかなお別れでした。
急遽、デイサービスを変更して頂いたので、もうすぐばあちゃんが帰って来ます。
叔母さんが亡くなった事、葬儀の事、デイサービス変更の事、どれも忘れず理解しているばあちゃんを確認出来ました。
部屋に飾った花を見て、何と言うか、ちょっと楽しみです。
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