なんと、まぁ〜
そういえば、数年前にイタリアに行った時、オーストラリアのエージェントさんに、ヨーロッパのホテルが高いから、どうやったら安く買えるのか聞いてみた。
私の知識は、30年前なんだけど、あの頃は、旅行会社って英語話せないと就職できなくて、英語話せるから値段交渉とかもできて、だから、自分でホテルとか飛行機とか予約するよりも、ずーっと安く手配してもらえた。
ところが、帰ってきた返事はこうだった。
「エクスペディアで調べるといいですよ。どっちみち、私たちもエクスペディアで調べて、手配の手数料をいただくので、ご自分でご予約される方が、お安いですよ」
ガ━━Σ(( д ) ゚ ゚━━ン!!
時代は変わった。。。
イギリスのみほちゃんは、ヨーロッパ生活が長いので、ユーロ圏の動き方をよくご存知。
なぜなら、彼女は、学会であちこちの国へ行ってるから、飛行機の手配や、ホテルの手配はお手のもの。
イタリアのフィレンツェで合流して(ラインとかメールとか便利になりましたよねぇ)、それから3泊くらい一緒にトスカーナやピサ、ローマを徘徊したんですが、面白い話もいっぱい教えてくれた。
ユーロ圏ってのは、半年とか前から飛行機を予約すると、笑っちゃうような金額で航空券が買えるのだそうな。
だから、1週間ヨーロッパ!って決めたら、とりあえず、日本(オーストラリア)からの往復の航空券を買って、そこからの行程はLCCの格安サイトから飛行機会社へ直接予約と支払いをして、ホテルはホテルズ.コムで予約するといいと。
ホテルズ.コムは、10泊予約すると、1泊無料になるので、とってもお得だと。
だから、ヨーロッパに行くことがあったら、ユーロ圏に入る国と、ユーロ圏から出る国だけ決めて、航空券をやっすいチケットで買って、中身は別に手配するといいですよー
ですと。
旅行会社の存在意味はなんなんだろう?と、ふと思った。
イタリアって、列車移動が楽しいのだけど、問題は、重いスーツケースを持って駅からホテルまで歩くこと。
あの移動の時だけは、バスツアーにしておけばよかったと思うんだけど、バスに乗せられて何も考えずに連れ回されても、感動も何もないじゃないか〜 と、思ったら、バスはデイツアーだけになっちゃうのでありました。
ところがこの列車のチケットも、指定席までネットで買えてしまいます。
日本語はありませんが、英語が読めたら買えちゃいます。
出発時間とかいい加減ですが、それは、東京の3分おきに間違いなく来る電車と比べていい加減だってだけで、30分くらいの誤差は誤差のうちに入らないと考えたら、結構、信頼できるんですよね。
(早く出ることはないので、そこは安心)
そして、ここでもお約束で、半年前からとか買うと、半額くらいで乗れちゃいます。
となると、旅行会社の存在意義が、ますますなくなっちゃいます。
ネットの普及で、海外の情報なんて誰だって手に入るし、民泊って言われているAir B&Bだってあるし、現地に詳しいから、現地の旅行社を使うのに、そこが不親切だったら、ますます旅行業社を使う意味がないですよねぇ。
シドニーへ行った時、友達が日本から来ていて、ブルー・マウンテンへ行こう!ってなったんですけど、レンタカーを借りて行って帰って来て、渋滞にまみれて、トロッコとかの料金を払って、なんて考えていたら、手間暇の割には高額になってしまったので、シドニーの街の中から出てる日帰りのバスツアーに行ったんですよね。
よくわからない小さい街「ルーラ」に寄るって言ってたので、ルーラといえばドラクエじゃないですか?www
これは、何?私たちに行けと言ってるのか? と、わけのわからない妄想を抱いて、そのツアーに申し込んだんです。
ガイドは日本人、ドライバーとバスはオーストラリアの現地のバス会社、オーガナイズしてる会社は日本人オーナーです。
ところが、このガイド、お約束なんですかね。
やたら偉そう。
オーストラリア在住10年をやたら自慢してます。
自慢って言葉は、正しくないなぁ。
見下してるって言った方がいいかなぁ。
実は、これ、お約束なんですよ。
なんで、海外で働いている日本人って、日本で働いている日本人のように親切じゃないんだろう。
普通の日本で働いている日本人って、色々考えて、親切に道を教えてくれたり、お店を教えてくれたり、日本人でも札幌から福岡へ行ったら、ただのおのぼりさんだから、観光案内所とか行きますよね。
お土産やさんとかで、お店の人と話をしたりしますよね。
どこへ行っても親切なんですよ。
民度が高いんです。日本人。
なのに、なぜ、海外に来ると、日本人に対して不親切になるんだろう?
そのくせ、ドライバーとか、英語を話す業者の人たちとは、仲良く笑いながら話してる。
メルボルンに観光蒸気機関車があるんですが、デイツアーで団体さんが来ています。
子供達が小さい頃、あの頃は、安かったので、ちょこちょこ連れて行っていたんですが、その時も、なんだこれ?って思ってました。
あんな日本人、どこに住んでるんだろう?日本語話してますが、私の周りには、いないタイプの日本人だと普通に思うくらい、日本人らしからぬ生き物でした。
日本人が、海外で日本の業者を使うのは、また、海外へ行く前に日本の業者を使うのは、日本国内で得られるであろう、民度が高いサービスを得るためです。
日本語で案内してもらう、説明してもらうってのは、当然ってか、おまけみたいなものだったはずなんですが、時代は変わりましたねぇ。
非常に機械的な感じがしますわ。
しかし、つぶれた会社のオーナーさんを、15秒くらいですが、ネットで見ました。
あの人、泣いてたんですかね?
ってか、海外へ行ってホテルにチェックインできないってのはわかります。
なぜなら、ホテル代を払ってないから。
だけど、帰りの航空券がないってのがわかりません。
通常、往復で買うからです。
片道の方が、往復よりも高いのです。
国際線は特にそうです。半額じゃないです。
ってことは、倒産は確信犯なんじゃないっすかね?
そんな社長が、泣いて謝罪できるかな?
目が正気だったのが、なんとも、ああ、サイコパティックな匂いがしますわ。
旅行が好きだったから、ヤクザな仕事(添乗員)を若い頃していましたが、本当に時代は変わりましたなぁ。