うさぎが歩いてきたので

抱き上げて、毛繕いをする。

仰向け抱っこは、ふがふが嫌がるので、

うつぶせにしたまま、お尻の毛繕い・・

なんだか変な体勢ではあるが仕方ない。

しっこで固まってしまった毛、

からみついた、盲腸糞？、

少しずつ、指でほぐしていく。

うさぎは、人間の服を、

甘噛みしながら、毛繕いか抗議か。

・・・なかなかきれいにならない。

気がつけば、人間の服のほうは、

うさぎの唾液ですっかり湿ってしまった。

抜け毛はぼわぼわ飛ぶし、

不衛生なこと、このうえない。

盲腸糞を踏み潰して汚した後ろ足は

もともとのソアホックもあり、つるっ禿げになっている。

皮膚をなでていると、

なんだかあやしいぶつぶつもある。

耳の毛も、薄くなってフケがあるけし・・。

目の下の湿性皮膚炎以外は、許容範囲とする。

もう９才だからね。

人間だって、年をとれば、

ドライスキンにだってなるし、

老人性イボだってできるのだから。

・・・

それにしても、

もともと汚いうさぎだと思っていたら、

やっぱり汚いねぇ・・。

まぁ、いいけど。

・・・

しばらく後、

我慢の限界になったうさぎを放つと、

残っていたペレットに一直線で向かっていった。

・・・

ストレス、ありませんか？

うっかりして・・

夜のペレットを水浸しに・・。

気づいたのは、翌朝。

ペレットなしで過ごした夜、

ほとんど糞も残っていなかった。

・・・反省。

気持ち、朝のペレットを増やす。

最近、牧草ペレットを食べなくなった。

牧草も食べないかと見ていたら、

何もなくなると少しは食べているらしい。

柔らかい葉をもそもそしている。

当然、このタイミングで野草等を与えると、

もう、牧草は食べない。

そういうことらしい。

だらだら続いた換毛もおさまってきた様子、

これからは寒くなるけど、

まぁ、ぼちぼちいきましょうかと。