うさぎ小屋に向かって、
「ショコラ、」と、呼び掛ける。
まずい、茶色じゃない。
慌てて、「シロ、」と呼び直す。サービスでもう一度、「シロ、シロ、」
まだ、名前を覚えてないらしいうさぎは、気にもしてないようすだけれど。
ごめんね、シロ君。
君が君だっていうことは、しっかりわかっているし、君はとってもかわいいうさぎなのだけれど。
だけど、ここにはずっと、茶色いうさぎがいたんだ。
「ショコラ、」と、呼び掛ける。
まずい、茶色じゃない。
慌てて、「シロ、」と呼び直す。サービスでもう一度、「シロ、シロ、」
まだ、名前を覚えてないらしいうさぎは、気にもしてないようすだけれど。
ごめんね、シロ君。
君が君だっていうことは、しっかりわかっているし、君はとってもかわいいうさぎなのだけれど。
だけど、ここにはずっと、茶色いうさぎがいたんだ。