呼ぶと来る、かもしれない

この8年くらい、兎格の出来上がった5才以上のうさぎと一緒だった。ばあさま達は、とってもマイペースで、人間のことなど気にせず、気ままに暮らしていた。

シロはまだ、兎格が出来上がっていない。だからだろうか、最近、呼ぶと来るようになった。手にしている野菜がほしいのかもしれないけれど、とりあえず来ることが多い。これはやっぱり嬉しかったりする。ショコラなんか、近づくと逃げたからねぇ。

男の子のせいか、足下をぐるぐる回る。はしゃいで、走り回って、たくさん悪さも覚えて。日毎に、かわいい大切なウサギになっていく。

大人にならなければ、本当の性格は出てこないというけれど。このまま、人間が好きなうさぎでいてほしいな。そして、ずっと元気でいるように、願っている。

人間は、相変わらず、臆病なうさぎなんだな。