白ウサに踏まれた日

うさぎと人間のこと
うさぎブログ

今度は乳癌だった。

2012-02-04 18:38:10 | うさぎのこと

手術から2週間たったので病院へ行く。

医師が、取れないようにしっかりと、

糸にアロンアルファをつけて止めたという手術跡は、

まだ、殆どの糸が残っていた。

ノンタンは、ほとんど、傷口を気にしなかったらしい。

抜糸をする。傷跡はかなりきれいになっている。

 

さて、手術は成功だった。

手術後の体調も問題ない。

だけど、腫瘍は悪性だった。

今度は乳癌。

思わず、またですか・・とつぶやいてしまった。

 

病理検査の結果はとりきれているらしい。

そして、ノンタンは、年齢の割にはとても元気だ。

 

2006年の9月頃、駐車場で拾われたノンタンは、

箱うさぎさんや、ボランティアさんの手を経て、家に来た。

その年の12月に子宮癌の手術を受け、あれからもう5年以上。

拾われた時に3歳としても8歳以上、

どこからどうみても、立派な長寿うさぎの仲間入りだ。

だけど、「元気ですね。」、と医師が言う。

 

もしも、駐車場で優しい子どもに拾ってもらえなかったら、

もしも、箱うさぎさんで保護されなかったら、

子宮がんの手術のあと、回復できなかったら、

ノンタンの命は、もっと早く失われていたに違いない。

そう考えると、今のノンタンの命は、

おまけみたいなものかもしれない。

 

だけど、できるなら、少しでも長くここに居てほしい。

だから、

人間はしばらく、ばたばたさせてもらおうと思う。


ノンタンのケージ

2012-02-01 01:10:45 | うさぎのこと

人間は、うさぎにお金を費やさない。

牧草と、医療費と、あとは、どうしても発生する修繕費以外は。

だから、ノンタンのケージも、

18歳まで長生きした犬のケージを、先代のMOGUが約5年使ったもの。

さびはきているが、頑丈なので、壊れるきざしはない。

トタンでできた引き出し式トレーの上に、

押入れ用か風呂用の木のすのこをしいて、

トイレ2つと、今は防寒対策に小屋を入れてある。

夏場は、小屋の変わりに、アルミか石の板を置いておく。

 

ケージの中のノンタンは、入り口側のトイレでぼうっとしていることが多い。

心配なのは、小屋の上に上ってしまうことだが、

幸い、おばあさんなので、そこまでの活動性はない。

 

とりあえず、このケージの中にいれば、危なくはないかと思っている。

そして、それが一番、人間にとっては大切だったりする。

 

人間は、日中不在にする時間が多い。

ケージは、その間のウサギの安全を守るためのものでもある。

夜間は、人間が寝ていても放牧しているのだが、

それは、何かあったら目が覚めるだろうという前提。

何かあっても、全く対処のできない時は、だから放牧しない。

部屋の中は、やはり、危険がいっぱいだから。

 

一度、ノンタンが、窓の桟に、ちょこんと乗っていたことがある。

うさぎはちょっと高い所に上るのが好きだ。

若かった頃のMOGUは、90センチ近い高さに上ってしまったことがある。

だけど、下りるのは、苦手だったりする。

初代の「うさぎ」が、そんなに高くないベッドから、

ずるっと落ちてしまったこともあった。

 

ケージの中に設置するように、ロフトなどが置かれている。

ケージの中でも楽しめるように、ということらしい。

確かに、若いうさぎは、うろうろするのが好きだったりする。

だけど、

うさぎの巣穴の中って、あんなに狭い範囲で上下があるのだろうか。

土の中に、うねうねと長いトンネルはあるかもしれない。

だけど、うさぎ本人が掘るときに、ロフトに飛び乗るような、高低差は作らないだろう。

それになにより、土の中のトンネルから、落ちることはないしね。

 

ケージは、安心できる巣穴であってほしいと思う。

だらんと伸びて、ゆっくり寛げる場所なら、それが一番じゃないだろうか。

 

朝になれば、ノンタンも、もっと狭いケージのショコラも、

喜んで、(ご飯を食べるために)ケージに駆け込んでくる。