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京都へ引っ越しの時に頂いた信楽
ついこのあいだ、横浜から京都へ家うつりして、
山のような段ボールから荷物を取り出したばかりの気がするのですが、
こんどは京都から元の我が家へ引っ越しします。
段ボールが届けられ、8日から荷づくりが始まりました。
無理はできないので1日1か所と決め、終わると
「本日の作業は終了しました」・・・ゆっくり片づけしています。
最初に片づけたのは押入れの茶道具でした。
京都へ来るとき、茶事をするとは思っていなかったので(この自己認識の甘さ!)
懐石道具や茶道具(釜、棚、水指、軸などの大物)は置いてきたのです。
ところが、「やっぱり京都でも茶事をしたい・・・」と思いはじめたことから、
次々と運んできた懐石道具や茶道具がいつの間にか押入れを占めていました。
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「この際、思い切って処分しよう」と勢い込んだのですが、
「横浜でお茶を教えるのなら、茶道具は全部持っていった方が良いのでは・・・。
お弟子さんにもお軸や茶碗が季節によって変わるのは嬉しいこと・・・」
と茶友Yさんから貴重なアドバイスがありました。
(お茶を教えよう・・やっと決心したばかりでした)
「シンプルお茶ライフ」を望んでいたのですが、その一言に納得し、
「処分は何時でもできるから・・・」と一部を除き、持ち帰ることにしました。
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さようなら!「灑雪庵」
茶道具以外に家具や電化製品など、要らなくなったものがたくさんあります。
引っ越しの時、不用品の処分が一番大変なことがよくわかりました。
リサイクル業者のチラシが郵便受けに入って来るので
その内の1軒に見積もりを依頼すると、
「正直言って買い取れるものはなく(すべて0円)、冷蔵庫・洗濯機はリサイクル法で処理代がかかります。それと手数料など一括して2万円になります」
「えっ!2万円もかかるのですか?」
ちょっとショックでしたが、業者への丸投げはやめた方が良いと気づきました。
まだ時間もあるのでゴミと不用品をわけて、自分たちの手でゴミを処分したり、
不用品を買い取ってきちんとリサイクルしてくれる業者を個別に探すことにしました。
二人で大奮闘した経過を参考(京都の思い出?)に書いておきます・・・。
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売れたもの(計3600円也)
○自転車1台・・近所の自転車屋と交渉、2000円で売れました
○本・雑誌・・青空古本市の業者にダンボール2箱分が1600円で売れました
有料で引き取ってもらったもの(計9000円也)
○食器戸棚・・リサイクル店が3000円で引き取り。大きいので場所もとり不人気とか
○冷蔵庫・洗濯機・・リサイクル店が各3000円で
無料で引き取ってもらったもの
○古い木の棚(下駄箱)、木の椅子、鏡など・・・リサイクル店で
○鍋・電子レンジなど・・・金物のリサイクル業者
家に残したもの
○ガスコンロ・温水洗浄付便座・・・次の借家人に使って頂くことに。
最初2万円の処理経費が差引5400円になりました。 ヤッターネ!
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百万遍・知恩寺の手づくり市でつい購入
(正面向うにレトロなガラス入り)
愛用したものたちが不用品となり、それぞれの処へ引き取られていく経過を体験して、
「断捨離」はエネルギーと時間とお金がかかることを思い知りました。
「ふう~っ」
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