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ゴシック様式の城塞のような法王庁宮殿
(つづき)
3日目・・・
アヴィニョンは全長4.3kmの城壁に囲まれ、東西南北2km位、どこへでも歩いて回れる広さだが、歴史を伝える建物、教会、礼拝堂、美術館などが目白押しで、曲がりくねった迷路のような石畳の路地を歩いていると、なぜか京都を思い出す・・・。
朝7時、ホテル・ダニエラの簡単な朝食を済ませ、先ずはサントル駅近くの長距離バスターミナルへ向かう。
エクス・アン・プロヴァンス行のバス時刻表と乗り場を確認し、暑くならないうちに・・・と町歩きを楽しむ。
小さな町なので迷子になってもたかが知れているが、聳え立つ教会が道しるべになり、普段は疎遠な厳かな礼拝堂へおじゃましたり、カフェでシトロネードを注文したり・・・。
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早朝の町歩きを楽しんでいたら、ちょうど9時開館の法王庁宮殿へ辿り着いた
先ずはユネスコ世界遺産の法王庁宮殿へ。
シニア割引があり、前日のガイド林さんお勧めの日本語のテレホンガイドを借りる。
解説内容が素晴らしく、なぜ法王庁がローマからアヴィニョンへ移り、中世の約100年間にこの地に権力と富と文化が集積され花開いたのか、ローマ教会やフランスの歴史を知らない私でもわかり易く、興味深く見学できました。
宮殿内は、当時の栄華をしのばせる大広間や礼拝堂、内庭回廊、何やら秘密の匂いがする裏階段のある法王の私室、そこに飾られたフレスコ画など目を見張るものがいっぱい、あっという間の2時間でした。
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内庭回廊
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ホテルへ急ぎ戻り、チェックアウトしてから重く大きなトランクを預かってもらい、童謡で有名なアヴィニョン橋(サン・ベネゼ橋)へ。
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世界遺産に登録されているこの橋は12世紀に架けられました。
その後、何度もローヌ河の洪水に遭い、17世紀を最後に修復されなくなったとか。
ローヌ河の中ほどで途切れている橋は、かつての栄光を失った城塞都市アヴィニョンの象徴ようにも思えましたが、真夏の空の下に私たちを明るく迎えてくれました。
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プティ・パレ美術館 (35℃、日陰一つない広場をトボトボと・・・)
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聖母子像だけでもすごい数の展示に圧倒される (クリックしてみて)
素っ気ないような佇まいのプティ・パレ美術館へ寄ると、外観とは違い収蔵品の充実ぶりにびっくり!
13世紀末から16世紀初めのイタリア絵画とプロヴァンス絵画300点と、ロマネスク様式とゴシック様式の彫刻コレクションを展示しています。
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プティ・パレ美術館を出ると12時をとっくに過ぎ、林さんお勧めのレストラン「レッサンシェル」(地球の歩き方にも掲載)を探しだし、2種類のランチを注文。
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前菜 A
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前菜 B
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主菜 A
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デザート A
運ばれてくるフレンチのランチに感激し、2種類ずつの前菜、主菜、デザートを「デリシャス!」と叫びながらシェアし、堪能しました(二人で90€)。
もう少しゆっくりお茶していたかったけれど、ホテルでトランクを受け取り、バスターミナルへ急ぐ。
何とか間に合い14時30分発のバスでエクス・アン・プロヴァンスへ(バス代17.40€)。
エクス・アン・プロヴァンスのホテル・アルテアにて2泊。
南仏プロヴァンスとスウェーデンの旅・・・エクス・アン・プロヴァンスへ続く 前(リュベロンの村)へ