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辛卯11月2日、「炉開きと口切の会」が和やかに行われました。
毎年、点前や水屋をみんなで分担して行われています。
今年は茶事形式で行われ、先生、客7名、亭主(交代で)、水屋兼懐石2名でした。
茶事次第は、席入、口切、初炭、懐石(点心・煮物椀・八寸)、菓子(粟ぜんざい)、
中立(銅鑼)、濃茶(台天目)、薄茶、退席でした。
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席入後、亭主としてお客様と挨拶を交わしました。
正客は大先輩Sさんです。
「おめでとうございます。
口切という大変栄誉なお席にお招き頂きまして、ありがとうございます」
「お出まし頂きまして、ありがとうございます。
今日は口切の大役を仰せつかりました。
一生懸命つとめさせて頂きますので 宜しくお願い申し上げます・・・」
挨拶が終わると、正客より
「何卒お壷の拝見を・・・」と声がかかりました。
床に荘られている壷をかぎ畳を大きく回って取りに行き、
かぎ畳に座り、網、口緒をはずして、勝手付に置きます。
口覆をはずして封印を正し、再び口覆をし、
かぎ畳を大きく回って正客前へ運びだしました。
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拝見の間、亭主(私)はかぎ畳に座っています。
詰が壷を正客へ持っていく頃に席を立ち、水屋から御茶入日記を持って
正客前へ座り、壷の下座へ置き、壷を持ってかぎ畳を大きく回って戻ります。
口覆をはずし壷の封印を改めて、再び口覆をします。
お正客のS先輩より
「お壷は?」
「信楽でございます」
「釉薬の気色を味わい深く拝見させて頂きました。お口覆は?」
「青海波金襴でございます」
「ありがとうございました」
水屋から葉茶上合(はちゃじょうご)一式を運び出し、壷の下座へ置きます。
前畳縁内へ挽家(ひきや)二つを左右同時に出し、
その前に一式のった美濃紙を出します。
挽家の蓋を左右同時に開けて横に置きます。
壷の口覆をはずし、右肩に置きます。
いよいよ、口切です。
(2)へつづく
毎年、点前や水屋をみんなで分担して行われています。
今年は茶事形式で行われ、先生、客7名、亭主(交代で)、水屋兼懐石2名でした。
茶事次第は、席入、口切、初炭、懐石(点心・煮物椀・八寸)、菓子(粟ぜんざい)、
中立(銅鑼)、濃茶(台天目)、薄茶、退席でした。
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席入後、亭主としてお客様と挨拶を交わしました。
正客は大先輩Sさんです。
「おめでとうございます。
口切という大変栄誉なお席にお招き頂きまして、ありがとうございます」
「お出まし頂きまして、ありがとうございます。
今日は口切の大役を仰せつかりました。
一生懸命つとめさせて頂きますので 宜しくお願い申し上げます・・・」
挨拶が終わると、正客より
「何卒お壷の拝見を・・・」と声がかかりました。
床に荘られている壷をかぎ畳を大きく回って取りに行き、
かぎ畳に座り、網、口緒をはずして、勝手付に置きます。
口覆をはずして封印を正し、再び口覆をし、
かぎ畳を大きく回って正客前へ運びだしました。
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拝見の間、亭主(私)はかぎ畳に座っています。
詰が壷を正客へ持っていく頃に席を立ち、水屋から御茶入日記を持って
正客前へ座り、壷の下座へ置き、壷を持ってかぎ畳を大きく回って戻ります。
口覆をはずし壷の封印を改めて、再び口覆をします。
お正客のS先輩より
「お壷は?」
「信楽でございます」
「釉薬の気色を味わい深く拝見させて頂きました。お口覆は?」
「青海波金襴でございます」
「ありがとうございました」
水屋から葉茶上合(はちゃじょうご)一式を運び出し、壷の下座へ置きます。
前畳縁内へ挽家(ひきや)二つを左右同時に出し、
その前に一式のった美濃紙を出します。
挽家の蓋を左右同時に開けて横に置きます。
壷の口覆をはずし、右肩に置きます。
いよいよ、口切です。
(2)へつづく
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