(Oさまから茶名披露の茶事の写真が送られてきました・・・)
Oさまへ
こんばんは。暁庵です。
昨日(3月3日)は日曜日なので郵便局本局へ行き、航空便で掛け軸を郵送しました。
前はもっと簡単だったような気がするのですが、ラベルをタブレットで打ち込んで作るのに1時間かかりました。
何とか、送れるところまで漕ぎつけましたが、到着まで16日もかかるそうです。かかっても10日くらいかしら?と考えていたので、もう!びっくりです。
頂いたメールでは、「茶事の予定は3月16日、17日、23日、24日の4日間を計画しています」・・・もしかしたら、23日と24日には間に合うかもしれませんが、どうぞそのつもりでいてください。
掛け軸は足立泰道(あだち たいどう)師の御筆で
「春水満四澤」 (しゅんすい したくにみつ)
雪解けの春の水のように、仏の教え(お茶の教え)が広く社会の隅々まで満ちていく(広がって行く)・・・という意味です。
お茶をされている方、初めて体験する方、日本に興味のある方、スウェーデンでいろいろな方へ茶道を紹介したり、教えたり、おもてなしをしていらっしゃるOさんにぴったり!と思い、選びました。新しいものではありませんが、私の大好きな掛け軸なので使ってくださると嬉しいです。
いずれにしても到着したらメールでご一報ください。
茶名披露の茶事のご成功をお祈りしています。 暁庵より
(散歩道のしだれ桜・・・現在はまだ一分咲きです。昨年撮影)
暁庵先生へ
御身体の調子はいかがでしょうか。
待ちに待った、先生からの掛け軸が3月25日に届きました。
本当にありがとうございます。
23日と24日の茶事に間に合いますようにと願っていましたが、残念なことに終わったあくる日に届きました。
掛け軸は10年前に手に入れた「庵中閑打座」を使いました。対句の「白雲起峰頂」を考えて、 長いこと不便な環境でお茶を楽しんでいたら茶名を頂くまでに至った・・・と自分勝手に解釈して使いました。
4日間色々ハプニングがありましたが、皆さんの温かい援助のおかげで何とか無事に終えることが出来てほっとしました。
実は、A先生が茶事の前日に風邪をひき熱が出て欠席、それに次客のお客様も病気と初日からハプニング。前の日に連絡があったので急に誰かにお願いも出来ず、末客様に正客をお願いし、半東さんに三客へ入っていただきました。
2日めも半東さんが病気で、半東無しで一人でやりました。点心だったのでよかったです。
(ちらし寿司の豪華な点心・・Oさんの手作りです)
(待合かしら? 皆様の笑顔と着物がステキ!)
4日間のうち一日だけ写真を撮るのを忘れて、とても残念です。4人の方達が皆着物で来てくださったのに。この日は半東さんが病気だったので私は忙しくて・・・。
今回病気で欠席された方達を日を改めて招待しようと思います。その時は暁庵先生にいただいた掛け軸を使わせていただきます。
これからストックホルムへ出かけるので、帰ってから茶事の写真を送らせていただきますね。
娘の子供達を学校へ迎えに行き、夕食を作って食べさせて帰ってきま~す。 Oより
スウェーデン・茶名披露の茶事だより・・・その2へつづく