ブドウ栽培作業の従事者の方の農作業を支援するロボットスーツを開発している話を伺いました。東京都心で開催された研究助成の成果発表などを伺った中で、大変興味を覚えた研究成果です。
山梨県などで盛んなブドウ栽培では、ブドウのツルの剪定(せんてい)作業や摘果作業では、上を向いた姿勢を長時間強いられ、かなりきつい農作業になっているそうです。最近は、ブドウ栽培の農作業に従事する方の高年齢化が進み、作業負荷の軽減が急務になっています。
超音波モーターなどの研究開発で有名な、東京農工大学教授の遠山茂樹さんの研究グループは農作業を支援する高トルク型のパワーアシストスーツ(PAS)の実用化を図っています。
遠山さんの研究グループは、肩や肘(ひじ)、腰、膝の左右4カ所を超音波モーターを中核とした機構によって、当該部位の筋肉を支援する姿勢保持パワーアシストスーツを製作しました。この高トルク型パワーアシストスーツをタイコンの収穫作業に適用し、約70%の労働を軽くしたそうです。
この超音波モーターを用いる高トルク型パワーアシストスーツは高価なため、その簡易型として、下肢部のモーターをバネ機構に代替した姿勢保持型パワーアシストスーツを開発しました。
山梨県のブドウ栽培農家に対して、作業内容の負荷を調査し、最適な姿勢保持型パワーアシストスーツを開発していくとのことでした。
同時に、青森県のリンゴ栽培作業でも、この姿勢保持型パワーアシストスーツを適用する計画を進めているとのことでした。
日本の農業をどう改革していくのか、TPP(Trans-Pacific Partnership、環太平洋戦略的経済連携協定)を考えて、日本の農業の近未来を考えている間に、農業従事者の高年齢化が進み、離農者が増えそうです。農作業を軽減し、高年齢者でも対応できる技術革新も緊急課題です。
山梨県などで盛んなブドウ栽培では、ブドウのツルの剪定(せんてい)作業や摘果作業では、上を向いた姿勢を長時間強いられ、かなりきつい農作業になっているそうです。最近は、ブドウ栽培の農作業に従事する方の高年齢化が進み、作業負荷の軽減が急務になっています。
超音波モーターなどの研究開発で有名な、東京農工大学教授の遠山茂樹さんの研究グループは農作業を支援する高トルク型のパワーアシストスーツ(PAS)の実用化を図っています。
遠山さんの研究グループは、肩や肘(ひじ)、腰、膝の左右4カ所を超音波モーターを中核とした機構によって、当該部位の筋肉を支援する姿勢保持パワーアシストスーツを製作しました。この高トルク型パワーアシストスーツをタイコンの収穫作業に適用し、約70%の労働を軽くしたそうです。
この超音波モーターを用いる高トルク型パワーアシストスーツは高価なため、その簡易型として、下肢部のモーターをバネ機構に代替した姿勢保持型パワーアシストスーツを開発しました。
山梨県のブドウ栽培農家に対して、作業内容の負荷を調査し、最適な姿勢保持型パワーアシストスーツを開発していくとのことでした。
同時に、青森県のリンゴ栽培作業でも、この姿勢保持型パワーアシストスーツを適用する計画を進めているとのことでした。
日本の農業をどう改革していくのか、TPP(Trans-Pacific Partnership、環太平洋戦略的経済連携協定)を考えて、日本の農業の近未来を考えている間に、農業従事者の高年齢化が進み、離農者が増えそうです。農作業を軽減し、高年齢者でも対応できる技術革新も緊急課題です。