ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市桜区の荒川沿いの桜草公園に、トラフズクを観察しに行って来ました。

2016年01月08日 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区の荒川沿いにある桜草公園(特別天然記念物の「田島ヶ原サクラソウの自生地」)の奧の竹やぶで越冬しているトラフズクを観察しに行って来ました。

 荒川に面した広大な秋が瀬公園の一番下流側にある桜草公園は、冬鳥などの野鳥の観察スポットです。

 桜草公園の奧にある竹やぶの中に、今年もフクロウの仲間のトラフズクが越冬しています。



 竹やぶの中に留まっているトラフズクは、ふだんはほとんど目をつぶって、寝ているようです。



 その近くのヨシ原の中で、動き回って音をたてているのは、オオジュリンです。





 ヨシ原の中に立っている低木の枝には、冬鳥のツグミが留まりました。





 別の低木の枝には、カワラヒワも登場しました。





 暖冬のためか、ヨシ原の中に、例年登場するベニマシコは出て来ませんでした。

 次回はベニマシコを探してみたいと考えています。

日本経済新聞紙に掲載されたコラム「経済教室 分断危機を超えて 2」を拝読しました。

2016年01月08日 | 日記
 2016年1月5日に発行された日本経済新聞紙の朝刊の中面に掲載されたコラム「経済教室 分断危機を超えて 2」を拝読しました。

 著者は放送大学の教授の御厨貴(みくりやたかし)さんです。その見出しは「来たれ次世代の政治家」です。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、同様の見出しで掲載されています。



 御厨さんは、この3年間の安倍政権のありさまを考えると、それはよくみえてくると、「不愉快な時代の到来」について語ります。

 「安倍政権の醸し出す雰囲気は、成果を出しているか否かにかかわらず、何となくそうかという感じであり、やったなあという達成感をもたらすものではない」と解説します。

 そして「現在でも、安倍政権の支持率はほぼ50パーセントを維持しているが、政権支持の理由となると、驚くべき内容の項目がトップを走り続けている」と続けます。

 この驚くべき内容の項目とは、「前政権よりまし」という評価だと説明します。そして、「このあられもない理由が、3回の国政選挙を経て、今なおトップたることに、不愉快の情を禁じ得ないと嘆きます。

 そして、「『前政権よりまし』という政権にとっては愉快ではないが、政策的には意外にとり得る幅は広い」と指摘します。前政権が「決めず、動かず、止まったまま」だったことの逆を行けばよいのだからと指摘します。
 
 安倍政権は「決める、動かす、止まらない」で、ある範囲での合理性を持つ政策であれば、国民の支持を失わないで済むと解説します。

 こうした状況を打破するのに不可欠なのは、次世代の政治家の登場だが、現在の国会議員の中では、次世代人材の不発で、不愉快な気分は沸点にまでいくと、解説します。
 
 そこで、他の業界から30代から40代の新規分野で成功した人たちを呼び込むしかないと伝えます。

 新規分野で成果を上げた方々は「自分の行動との関わりの中で、政治の不合理さ、不可思議さにぶつかっているはずだ」と解説します。

 政治家が、新規分野で成果を上げた方々からみて、魅力的な職業かどうかは疑問ですが・・。

 2016年1月7日に発行された日本経済新聞紙の朝刊中面に掲載されたコラム「経済教室 分断危機を超えて 4」も拝読しました。この回の著者は米国スタンフォード大学の教授の星岳雄(ほしたけお)さんです。その見出しは「将来世代への『責任』果たせ」です。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、やはり同様の見出しで掲載されています。



 星さんは「日本の経済停滞の影響を意味するコストは若年層に集中し、その問題はいまだ解決していない」と指摘します。この問題は、就業率の低下が若者に集中していると、具体的に指摘します。これは、経済停滞期に、中高年の雇用はある程度守られたが、若者の雇用が失われたことだと指摘します。特に20歳代の男性の就業率の低下が著しいことに反映しているという。

 若者の雇用機会の縮小は、将来の人材を育成することになる“若者が実際に働くことで形成される道”を狭めることになると指摘します。

 さらに、生産性の高い新規企業の参入も抑制され、経済全体の停滞と成長の鈍化を招いたと説明します。このため、若者の雇用拡大が急務な課題と語ります。こうした課題に、現在の政府は有効な手を打っているのかどうか・・なかなか困難な状態のようです。