ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

東京都新宿区などにまたがっている新宿御苑では、カンザクラの花が咲き始めています

2016年01月11日 | 季節の移ろい
 東京都新宿区と渋谷区にまたがっている新宿御苑にカンサクラの花などを見に行ってきました。

 現在は、新宿御苑は環境省所管の“国民公園”です。

 新宿御苑の南側にあるフランス式整形庭園を形づくるプラタナス並木は、葉を落とし、晩秋の風景のままです。



 今回、お目当てのカンザクラ(寒桜)の木は、北側の新宿門から約300メートル東に進んだ所に植えられています。新宿御苑のサービスセンターの近くです。

 背丈が5、6メートルある、このカンザクラの低木は毎年、新宿御苑で一番早く、咲くサクラの木です。



 花は見た目は、二分、三分咲きです。ほとんどが蕾(つぼみ)です。





 カンザクラの木は、やや南側の日本庭園の隅にある茶室「翔天亭」の近くのなだらかな斜面に、3本植えられています。

 ここの3本のカンザクラの木は、背丈が10数メートルとかなり大きく、満開になると木が満開の花のピンクの色で染まる名所です。

 今回、訪れた時は、3本のカンザクラの木の中の1本の枝に、花が10輪ほど咲いているだけでした。この枝だけ咲いています。





 他の枝は、蕾が少し、膨らみだした感じです。同じカンザクラでも、蕾と花の育ち方が違います。

 新宿御苑のサービスセンターの近くで花を咲かせているカンザクラの木の近くに植えられているロウバイ(蝋梅)の木も、黄色い花を咲かせています。



 満月ロウバイと素心ロウバイのそれぞれの木が花を咲かせ、独特の香気を漂わせています。

 北側の新宿門の近くには、「ペーパーホワイト」という名前の西洋スイセンが一面に咲いています。

 そのペーパーホワイトの花の中に、一部はニホンスイセンが花を咲かせています。



 昨年12月からの暖冬の影響で、新宿御苑のサクラの木は、“今春”の咲き時期を早めそうです。

 ただし、日本庭園の茶室「楽羽亭」近くにある梅林のウメの木は、花を咲かせていません。ここのウメの木は、早咲きの種類ではないようです。

 なお、新宿御苑のサービスセンターの近くに植えられたカンザクラの木はいち早く花を咲かせています。少しややこしいのは、このカンザクラの木の近くに植えられた、ジュウガツザクラ(十月桜)とコフクザクラ(子福桜)の木は、昨年11月から小さな花を咲かせています。

 早咲きのサクラとして有名なカワズザクラ(河津桜)の木は、蕾を膨らまし始めています。

 新宿御苑は現在、環境省所管の“国民公園”です。