ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

京都市右京区花園扇野町にある法金剛院の浄土庭園を拝見しました

2017年12月11日 | 旅行
 京都市右京区花園扇野町にある法金剛院の庭園を見に行って来ました。

 律宗の寺院である法金剛院の山号は五位山です。この古刹の庭園は、平安末期につくられた池泉回遊式浄土庭園です。特別名勝になっています。

 JR嵯峨野線(山陰本線)の花園駅のすぐ側に、法金剛院はあります。小さな山麓を背に、建てられています。

 法金剛院の礼堂です。ハス池の苑池側から見た礼堂です。



 この礼堂の背後に仏殿があります。仏殿には、本尊の「阿弥陀如来坐像」が安置されています。

 その礼堂の前などには、鉢植えの嵯峨キクが飾られています。





 法金剛院では、この嵯峨キクを育成し、増やしているそうです。嵯峨キクは花期を少し、過ぎている感じです。

 この嵯峨キクは嵯峨野の大覚寺が綿々と保護し育成してきたそうです(10年ほど前に、大覚寺境内で開催されてたキク展で拝見した記憶があります)。

 礼堂の周囲には、センリョウが植えられていて、実をつけています。オレンジ色の実と赤い実が混在しています。



 クチナシの木も黄色い実をつけています。

 池泉回遊式浄土庭園を構成する苑池の周囲を回遊しました。



 庭園の山麓側に日本最古の人工滝といわれている青女の滝があります。



 大きな石の表面を清水が少し流れています(撮影技術が未熟で、流れ落ちる清流がよく見えません)。

 7月ごろには、この苑池では多数のハスの花が咲くそうです。苑池でたくさんのハスが咲くころは、極楽浄土”を再現していることになります。
 
 苑池を回遊していると、池の上を飛ぶ野鳥がいました。

 大きな石の上に、カワセミがいました。



 カワセミは割と落ち着いて、のんびりしています。





 実は、苑池の岸辺では、サザンカの木が花をよく咲かせています。このサザンカの花に、メジロが来るのでないかかと期待しましたが、登場しませんでした。

 この法金剛院は、季節ごとの花が咲く“花の寺”です。できたら、次回はハスの花が咲くころに訪れてみたいと感じました。

 この法金剛院の池泉回遊式浄土庭園のことは、愛知県豊田市周辺などで自然観察をなさっている観察名人の方のブログから学びました。今年11月下旬の紅葉の時期に京都探訪された時のブログを参考にさせていただきました。