ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

朝日新聞紙の「がん治療 オーダーメイドめざす 遺伝子情報を検査 薬使い分け」を拝読しました

2017年12月26日 | 日記
 2017年12月26日に発行された朝日新聞紙の朝刊一面に掲載された、見出し「がん治療 オーダーメイドめざす 遺伝子情報を検査 薬使い分け」の記事を拝読しました。

 人間の遺伝子情報を精査し、各人ごとに異なる遺伝子情報を利用する“個の医療”はここ10年間の治療の目標でした。

 その人間の遺伝子情報を精査する手法が、ガン治療に向けて本格的に動き始めたという記事内容です。

 朝日新聞紙のWeb版である朝日新聞 DIGTALには見出し「がん治療 オーダーメイドめざす 遺伝子情報を検査 薬使い分け 一部保険適用へ」などと報じています。



 具体的には、国立がん研究センター中央病院が来月から個人ごとに最適な治療するために、個人の遺伝子情報(ゲノム)を検査する「がんゲノム治療」を「先進治療」として申請するという動きが始まります。

 「先進治療」は、公的医療保険の対象外で患者の全額自己負担となる医療技術の中で、保険治療との併用を認める制度です。「がんゲノム治療」では、遺伝子検査の技術費用は自己負担になるが、それ以外の診察や検査には保険が適用され、患者の自己負担が軽くなる見通しです。

 ガン細胞の遺伝子100種以上を網羅的に調べて、どの遺伝子に異常が起こっているかを調べ、その変異に応じて薬などを使い分ける方法が始まるということです。

 個々のガン患者のガン細胞の特徴に合う抗ガン剤を適用することで、より効果的なガン治療を行う手法が始まり、次第に普及しそうです。

 政府が10月に閣議決定した第3期がん対策推進基本計画には、がんゲノム医療の普及のための拠点病院を整備する計画が盛り込まれています。

 これによって、厚生労働省は2017年度中に12施設ほどのゲノム拠点病院を選ぶようです。ただし、現実的にはその治療費の負担などの予算の透明性がいくらか気になります。

 人間の生命が医療によってどのようにコントロールされるのか、古くて新しい大きな課題です。多くの人々が納得する透明性が担保できるのかどうか気になります。


東京都新宿区の新宿御苑では、コフクザクラなどのマメザクラ系が花を咲かせています

2017年12月26日 | 季節の移ろい
 東京都新宿区内藤町にある新宿御苑に、コフクザクラなどの秋咲きのマメザクラ系の花を見に行って来ました。

 環境省が管理する国民公園である新宿御苑の北西部にある新宿門から入り、そのまま東方向に進むと、針葉樹以外の大きな木は葉を落とし、やや寂しい晩秋・初冬の風景が広がっています。



 サービスセンターがある東方向に進むと、小さな花がたくさん咲いているコフクザクラ(子福桜)の木がありました。



 新宿御苑の早咲きのサクラの木の代表格であるカンザクラ(寒桜)の木は、まだ蕾も膨らんでいません。また、その近くに植えられているロウバイも花の蕾が膨らんでいません。

 この近くでは、外来種のスイセンである「パーパーホワイト」がよく咲いています。



 日本古来のスイセンも咲始めています。



 驚いたことに、ツワブキが黄色い花をまだよく咲かせています。標識には「オオツワブキ」と説明されています。



 いくらか歩くと、シキザクラ(四季桜)の木が花を咲かせていました。





 実際にはシキザクラは花期が少し過ぎた様子です。

 さらに、中の池がある南側に進むと、ぽつんとフユザクラ(冬桜)の木が1本、立っていました。やや低木です。



 花が少なく、花期が過ぎた様子です。

 新宿御苑を散策している方は、このフユザクラの木はマメザクラ系の木とは思っていない様子です。こんな時期にサクラの花が咲くとは、思っていないからです。

 西側にある上の池では、マツの木がよく手入れされて、“お正月”風の感じになっています。



 上の池に面している梅園のウメの木は、まだ蕾もつけていません。

 新宿御苑内の一部では、カンツバキなどが咲き、晩秋・初冬らしい風景になっています。

 新宿御苑での散策は、たぶん7カ月ぶりでした。

 なお、早咲きのカンザクラの木は来年2018年2月ごろに花を咲かせ始めます。