新型コロナウイルスに禍されて前年比△11.2%で6兆1,594億円に:
電通は我が国の総広告費を媒体別・業種別を推定し「2020年 日本の広告費」として取り纏めたいた。それによれば、広告費は20年には世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大の悪影響による各種イヴェントや広告販促キャンペーンの延期・中止で大幅に減少し、通年では6兆1,594億円と対前年比での落ち込みを記録した。マイナス成長は9年振りで、その落ち込み幅は過去2番目の大きさだった。因みに、前回のマイナス成長は11年の東日本大震災の後だった。また、広告費がGDPに占める比率も1.14%と15年以来最低となっていた。
私は紙パルプ産業界の出身者としては印刷媒体の落ち込みが最も気になるので、媒体別の広告費を見ていこうと思う。20年度のマスコミ4媒体の合計は2兆2,536億円で、全体に占める比率は36.6%で対前年比では△13.5%だった。その中で新聞は3,688億円で全体の6.0%で対前年比で△18.9%、雑誌は1,223億円で全体の2.0%で対前年比では△27.0%だった、ラジオは1,066億円で全体の1.7%で対前年比は△15.4%だった、最後にテレビメディアは1兆6,559億円で全体の26.9%で対前年比△11.0%だった。なお、地上波が1兆5,386億円となっていた。
矢張りと言うべきか、インターネット広告は成長が続き、金額は2兆2,290億円で全体の36.2%に達し、対前年比では+5.9%となっていた。その中では雑誌、テレビと新聞、ラジオの順になっていた。
次にマスコミ4媒体への出稿業種別広告費をざっと見てみよう。単位は千万円で、総合計は213,630だった。第1位は情報通信の25,234、第2位は食品の22,400、第3位は化粧品・トイレタリーの21,384、第4位は飲料・嗜好品で15,725、第5位が流通・小売業の14,300だった。ここまでで、何となく電通が本社の社屋を売却してテナントになると決めたのが解るような気もする、広告費の減少振りだった。
参考資料:紙業タイム社刊 Future誌 21年3月15日号
電通は我が国の総広告費を媒体別・業種別を推定し「2020年 日本の広告費」として取り纏めたいた。それによれば、広告費は20年には世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大の悪影響による各種イヴェントや広告販促キャンペーンの延期・中止で大幅に減少し、通年では6兆1,594億円と対前年比での落ち込みを記録した。マイナス成長は9年振りで、その落ち込み幅は過去2番目の大きさだった。因みに、前回のマイナス成長は11年の東日本大震災の後だった。また、広告費がGDPに占める比率も1.14%と15年以来最低となっていた。
私は紙パルプ産業界の出身者としては印刷媒体の落ち込みが最も気になるので、媒体別の広告費を見ていこうと思う。20年度のマスコミ4媒体の合計は2兆2,536億円で、全体に占める比率は36.6%で対前年比では△13.5%だった。その中で新聞は3,688億円で全体の6.0%で対前年比で△18.9%、雑誌は1,223億円で全体の2.0%で対前年比では△27.0%だった、ラジオは1,066億円で全体の1.7%で対前年比は△15.4%だった、最後にテレビメディアは1兆6,559億円で全体の26.9%で対前年比△11.0%だった。なお、地上波が1兆5,386億円となっていた。
矢張りと言うべきか、インターネット広告は成長が続き、金額は2兆2,290億円で全体の36.2%に達し、対前年比では+5.9%となっていた。その中では雑誌、テレビと新聞、ラジオの順になっていた。
次にマスコミ4媒体への出稿業種別広告費をざっと見てみよう。単位は千万円で、総合計は213,630だった。第1位は情報通信の25,234、第2位は食品の22,400、第3位は化粧品・トイレタリーの21,384、第4位は飲料・嗜好品で15,725、第5位が流通・小売業の14,300だった。ここまでで、何となく電通が本社の社屋を売却してテナントになると決めたのが解るような気もする、広告費の減少振りだった。
参考資料:紙業タイム社刊 Future誌 21年3月15日号