長老の嘆き:
先日の長老との電話会談の際に、彼は「現在の政治家たちの質の劣化は目に余る」と慨嘆しておられた。私も「全く同感」と言う他なかった。その際にこちらから敢えて言いだした事が二つあった。
一つは古くから言われている事で「政治家に自分の能力以上の期待を抱いてはならない」だった。これは如何にも陳腐だが、「遺憾ながらその程度の者たちしか政治を志さない嫌いがあるようだし、選ぶ方にも責任無しとは出来まい」と申し上げた。賛同を得た。
もう一つは、当方の中学以来の同級生たち二人の関連である。一人は神奈川県下の言わば政治の裏の実力者(有力者でも良いか)で、建設関係の会社も経営する遣り手だった。偶々同級生の一人が彼の仕事の本社所在地の市役所の選挙管理委員長だった。私はその委員長に「何で彼は自分で政治に出ていかないのか。あれほどの力量があれば当選確実では」と尋ねてみた。その答えはきつかった。「お前も解ってないな。奴は自分から出て行くほどの間抜けじゃないんだ」だったのだ。驚かされたが「なるほど」と妙に納得した。
この挿話も長老に回顧してみたら「上手い事を言うものだな」と、感心された次第だった。確かに、この見解が当て嵌まってしまうような閣僚や議員がいる事は疑いないように思えるのが、遺憾千万である。
先日の長老との電話会談の際に、彼は「現在の政治家たちの質の劣化は目に余る」と慨嘆しておられた。私も「全く同感」と言う他なかった。その際にこちらから敢えて言いだした事が二つあった。
一つは古くから言われている事で「政治家に自分の能力以上の期待を抱いてはならない」だった。これは如何にも陳腐だが、「遺憾ながらその程度の者たちしか政治を志さない嫌いがあるようだし、選ぶ方にも責任無しとは出来まい」と申し上げた。賛同を得た。
もう一つは、当方の中学以来の同級生たち二人の関連である。一人は神奈川県下の言わば政治の裏の実力者(有力者でも良いか)で、建設関係の会社も経営する遣り手だった。偶々同級生の一人が彼の仕事の本社所在地の市役所の選挙管理委員長だった。私はその委員長に「何で彼は自分で政治に出ていかないのか。あれほどの力量があれば当選確実では」と尋ねてみた。その答えはきつかった。「お前も解ってないな。奴は自分から出て行くほどの間抜けじゃないんだ」だったのだ。驚かされたが「なるほど」と妙に納得した。
この挿話も長老に回顧してみたら「上手い事を言うものだな」と、感心された次第だった。確かに、この見解が当て嵌まってしまうような閣僚や議員がいる事は疑いないように思えるのが、遺憾千万である。