まさか、あれほどの大人数で「神頼み」ではあるまいな:
神田明神に「商売繁盛」や「金運の好転」を祈願に企業や自営業の経営者たちが、仕事始めの日参拝に行くという習慣があるという話は聞いたことがあった。だが、これまでに、その参拝と祈願の光景をテレビが中継したことはなかった気がする。それなのに、昨日辺りに大勢の方々が長い列を作って参拝・祈願され、熊手を買っていく様子が放映された。当方はその規模の大きさにはやや驚かされていた。
しかも、リポーターが出張っていて、色々な業種の方に「何を祈願されたのか」とまで尋ねて回っていたのだった。私は単純に「何故、今年だけ、これほど事細かに放映するのだろうか」と思いながら、その光景を眺めていた。そして「もしかすると、長く続く不況に沈み、給料も上がっていかない状態から脱出する為に、遂には自力だけでは事態を打破できないと、神頼みとなってしまったのか」とすら感じていた。
世界を見れば、あちこちで紛争や騒動や独裁政権の崩壊が発生し、アメリカでは間もなく大統領が交代し、カナダでは首相が辞意を表明したとか、ドイツもフランスも政権が不安定とか伝えられている。我が方でも石破首相は未だにトランプ次期大統領との会談の予定が定まっていない。その石破首相は新列島改造や大連立の可能性を仄めしていたが。7月の参院選の見通しも明るいとは言えないようだ。
各方面で事ほどさように見通しが不明ならば、残る手段が「神頼み」となったのだろうか。石破さん、逆風に負けずに何としても難局を打破して、神頼みにしなくても済む明るい日本にして下さい。頼みましたよ。
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