連中は184のような新手を使って迫ってくる:
「今頃になってそんな事を言うのか」と笑われそうなお話を。数ヶ月ほど前に、彼らからの固定電話への攻撃を、ある手段を用いて退けることに何とか成功したかと思い込んでいた。また、我が方の電話機は「非通知」は受信しないように設定してある。
だが、昨年末辺りから184で始まる合計11桁の番号から2~3度かかってきた。勿論ナンバーディスプレイ方式であるから放置した。ところが、奇怪なことに留守電になっても何事か話し続けて「音声のガイダンスに従って」との機械的な声で何か言い出してからは、諦めたのか切ってくれたのだった。
我ながら非常に迂闊だったことがあった。それは、暫くして「184」即ち「イヤヨ」が非通知にしようとした時に最初に使う番号だったと気が付いたこと。「なるほど。次にはこういう手で来るのか」と、彼らの巧妙さというか、執拗さに今更ながら電話攻勢の危険性を認識できた。
そこに、昨日のこと。何処のチャンネルだったかは例によって記憶がないが、大阪で高齢の女性が「この184から始まる電話を一度は無視したものの、再三かけてくるので結局は取り上げたそうだ。音声では「警察」と名乗った話に引き込まれて、結果的に数百万円を奪われる残念な事態となったという物語」を、音声までを詳細に再現して伝えていた。
そこで、ふと閃いて我が家にかかってきた184で始まった8桁を残して、184の代わりに090として検索してみた。すると、果たせるかな、その携帯電話の番号は危険な詐欺等の電話である事が判明した。しかも、その元締めは、その番号の前後までもかなりの数で抑えていることも解った。
彼らがここまで経費をかけたというか資本を投じているという事は、余程費用対効果が優れている仕事なのだろうと読めるではないか。しかも、標的にする高齢者のリストも完備していることも察しがつく。しかも、そこに我が方如きの番号までも載せてあるようなので怖い。最近では、彼らは既に家内のガラケイまでにも魔の手を伸ばしてくるのだ。
この184と言い、匿名・流動型犯罪と言い、我が国はアメリカのような街中での治安が悪化したのではなくても、市民生活を脅かすような犯罪が増加傾向にあるのは嘆かわしいことである。我々高齢者も警戒おさおさ怠りなきよう過ごさねばならないようだ。警察も一刻も早く実力を発揮して、彼らのような悪質な犯罪者どもの元締めを摘発してほしいものだ。
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