野党とマスコミは屡々「強行採決」と言うが:
つい先頃のオリンピック・パラリンピックについてのオンライン会議での、IOC副会長とやらのJohn Coates氏の発言は誠に不愉快だった。失礼、コーツ副会長は「真正面からIOCのオリンピック開催の意向を、極めて解りやすい言葉で真っ向から表明しておられた」と言うべきだったかも知れない。だが、如何にIOCが思い上がっているかと同時に、我が国の関係者たちから侵すべからざる神聖なる存在の如くに崇め奉られているとは申せ「非常事態宣言があろうとも関係なく開催する」という言い方には呆れるだけで、言うべき言葉を知らなかった。
言葉を換えれば「IOCが開催すると決めた以上、主催都市とその国の側に如何なる悪材料が発生していようと開催するのである」と、ごく当たり前のことだと思って、IOCの意向をバッハ会長に代わって我が国にお伝え下さったと解釈するしかないのだった。これを野党とマスコミが屡々用いる表現を真似れば「強行開催」とでもなるのだろうか。要するに「IOCがそうと決めれば、何ものも何事も、それを遮ることなどあり得ないのだ」と解説されたのだ。強行採決にしたところで、多数決が原則である民主主義の下では「強行でも何でもない」と言えるのと同じ理屈だと思う。
私はIOCが雨が降ろうと槍が降ろうと開催すると言うだけであることの最大の理由の一つが、NBCからの中継放映権料であると思っている。彼らはそう表だって言わないだけであり、他の理由は後付けだと思っている。故に、私が既に傲慢だと切り捨てたオーストライリア人(カタカナ表記にご注意を)のコーツ副会長は、せめて小さな声で「実は此れ此れ然々で」と言えば少しは可愛げがあると認めてやるが、あの我が国を見下したような語り口には、反感を覚えるだけだ。
極論を言えば“vaccination”を何時まで経っても「ヴァクシナイション」というような発音をしている神経を疑うのだ。私は何人ものオーストラリアとニュージーランド人を知っているが、あれほど露骨にオーストラリア独特のアクセント(いうのか訛りというかは別して)を修正していないお方は珍しいような気がする。余計な揚げ足を取ったと思われたかも知れないが、私はあのコーツ氏の傲慢な態度を見れば、その上司であるトーマス・バッハ会長をワシントンポスト紙が“ripper-off”、即ち「ぼったくり男爵」と呼んだことが、今更ながら納得できるのだ。
マスコミには度胸がないから、自民党と公明党の政権がやることを直ぐに「強行採決」と誹るが、IOCのあの傲慢な姿勢を「IOCは強行開催へ」と報じるほど性根が据わっていないようだ。バッハ会長が何と言われるか、一度で良いから批判して試してみることくらい出来るのじゃないか。君等が尊敬するアメリカの有力地方紙、ワシントンポスト紙はやったじゃないか。
つい先頃のオリンピック・パラリンピックについてのオンライン会議での、IOC副会長とやらのJohn Coates氏の発言は誠に不愉快だった。失礼、コーツ副会長は「真正面からIOCのオリンピック開催の意向を、極めて解りやすい言葉で真っ向から表明しておられた」と言うべきだったかも知れない。だが、如何にIOCが思い上がっているかと同時に、我が国の関係者たちから侵すべからざる神聖なる存在の如くに崇め奉られているとは申せ「非常事態宣言があろうとも関係なく開催する」という言い方には呆れるだけで、言うべき言葉を知らなかった。
言葉を換えれば「IOCが開催すると決めた以上、主催都市とその国の側に如何なる悪材料が発生していようと開催するのである」と、ごく当たり前のことだと思って、IOCの意向をバッハ会長に代わって我が国にお伝え下さったと解釈するしかないのだった。これを野党とマスコミが屡々用いる表現を真似れば「強行開催」とでもなるのだろうか。要するに「IOCがそうと決めれば、何ものも何事も、それを遮ることなどあり得ないのだ」と解説されたのだ。強行採決にしたところで、多数決が原則である民主主義の下では「強行でも何でもない」と言えるのと同じ理屈だと思う。
私はIOCが雨が降ろうと槍が降ろうと開催すると言うだけであることの最大の理由の一つが、NBCからの中継放映権料であると思っている。彼らはそう表だって言わないだけであり、他の理由は後付けだと思っている。故に、私が既に傲慢だと切り捨てたオーストライリア人(カタカナ表記にご注意を)のコーツ副会長は、せめて小さな声で「実は此れ此れ然々で」と言えば少しは可愛げがあると認めてやるが、あの我が国を見下したような語り口には、反感を覚えるだけだ。
極論を言えば“vaccination”を何時まで経っても「ヴァクシナイション」というような発音をしている神経を疑うのだ。私は何人ものオーストラリアとニュージーランド人を知っているが、あれほど露骨にオーストラリア独特のアクセント(いうのか訛りというかは別して)を修正していないお方は珍しいような気がする。余計な揚げ足を取ったと思われたかも知れないが、私はあのコーツ氏の傲慢な態度を見れば、その上司であるトーマス・バッハ会長をワシントンポスト紙が“ripper-off”、即ち「ぼったくり男爵」と呼んだことが、今更ながら納得できるのだ。
マスコミには度胸がないから、自民党と公明党の政権がやることを直ぐに「強行採決」と誹るが、IOCのあの傲慢な姿勢を「IOCは強行開催へ」と報じるほど性根が据わっていないようだ。バッハ会長が何と言われるか、一度で良いから批判して試してみることくらい出来るのじゃないか。君等が尊敬するアメリカの有力地方紙、ワシントンポスト紙はやったじゃないか。
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