この世には色々なことがあるもの:
*クアッド:
これが意味することを私がクドクドとここで解説する必要はないと思う。だが、残念ながら「クアッド」と最初に聞いたときには、直ちにその基になっている英語の言葉が思い当たらなかった。そして思い当たったのが“quad”だった。「またカタカナ語批判か」とウンザリされないで、お読み頂けると有り難い。どの辞書を見ても発音は「クオド」か「クオード」であり「クアッド」とはなっていないのだ。何で勝手に「クアッド」としたか不思議ではなく「またやったか」と思った。
これは“quadruplet”(=四つ子)を意味するような言葉の略語であって、類似の単語に“quadruple”(四重の)等があり、何れも「クオド」と発音する方が多いのだ。誰が恣意的に“quad”を「クアッド」と発音して表記したのだろうかと思うと、またもやウンザリなのだ。同胞にインチキの表示を知らせる意義はないと思うが。
*大谷翔平君の二刀流:
私はこの表現はおかしいと何度か批判した。言うまでもない事で、講談風に言えば「その昔に宮本武蔵が両手に剣を持つ何とか流の使い手だったこと」にその起源があるのだろう。だが、大谷翔平君は右投げ左打ちではあるが、両手打ちではない。英語の表現でも“two-way player”となっているようだ。以前にも触れたが、わが国のフットボール界では攻守両面に出る選手を「両面」とは言うが、二刀流などとは呼んでいない。当たり前だろう。
事の序でに批判しておくと、報道機関では「リアル二刀流」などと大谷が同じ試合に投手で出て打席に入ることを、このように呼んでいる。“real”とはジーニアス英和には「実在する、(想像ではなく現実の)とある。Oxfordには“actually existing or happening and not imagined or pretended”とある。単語ばかり覚えさせるから、こんな取り違えた解釈をしてしまうのだ。彼らが言いたいのは「実際に投手と打者の両面で試合に出た」だろう。私が思い浮かべた単語は“actual”と“genuine”だったが「二刀流」自体がおかしいのだから、英単語などどうでも良いと思う。
*「ジョー」と「フミオ」と呼び合う間柄:
こんな事を正気で報じるか記事にする、報道機関の感覚のずれを冷笑したい。これまでに繰り返して説いてきたことで、アメリカやヨーロッパの多くの国の習慣(「文化」でも良いと思う)では「ファーストネーム・ベイシス」なのである。即ち、特に親しい間柄になったからファーストネームで呼び合うのではなく、そもそもがそういう習慣なのである。そう呼び合うからと言って、特別に親密な間柄という性質ではない。その昔に故中曽根首相が時のレーガン大統領と「ロン・ヤス」の間柄になったと、彼らは絶賛した。「何を言うのか」の思いだった。
故中曽根首相も、安倍晋三元首相も彼らの習慣に合わせておられただけのことだ。彼らは初対面でもファーストネームで呼び合うのだ。時には“How should I call you, Mr. Trump or Donald?”のように確認すべき場合もあるが、一般的には初めて出会ってもいきなり"Hi, Joe!”と言っても非礼ではないと思う。報道機関の方々は海外に駐在経験がある人が多いのだろうから、もう好い加減に我が同胞を欺くような姿勢で報じるのを止めたらどうだろう。我らがジョージ・ウエアーハウザーなどはMr. Weyerhaeuserと呼びかけられることを嫌って「ジョージと呼べ」と求める人だった。
岸田首相は電話会談の冒頭で“How may I call you, Mr. President or Joe?”と切り出されたのだろうか。尤も、こういう習慣に馴れていないと、初対面のアメリカ人等にいきなり“Hello, Barack!”などとは言いにくいものだと、経験からも良く解っている。
*クアッド:
これが意味することを私がクドクドとここで解説する必要はないと思う。だが、残念ながら「クアッド」と最初に聞いたときには、直ちにその基になっている英語の言葉が思い当たらなかった。そして思い当たったのが“quad”だった。「またカタカナ語批判か」とウンザリされないで、お読み頂けると有り難い。どの辞書を見ても発音は「クオド」か「クオード」であり「クアッド」とはなっていないのだ。何で勝手に「クアッド」としたか不思議ではなく「またやったか」と思った。
これは“quadruplet”(=四つ子)を意味するような言葉の略語であって、類似の単語に“quadruple”(四重の)等があり、何れも「クオド」と発音する方が多いのだ。誰が恣意的に“quad”を「クアッド」と発音して表記したのだろうかと思うと、またもやウンザリなのだ。同胞にインチキの表示を知らせる意義はないと思うが。
*大谷翔平君の二刀流:
私はこの表現はおかしいと何度か批判した。言うまでもない事で、講談風に言えば「その昔に宮本武蔵が両手に剣を持つ何とか流の使い手だったこと」にその起源があるのだろう。だが、大谷翔平君は右投げ左打ちではあるが、両手打ちではない。英語の表現でも“two-way player”となっているようだ。以前にも触れたが、わが国のフットボール界では攻守両面に出る選手を「両面」とは言うが、二刀流などとは呼んでいない。当たり前だろう。
事の序でに批判しておくと、報道機関では「リアル二刀流」などと大谷が同じ試合に投手で出て打席に入ることを、このように呼んでいる。“real”とはジーニアス英和には「実在する、(想像ではなく現実の)とある。Oxfordには“actually existing or happening and not imagined or pretended”とある。単語ばかり覚えさせるから、こんな取り違えた解釈をしてしまうのだ。彼らが言いたいのは「実際に投手と打者の両面で試合に出た」だろう。私が思い浮かべた単語は“actual”と“genuine”だったが「二刀流」自体がおかしいのだから、英単語などどうでも良いと思う。
*「ジョー」と「フミオ」と呼び合う間柄:
こんな事を正気で報じるか記事にする、報道機関の感覚のずれを冷笑したい。これまでに繰り返して説いてきたことで、アメリカやヨーロッパの多くの国の習慣(「文化」でも良いと思う)では「ファーストネーム・ベイシス」なのである。即ち、特に親しい間柄になったからファーストネームで呼び合うのではなく、そもそもがそういう習慣なのである。そう呼び合うからと言って、特別に親密な間柄という性質ではない。その昔に故中曽根首相が時のレーガン大統領と「ロン・ヤス」の間柄になったと、彼らは絶賛した。「何を言うのか」の思いだった。
故中曽根首相も、安倍晋三元首相も彼らの習慣に合わせておられただけのことだ。彼らは初対面でもファーストネームで呼び合うのだ。時には“How should I call you, Mr. Trump or Donald?”のように確認すべき場合もあるが、一般的には初めて出会ってもいきなり"Hi, Joe!”と言っても非礼ではないと思う。報道機関の方々は海外に駐在経験がある人が多いのだろうから、もう好い加減に我が同胞を欺くような姿勢で報じるのを止めたらどうだろう。我らがジョージ・ウエアーハウザーなどはMr. Weyerhaeuserと呼びかけられることを嫌って「ジョージと呼べ」と求める人だった。
岸田首相は電話会談の冒頭で“How may I call you, Mr. President or Joe?”と切り出されたのだろうか。尤も、こういう習慣に馴れていないと、初対面のアメリカ人等にいきなり“Hello, Barack!”などとは言いにくいものだと、経験からも良く解っている。
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