それだけの話なのだけど:
我が道を行く:
先日、昼前に高田馬場駅前でジムからの帰りのバス待ちをしていた。すると、目白方面から駅前を横断する道路を救急車が駅の方向にサイレンを鳴らして迫ってきた。すると、早稲田通りとの交差点で信号が赤になった。救急車は「赤信号を通過します」と何度も拡声器で知らせた。
だが、その交差点の横断歩道を、目の前の青信号(何故か英語はgreen lightだ)を見た買い物車を押した高齢と見える女性が、救急車には見向きもせず悠々と横断を始めたのだった、横断歩道の両端には歩行者が一斉に立ち止まっていても。この様子を見た数名がバス停の付近に立ち止まって「何だ。あの人は。救急車を止めてしまうとは」と囁きあっていた。
当方も救急車はどのように対応するかと見守っていると、交差点の途中で止まって女性の横断が終わるのを待ってから、サイレンを鳴らして進んでいった。その女性はさらに私が利用するバスが来ているのが見えたようで、慌てた様子もなくバスに乗り込んできた。しかも、私と同じところで降りて、同じ棟に入ってきたのだった。凄い人だと思ったが、全く知らない顔だった。ただ、これだけの話だが。
これは病気じゃないよ:
90歳になった頃から、背中を中心に全身の至る所が痒くなる現象に悩まされるようになった。特に、冬場の乾燥機期では最悪なのだ。リビングルームの私専用のテーブルの上には「リンデロンV」、「プロペト」、「ワセリン」、「馬油クリーム」等が所狭しとばかりに並んでいる。中でも「馬油クリーム」は何気なく最悪の背中に塗ったら効果があったようだったが、時と共に「効用逓減」となった。
今年の冬場は特に具合が悪いので先日、37年も診ていただいてきたSクリニックに大先生の出番の日に出かけて行った。先生は何も訴える前に何時ものように血圧を測られ、聴診器をあてて「うん。チャンと心臓は動いていて問題ない。ところで?」となったので、まずは背中を診ていただいた。
診断は「これは貴方の年齢では仕方がないことだ。内科的なものじゃない。うちは皮膚科ではないので保湿剤は置いていないから、掛かりつけの薬局にでも行って適当な保湿剤を買って手当てしなさい」だった。そして、結果として私のテーブルの上にはK社のNベアのクリームが増えることになった。それだけの話だ。
モーツァルトの効用逓減か:
毎朝ブログを更新する時には、ここ1年ほどの間はBGMにモーツァルトを流し続けてきた。そうすることで、アクセスが好調になるから。確かに、あの音楽は聞こえてくるだけでも安心感があり、衰えてきた頭も指先も好調に滑らかに動くのだった。だが、ここ2~3週間ほどアクセスは思わしくない。
浅墓にも、モーツァルトの有効期限が切れたかと思い込んで、対応策に英雄ポロネーズが入ったショパンに切り替えても事態は好転しなかった。そこで、問題をBGMのせいにするのは宜しくないと猛省して、今朝からモーツァルトに戻してみたし、取り上げる話題にも新機軸を打ち出したつもりなのだ。それだけの話だが。
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