余りのオーバーツーリズムが起こす禍(ワザワイ):
近頃、幾つかのテレビ局が「冬場を中心にして外国人観光客が溢れ返っている、北海道のニセコや長野の白馬村」を取り上げて報じているのを見た。そういう番組の狙いが「インバウンド様の恩恵に浴していることを伝えたいのか、地元の“too much overtourism”を嘆く声を伝えたいのか」は私には読み切れなかった。
だが、円安を好都合か絶好の機会と捉えてやってくる無数の外国人に、豪華な(=高価な)ホテルと食事を楽しまれて物価は高騰するし、地元民の食材が不足して価格が高騰するし、不法投棄のごみの始末に困るし、救急車を外国人のスキー客に使われてしまうし、外国人が不動産を購入することを制限する法律もないので買いまくられ固定資産税が上がるし等の為に、敢えてカタカナ語を使えば地元に何らのメリットがない状態。
その様子を見て、直ぐに思い当たったことはと言えば、地元の施設等々はすべて地元民が納めた税金(に政府からの地方交付金もあるか)で建設され、運営費が賄われているのにも拘わらず、精々飲み食いと宿泊代等にかかる消費税くらいしか負担していない異邦人どもに好き勝手に使われているのだ。これが不当であり不公平であると言わずしてどうする。
富士山が滅茶苦茶な登山をする異邦人に荒らされて大迷惑となり、ついに僅か2千円だったかの入山料を徴収するようになったようだと記憶する。少なすぎる。いや、外国人に対して甘すぎる。整然たる規制を設けて、経費を賄うに足る外国人からの登山料金を設けても良いと思う。それは、彼らは日本国への納税者ではないのだから。
私は我が国では上から(って誰だろう?)下まで、外国人を丁寧に丁重に扱いすぎていると思っている。都内でJRに乗れば掲示に「日本語、英語、ハングル、中国の簡易体の漢字が出てくるし、都営でも私営のバスでも英語とハングルと中国の文字が出てくる。これほど親切な国は日本以外には見たことがない。彼らに漬け込む隙を与えすぎではと懸念している。
親切なのは我が国の美徳だから良いとしても、税金を払っていない外国人を無税で優遇する必要があるのかと言いたい。白馬で膨大な量のアルミの空き缶の処理に苦しんでいるという絵を見て「礼儀知らずの非知識階級の外国人の訪問お断り」くらいの強硬姿勢を取らせてあげたら如何かと、一人秘かに義憤を感じていた。彼らに親切にすることと、廃棄物処理の規制をかけるのは切り離して考えても良いだろう。
石破内閣には菅内閣時代から引き継いだ「インバウンド様が使って下さるお金からの収入に依存するような貧弱な税収の態勢」を早く改善できるような、日本再生と地方創生の政策を可及的速やかに講じてもらいたいと切に希望する。同時に、地方に犠牲を強いる結果にならないように、インバウンド様からの徴収できる税制と料金の仕組みを考えるべきではないかと進言したい。
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