学びの森フェスティバル 中部学院会場での展示という事で
小品展示を行いました♪
リーマンショック以来の不況という事で
これまで参加してもらってきた子達も、就職活動やら何やらでなかなか誘えなくなって
少し淋しい感じかな。
しかし、こうした状況は必ず来ると分かっていたんだよね
だから、それ故にたとえ数百円でも小品を購買することに力を注ぎ、
経済的にも物理的にも何より精神的にも意味が大きいことを語り続けてきた。
何時か、みんなが振り返った時に大きな経験が出来たと気付いてもらえたら嬉しいよね。
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きっと学校での美術教育の場で作品販売に付いて語ってみても
なかなか行動に移すことは出来ないであろうね。
売れなかったときのショックが生徒と教員のプライドを傷つけ
その影響の大きさに対応しきれないから。
教える側の作品が売れなかった時、
学ぶ側が売れなかった時、
教員だけ売れて生徒が売れない時、
生徒だけ売れて教員が売れない時、
何を語れば良いのか分からなくて対応しきれないでしょう。
少なくとも、教科書には載ってませんから。。。
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「楽しければ良い」と言う答えも確かにあるけど、それだけでは進歩や成長は望めない。
失敗も成功も肌身で経験して、何度倒れても立ち上がる情熱も育まれる。
また、そうしたひたむきな姿を見せ続ければ、
それを暖かく見守てくれている人が必ず現れると信じる気持ち。
そして同じ境遇の作者を見かけたら励ましたくなる気持ち。
そんな暖かいやり取りが人間の営み(経済活動)の根源にあることを悟る事になるだろう。
社会にとっての芸術の意味もそこにあると思う。
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恒例の「はんこ作りのワークショップ」
教室に就業時間を定めて一斉教育する形ではないこのワークショップでは
行き交う人達に興味をもってもらい、若干の教材費も金銭的にお願いする訳で
呼び止める勇気から始まります。
授業教案でいうところの導入ですね。
非常に高等な技術です。
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野外では、毎年参加してもらっている安藤君のシンセサイザーの演奏会。
彼も別に仕事をし生活費を稼ぎながら作曲、演奏活動を続けています。
今の課題としては、自作の曲がどういう客層に受け入れられているか。
冷静にその反応を分析しながら、活路を見つけて行くことにあるようです。
人脈を構築して行くにしても、作品の付加価値を客観的に理解していなければ
売り込みなんて出来ませんからね。
自分が求められている環境を探す。そこに活路がある。
人への思いやりの気持ち、感謝の気持ちが高まれば、自ずと道が開けそうな、
そんな可能性のある演奏なので、苦しい中でも飛躍出来そうな期待を感じさせてくれます。
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清水さん、今回飛び入りでMCを勤めてもらえました♪
少し気弱なところもあるけど、見た目と異なり、
度胸があると言うか。自立心旺盛なところもあるのね。
大学でビジュアルデザインを専攻しているそうだけど
ファインアート的な持論もありそう。
情熱をぶつけられる様な目標が見つかるときっと大きく化けそうな気がするな♪