水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

ほうこく

2006-07-24 23:47:27 | 「学びの森」での美術展
7月22日

夜9時に喫茶店に集まってN君の岐阜市役所での報告会を行いました。

報告内容は、下記の通り。。。。




市役所の公園整備課に行ったものの、担当者が変わっていて、去年おこなったイベントのことも知らなくて大変でした。

M先生の名刺を出して、昨年、お世話になったO氏さんの名刺を出したところ対応してもらえた。

清水緑地の使用に付いては、展覧会会期前に信長祭り、中山道祭り、のイベントがありますが問題ないとのことで、蛍のエリアに付いては使用を絶対禁止。

(あと、施設使用許可書、減免後援使用届の2枚を貰ってくる)



担当者が変わっていることは予想していましたが、N君にしてみればイレギュラーな出来事で相当慌てたかもしれませんね。

まぁ、その為に、M先生の名刺その他を持たせてはあったのですが、慣れていないとそこで引き下がってきてしまうものだし、ましてや、昨年の担当者の名刺がでてくるところなんかは、よく頑張ったよね。

でも、よくをいえば次回から話をする時は出来るだけ、そうした人脈が見える様な名刺とか見せること無く話ができるように、考えてみてほしいかな。

それが、独自に行動を起こせるようになる基本的なスキルに繋がってゆくと思うから。

アーティストは基本的に独りですし、現代美術やコンテンポラリーな視点に立ち発言する以上、時として、孤立し孤独を味わうことも覚悟しなければいけない場合があります。(僕の経験上)自ら望まなくても、孤独に立ち返らざるをえない時が必ず来ます。

そんなとき、ご自身に何が残っているか想像してみてください。

きっと、ハラハラドキドキし夜も眠れなくなるぐらい緊張し悩んだ経験しか残っていないでしょう。

また、それこそが個性的な主義主張の本質につながるのではないでしょうか。

うちあわせ

2006-07-17 21:14:37 | 「学びの森」での美術展
7月14日
夜9時に村上記念病院前のコメダ(喫茶店)にて会合。

先日のブログにも記載しましたが、今年の清水緑地(岐阜市加納)での展示の窓口は、若手の作家の子にお願いすることに。

もちろん、僕たちサイドで岐阜市役所へ提出する書面などの確認は行いますが、その書類の提出と先方の用件をうかがってくることで、今回の展示の窓口として運営に関わってもらいたいと思っています。

       

昨年度の関連書類の引き継ぎ

       


若手の作家、といいますか、ほとんどの作家がアルバイトをしながらの作家活動で頑張っています。軽作業とかお店の店員をしながら。

そうした状況で頑張っているのですから、どうしても、ホワイトカラー的な接し方が出来なくなってきます。市役所とかに話をしてくることとか、全く機会がないと言うのが現実です。

でも、しかし、現代美術とかコンテンポラリーアートとかは、少なからず現代社会の有り様に関心を持ちながら発言して行くことになるのですから、必要なスキルであることに間違いはありません。

ですから、早い段階(若いうちに)できるだけ多くの公の場での経験をしておくことが大切だと思うのです。


余談ですが。。。
僕の経験から言うと、そうした経験の乏しい作家は内弁慶的なところがあって、世の中に不平不満を言っているだけの人が多かったです。
また、意外にそんな不平不満を、良い意味での批判的な精神と勘違いして意固地に引きこもっている作家擬が数知れずいました。(みじめです)


もちろん、いきなり市役所に行って話をしてこいと言っても出来るわけがありません。

慣れた人が一緒に行って場慣れすることが必要ですし、はじめのうちは窓口を紹介し引き継ぎもしてあげなければ話を切り出すことも難しいでしょう。

そんなわけで、今回手伝ってもらうN君(若手の作家)には、昨年の岐阜市役所での打ち合わせに、場慣れをしてもらうことを目的に同席してもらっていたんですね。

また、彼が話をする段取りとして、昨年担当されていた美術の教員の方に名刺をいただいて「N君ですがお世話いただきます」と書いていただき、その名刺を持って市役所まわりをしてもらうことにし、

仮に何か難しいことを言われても、分からないことがあれば「先生方にうかがってきます」といって逃げておいで、と、指示してあるのでN君としても精神的に相当楽にうかがえるとおもいます。

あとは彼次第です。頑張ってN君!

方向性2

2006-07-15 14:46:55 | 「学びの森」での美術展
この数年。

「岐阜駅600m」を活用した美術展
河川法の許可を必要とした岐阜駅南口広場の「鮎の池」
「清水緑地」
「花フェスタ2005ぎふ」での美術展、

などに関わってきて

岐阜県の元教育長の吉田豊氏、曰く「今までに聞いた事も見た事も無い、前代未聞の展覧会を実現させた彼らを評価したい」とお言葉をいただいたのは僕たちにとってこの上ない誉れだった様の思います。

とは言っても、僕にできたことは全体の方向性を提言する事で、それを極力、即答の形で示す事を心がけただけでしたが。

方向性を示すという事は、僕の場合、自分の制作で経験してきた事をもとに、どのように問題を解決してきたかを作品の記録を通して語る事であり、そうした問題を克服してゆく中で得られた理想とも言うべきビジョンを、揺るがない心で理念として語ることでした。

正直、地位や名誉には全く興味がないので「学びの森」での美術展もそうしたこれまでの方向性を語り、楽しく盛り上がってゆければと思う。

方向性

2006-07-12 13:29:53 | 「学びの森」での美術展
さて、各務原市役所での提案をしたので、この後の段取りを考えねば。

各務原市の「学びの森」は基本的に岐阜駅600mでの展示をメイン会場とした構想計画なので、これまで行ってきた岐阜駅南口広場での壁泉での展示や岐阜市加納の清水緑地での展示も継続して行っておきたい。

でも、こうしたやり方で回数を重ねれば今以上に仕事量が増えてゆく、現実的に無理です。

ですから、当初から提案していた通り、それぞれの会場に担当者を置き、アートコミュニティー的な集まりとして運営してゆく方向で役割分担を考えないといけないと思う。

ただ、こうした役割分担と言うと利権問題が生じてくるようにも思うし、アートコミュニティーを私的なテリトリー化をされては、今後の展望を望めなくなる。

だから、できるだけ若手(若手の作家や学生とか)に任せる事が望ましい。

もちろん、会場使用の手配や手続きなど知識や経験を必要とする部分に付いては大人がサポートにまわる形で盛り上げてゆく事が重要だ。

例えば、音頭をとるのは年配の方で、中堅どころが相談役になり、実施運営は若手の力で。。。。

次世代を担う若者達を育てるという位置づけに何とかできないものかな。

そこに環境芸術を志す作家の受け皿的な基盤が出来上がってくるように思う。

各務原市役所にて1

2006-07-08 12:31:46 | 「学びの森」での美術展
7月7日

各務原市の「学びの森」の美術展の提案という事で各務原市役所に行ってきました。

知人から色々と窓口を紹介してもらえるよう話を進めておりましたが、なかなか連絡が取れず、
結局、日程的な関係から独自に話を切り出すことにしました。

       

市役所の受付窓口で用件を説明し「水と緑推進課」を紹介してもらい野外美術展の説明を行いました。

       

10月27日からの日程で話をしたところ、各務原市の方でもその件でイベントを企画しているとかで「これは難しいのかな?」と思いきや、先方から「イベントの趣旨と美術展とが合致しているので、会場が盛り上がりますよね」というご返答。

すかさず「イベントの中に加えていただき、広報誌とか何かしらの形で美術展を紹介してもらえると。。。」と話を切り出したところ「いいですね!」との反応でした。

       

ちなみに今回の訪問では、美術展開催の可能性を探る程度のつもりで伺いに行っただけで、厳しいことを言われたら「とりあえず一度、企画書を作成しますのでご検討を。。。。」とワンクッションおいて、話を立ち消えにしないよう、できるだけ引っ張るつもりだったのですが、思わぬ好反応にやれやれと肩となで下ろした次第です。(笑)



今回の美術展では、この数年行ってきたJR岐阜駅高架下施設600mでの美術展を新たに展開させたい気持ちがあります。

これは、日本の都道府県で3番目に広い岐阜県での全県美術館構想の第一歩になると思っています。

県庁所在地である岐阜市のJR岐阜駅を基軸にして、他の市町村にまたがる形での初の試みになり難しい感じもしますが。

将来的には、

岐阜県の大和町や池田町で行われている野外美術展や
中津川市(蛭川村)での「石彫の集い」
郡上八幡で行われている「彫刻村」

などで頑張っている方々とも連携して

2年に一度の 岐阜美エンナーレ
3年に一度の 岐阜都リエンナーレ
4年に一度の 織(古田織部)エンナーレ

とかのキャッチで岐阜県全県をあげた芸術祭につながればと期待しています。

そこに岐阜県文化奨励賞みたいな形で、そうした活動を行ってきた彼らに岐阜県として評価してあげれる機会ができれば。。。。と、夢は広がるばかりです。

(すでに全国的にも草分け的な芸術活動の実績があるのですから、比較的容易なプランのように思います。)